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【短編ホラー漫画】“人を呪わば穴二つ” おまじないが招いた惨劇とまさかの逆転劇!?【作者にインタビュー】

  • 2026.4.12
「リリベルちゃん」 作:誰でもない(@daredemonaidare)
「リリベルちゃん」 作:誰でもない(@daredemonaidare)

小学校で流行する、相手に罰を与える妖精のおまじない。いじめを受ける女の子が一縷(いちる)の望みをかけておまじないを繰り返したら、その効果は想像を超えるものになってしまい――。

「想定外」「予測不能」なショートホラー漫画をSNSに公開している、誰でもない( @daredemonaidare )さん。2024年4月に公開されたオリジナル作品「リリベルちゃん」は、小学校を舞台に、ささやかな仕返しを行う妖精“リリベルちゃん”が引き起こす恐怖の事態を描いた作品だ。作者の誰でもないさんに、本作のアイデアやホラーを描くうえでの意識を取材した。

恐怖の連鎖と、死に結びつく怪異の正体

「リリベルちゃん」01 作:誰でもない(@daredemonaidare)
「リリベルちゃん」01 作:誰でもない(@daredemonaidare)
「リリベルちゃん」02 作:誰でもない(@daredemonaidare)
「リリベルちゃん」02 作:誰でもない(@daredemonaidare)
「リリベルちゃん」03 作:誰でもない(@daredemonaidare)
「リリベルちゃん」03 作:誰でもない(@daredemonaidare)

小学生の間で広まる仕返しのおまじない「リリベルちゃん」は、本来であれば軽い罰で済むはずの遊びであった。しかし、凄惨ないじめを受けた春香と彩が繰り返しそれを用いたことで、物語は思いがけない方向へと転じる。罰は相手に下るどころか自分たちへ跳ね返り、事故という現実的な恐怖にまで発展する展開は、日常と異常の境界を曖昧にするものである。

作者の誰でもないさんは、本作「リリベルちゃん」の着想について「子供に流行るような軽いおまじないから怖いことが起きる、というものを描こうと思ったのがきっかけです」と語り、そのギャップにこそ本作の核があると示す。

物語での印象的な場面として「事故のあと、ガチャッと車から降りてくる相沢さんの表情の怖さですかね。その表情の理由は死に怯えていたゆえにだった」と振り返る誰でもないさん。恐怖の正体が単なる加害性ではなく“死への恐れ”に根差している点を強調する。

さらに、物語の根底には“人を呪わば穴二つ”という思想が据えられ、加害と被害の反転を通じて因果の重さが浮かびあがる。そして怪異の捉え方については「怖いという感情は、辿っていくとすべて『死』に繋がるものなので、死と人間を繋ぐ流れを具現化した姿が怪異なんだと思います」と述べ、人間の感情と怪異が不可分であることを示唆していると教えてくれた。

取材協力:誰でもない(@daredemonaidare)

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