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ヴェネチア・ビエンナーレ2026開催へ。日本館は設立70周年に

  • 2026.4.19

「第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展」がいよいよ開幕します。日本館設立70周年という節目でもある今回、その見どころをご紹介します。

アートのオリンピックは未来を見せてくれますか

2021年、ルクセンブルクのジャン大公近代美術館による企画展「ポスト・キャピタル」より、医さんの展示風景。 Ei Arakawa, 2021 installation view at Post-Capital, The Grand Duke Jean Museum of Modern Art,Luxembourg Photo: Rémi Villaggi, Courtesy of the artist

ヴェネチア・ビエンナーレは世界最大かつ最も注目される現代アートの祭典。2年に一度、イタリアのヴェネチアを舞台に初夏からおよそ半年間の会期で開催されます。

大きく3つの地域で展開。国ごとの常設パビリオンが並び、国別対抗展示をするジャルディーニ地区、各アーティストが混然となって展示するアルセナーレ地区、さらにヴェネチアの街中や島での展示があります。

そして審査員によって、金獅子賞、銀獅子賞などが選ばれるので、「現代アートのオリンピック」の異名を持ちます。今年と2028年、’30年、ブルガリがエクスクルーシブパートナーを務めることが決まり、その華やかさが増すことでしょう。

2021年ロンドンのテートモダンでの医さんの展示《メガどうぞご自由にお描きください》。 Ei Arakawa, Mega Please Draw Freely, 2021 installation/performance view Tate Modern, London, Photo: Brotherton-Lock Courtesy of the artist

日本は1952年に初公式参加、’56年にル・コルビュジエの弟子の吉阪隆正さん設計の日本館が完成しました。

その70周年となる今回の出展作家はアメリカ在住の荒川ナッシュ医(えい)さん。キュレーターは香港のCHAT*館長の高橋瑞木さん、シンガポール国立美術館で要職を務める堀川理沙さん。

出展作品は赤ちゃんが鍵を握ることに!? The Arakawa-Nash twins have inspired the concept and motifs of this exhibition.Photo: Ei Arakawa-Nash

医さんはパフォーマンスによって、「私」という主体を再定義、解放してきました。今回は赤ちゃんの視点や声を通して、子どもたちの未来、移民やその共同体、LGBTQの子育てを考える作品になるそうです。

日本館。ブリヂストン創業者、石橋正二郎さんの寄付により建設。 (C)PEPPE MAISTO

「第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館」
会期/2026年5月9日(土)~11月22日(日)
会場/日本館(ビエンナーレ会場 ジャルディーニ地区内)
主催/コミッショナー:国際交流基金
URL(日本館公式ウェブサイト)/venezia-biennale-japan.jpf.go.jp/j

*香港のアートセンター「CHAT(Centre for Heritage, Arts and Textile)」

初出:リシェスNo.55 2026年3月27日発売

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