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東京文化会館のラストオペラはムーティ父娘(おやこ)による『ドン・ジョヴァンニ』

  • 2026.4.18
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2026年5月から大規模改修工事で長期休館に入る東京文化会館。その直前となる4月26日(日)より、リッカルド・ムーティ指揮のオペラ『ドン・ジョヴァンニ』がいよいよ初日を迎えます。トリノ王立歌劇場とパレルモ・マッシモ劇場の共同制作となる本プロダクション。マエストロの愛娘であるキアラ・ムーティが演出を担当し、親子のタッグでおくる特別な公演の情報をお届けします。

日本でのオペラ上演史上、記念碑的なスペシャル公演

リッカルド・ムーティ。 Naoya Ikegami / Spring Festival in Tokyo

この5月から長期休館に入る東京文化会館。その直前、現在のホールで上演される最後のオペラがリッカルド・ムーティの指揮による『ドン・ジョヴァンニ』です。近年は演出を伴うオペラ公演を指揮することはまれなムーティ。日本では2016年のウィーン国立歌劇場『フィガロの結婚』以来となる貴重な機会です。

リッカルド・ムーティ。 Toru Hiraiwa

公演開催の記者会見を「私の日本への愛について」から語り始めたマエストロ。モーツァルトのオペラでも「ダ・ポンテ3部作」と呼ばれる人気作のうち『コジ・ファン・トゥッテ』を’08年、『フィガロの結婚』は’16年に日本で指揮しています。今回の『ドン・ジョヴァンニ』で、日本での3部作指揮が完結するという特筆すべき機会でもあります。

演出のキアラ・ムーティ。「ドン・ジョヴァンニは永遠に自由な存在。我々は道徳の糸につられた操り人形であり、彼は永遠へと昇りゆく自由意志です」と本作を解説します。 Silvia Lelli

今回のプロダクションはトリノ王立歌劇場とパレルモ・マッシモ劇場の共同制作で、マエストロの愛娘であるキアラ・ムーティによるもの。舞台装置や衣裳はトリノから借り、過去にトリノまたはパレルモでの出演経験がある歌手を招いています。「文化会館の栄光ある時代を締めくくる最後のオペラであることは、私にとって大きな名誉です。改修後にはまた立ち戻り、日本の観客の本物で生き生きとした熱意に浸りたい」とキアラも思いを寄せています。

好評を博したトリノ王立歌劇場の公演(2022年)から。 Andrea Macchia / Teatro Regio Torino

オペラ『ドン・ジョヴァンニ』 作曲W.A. モーツァルト
会期/2026年4月26日(日)、29日(水・祝)、5月1日(金)全て14:00開演
会場/東京文化会館(上野)
チケット/S席¥59,000〜E席¥15,000
上演時間/約3時間35分(休憩1回含む)
指揮/リッカルド・ムーティ
演出/キアラ・ムーティ
出演者(予定)/【ドン・ジョヴァンニ】ルカ・ミケレッティ 【ドンナ・アンナ】マリア・グラツィア・スキアーヴォ 他
URL/www.nbs.or.jp/stages/2026/dongiovanni

初出:リシェスNo.55 2026年3月27日発売

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