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電話で「パンチくんは出てますか」の確認相次ぐ? 市川市動植物園の回答は

  • 2026.4.12
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絶好のお出かけ日和となった11日土曜日の市川市動植物園(千葉県)は、公式Xによると入園者数が約3,400人。これだけの人数でも渋滞なし、駐車場も空きあり、入園列も短いという穴場の状態だったようです。しかし、そんな穏やかな状況とは裏腹に、園には頻繁にかかってくる電話があるといいます。それは、ある「スター」に関する問い合わせです。

問い合わせへの答えは「パンチ次第」

「今日、パンチくんはサル山に出てますか?」

こんな問い合わせの電話が、市川市動植物園に増えているそうです。その電話に対してどう答えているのか…、公式Xの〝中の人〟の回答は次のような内容でした。

公式Xより:「サル山と室内とは出入り自由なので、お答えとしては『パンチ次第です』です。ご理解お願いします」

パンチくんが太陽の下で遊ぶのか、室内で過ごすのか。それを決めるのは、飼育員でも来園者でもなく、パンチくんなのです。

「パンチくんは今どこ?」その電話が現場の負担に

市川市動植物園のサル山は、サルが室内外を自由に出入りできる構造になっています。そのため、パンチくんが今どこにいるかは「パンチくん次第」。誰にも予測はできません。

現在、園は週末の多くのお客様への対応や動物たちのお世話で手一杯の状態です。そこに「いま、パンチは出ていますか」という問い合わせが重なれば、本来の業務に支障をきたしかねません。また、万が一電話で「出ています」という回答を得られたとしても、到着するころにはパンチくんが昼寝のために室内へ戻っていることだってあります。

「会えたらラッキー、会えなくてもパンチくんはどこかで元気にしている」。そんなゆとりを持って来園することが、多忙な園を支える一番の近道です。不要不急の電話を控えることは、巡り巡ってパンチくんと飼育員たちの穏やかな日常を守ることに繋がっています。

週末の市川を楽しむなら「ゆとり」を持って

この日の市川市動植物園は、入場規制もなく、特に午前中は比較的人出が落ち着いていたようです。週末にしては、ゆったりと過ごせる状況だったのではないでしょうか。

お目当てのパンチくんに会えるかどうかは、まさにパンチくんの気分次第。もし姿が見えなかったとしても、それはパンチくんが自分にとって一番心地よい場所で、誰にも邪魔されずくつろいでいる証拠です。

サル山で、もしパンチくんに会えなかったとしても、ほかのサルたちを観察しながら、そんなパンチくんの自由な時間を想像すれば、十分楽しい時間を過ごせるのではないでしょうか。

ライターコメント

市川まで足を運んだからには、何としてもパンチくんに会いたい!という気持ち、本当によく分かります。でも、パンチくんは生きている動物です。「会えたらラッキー!」くらいの軽やかな気持ちで門をくぐるのが、パンチくんにも、そして多忙な飼育員さんたちにとっても、一番の応援の形なのかもしれません。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

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