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ふっくらとしたシマエナガも見納め?命をつなぐ「ふっかふか」な春の準備【写真5枚・北海道のかわいい動物たち①】

  • 2026.4.14

今週もインスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトに寄せられた、みなさまからのお写真をご紹介します。(2026年4月6日〜4月10日ピックアップ分・前編)

北海道はまるで「道の駅」のよう?

Sitakke
撮影:@hiro1221kwさん

遠くの空から「コーコー…」という声がして見上げると、北へと向かうハクチョウの群れがいた、という季節になりました。

宮城県の伊豆沼などで冬を過ごしたオオハクチョウは、時速60〜80キロメートルで空を進み1日に数100キロメートルを移動しながら北へ向かいます。

北海道で羽を休めたハクチョウたちが、次に向かうのは約200〜400キロメートルの海を越えてサハリン。

そして1000キロメートル先のアムール川流域など、さらにその先のシベリアなどへと旅は続きます。
総距離は2000〜4000キロメートル。

昼は太陽を、夜は星を頼りに見えない空の道をたどっていきます。

北へ向かう渡り鳥たちにとって北海道は、長い旅の途中でゆったりとくつろぐことができる「道の駅」のような場所なのかもしれませんね。

いま北海道で見ることができる姿は、その壮大な旅のほんの途中です。

ボクの「勝負服」ステキでしょ!

Sitakke
撮影:@kakko_ayさん

本州から繁殖のために北海道へやってきた、こちらはオシドリのオスです。
美しい羽はメスに選ばれるための「勝負服」で、春になるといちばん華やかな姿になります。

仲の良い夫婦のたとえで「おしどり夫婦」といいますが――実はオシドリ、毎年パートナーを変えることが多い鳥。
しかも子育てはメスにおまかせです。

オシドリは木の洞に巣をつくり、春には7〜12羽ほどのヒナが誕生。
木の上で生まれたヒナたちは地面へと飛び降りて(落ちて)水辺へ向かいます。

見た目はとても仲よしそう、でも実際はちょっと違う。
そんなギャップもオシドリの魅力のひとつです。

えっ!どっちの季節? 冬から春への途中です

Sitakke
撮影:@tachan_mamesuke_さん

冬のあいだ、真っ白な姿で雪にとけ込んでいたエゾユキウサギにも、茶褐色の夏毛への「衣替え」が始まっているようですねー。

この毛の色の変化、まわりの色や気温の上昇などとは関係なく、「日の長さ」の変化によってスイッチが入る仕組みなのだそう。
なので、まだ雪が残っているのに茶色くなってしまい、白い景色の中で茶色のカラダが目立ってしまうことも。

またエゾユキウサギは、本来は夜に活動する動物。
昼間にこうして姿を見せてくれるのは、ちょっとめずらしくなんとなくボーっとしていることも多いのです。

いまはカラダの色も行動もどこか「途中」で、冬と春がまざりあう、そんなひとときです。

シマエナガ…命をつなぐ準備です

Sitakke
Sitakke
撮影:@rinos_2024さん

ふっくらとしたシマエナガの姿も終わり、これからは巣づくりの季節。
鳥の羽や動物の毛、苔やクモの巣を集めて、伸び縮みするニット帽のような巣をていねいに作り上げます。

巣の外側の色は本当に見事に木と同じ色合いに、中は鳥の羽でふっかふかに、オスとメスが協力して巣を作り上げます。

それでもなお、完成した巣の7〜8割ほどはカラスなど襲われ、中にヒナがいれば命を落としてしまいます。

巣がカラスに襲われるきっかけが、人間の行動だったりする場合もあります。

シマエナガの子育ての様子を撮影しようとして、巣のすぐ下で三脚にカメラをつけてずっと待っていたりすると、アタマの良いカラスに「あそこに何かあるな…」と感づかれてしまい、その後にシマエナガの巣が襲われてしまうということも、しばしば(本当に多いのです)。

カラスにしても子育てのまっただ中なので悪くはいえないのですが、少なくともシマエナガの巣が壊されるきっかけを人間がつくってしまわぬようにしたいものです。

***

後編の記事では
・おなかの中にも「春」が宿ってます
・2026年3月のMVPが決定!
の写真をお届けします。

◆「北海道3大かわいい動物」プロジェクト
インスタグラム やSitakkeの記事で発信中

◆文:「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
1987年からカメラマンとして北海道の自然や野生生物の撮影を始める。アメリカのイエローストーン国立公園やカトマイ国立公園、デナリ国立公園で野生生物、マレーシア・ボルネオ島でオランウータン、アオウミガメの取材も経験。2020年から「北海道3大かわいい動物」プロジェクトを主催。

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