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「逃げるように姿消す」は最悪 保育園でギャン泣きする子どもを預けるときにやりがちな4つのNG行為

  • 2026.4.12
子どもを保育園に上手に預けるコツは?(画像はイメージ)
子どもを保育園に上手に預けるコツは?(画像はイメージ)

この春から保育園を利用するようになった人は多いと思います。私は現在、保育園で週1~2回働いていますが、朝、園で次のような光景をよく見掛けます。

親「よろしくお願いいたします」

保育士「はい、お預かりします」

何だか手荷物を預けるような会話です。わが子は保育園の玄関でもギャン泣きし、親は後ろ髪を引かれながら会社に行くというケースは珍しくありません。

生まれた瞬間からずっと親と一緒に過ごしていた子が、いきなり見知らぬ大人、多くの子どもたちの中に放り込まれたら、泣くのは当たり前のことです。

「自分の仕事の都合で子どもをお荷物のように預け、置き去りにしてもいいのだろうか…」と罪悪感に駆られ、つらくなる人は多いのではないでしょうか。

できれば子どもに気持ちよく保育園に通ってほしいものです。そんなとき、親が取ってはいけない態度があります。

■親が取ってはいけないNG態度・親が不安顔でいつまでもその場にとどまっている 子どもが泣いていると気になってしまい、親まで一緒になってグズグズと玄関にいると、保育士から「お母さま、さっさとお仕事に行ってください!」と親まで叱られてしまうことがあります。

そのとき「まるで鬼のような保育士だ」と思ってしまいますよね。でも、鬼ではないのです。いつまでもそこにとどまって、うろたえていて不安な顔を見せている親のどっちつかずの態度の方が子どもにとっては酷なのです。

その光景を見た子どもはますます不安定になってしまいます。そして「もっと泣き叫べばもしかしてママはお仕事を休んでくれるかもしれない」あるいは「仕事を辞めてくれるかもしれない」とまで思ってしまうかもしれません。

仕事に復帰することを選んだのならば、潔い態度を示しましょう。親の姿が見えなくなるとたいていは数分で諦め、他の子どもたちが遊んでいる輪の中に入ってケロッとしているものですよ。

・泣いたことを叱る「どうしてそんなに泣くの! 弱虫ね! 泣き虫ね!」と子どもの湧き上がる感情を否定してはいけません。「お~お~悲しいね、泣いていいんだよ」と寄り添ってやりましょう。「泣くな!」と言われたら感情の持って行き場がありませんからね。泣くことで気持ちのバランスを取っています。

・おもちゃに気を取られて後ろを向いているうちに逃げるように姿を消す 子どもがおもちゃや他の子どもに一瞬気を取られているうちに、黙って姿を消すのはよい方法ではありません。これは、やってはいけない最悪の別れ方です。

子どもが振り向いた時、そこにママの姿はありません。「僕が見ていない隙にいなくなっちゃった!」と、すっかりだまされたことに気付いて相当なショックを受けます。

子どもの目をきちんと見て、「ママは今からお仕事に行ってくるね。元気に遊んで過ごすのが○○ちゃんのお仕事だよ。午後5時には必ず迎えにくるからね」と、納得させましょう。

ただし、それを説明したからってすぐに泣きやむ聞きわけのよい子なんていません。しかし、泣きながら頭を整理整頓しています。

・連絡を入れないでお迎えの時刻に遅れる「午後5時に必ず迎えに来るからね」と約束したのに、仕事が押して午後5時15分になってしまうことってよくありますよね。「たった15分だし、子どもは時計なんて分からないからまあいいか~」と思っていませんか。

子どもは5時になると迎えに来ると信じて待っています。時計が読めなくても、保育士がいそいそとかばんに汚れた着替えを詰めたり、連絡帳を書いたりする姿を見て、そろそろ親が迎えに来ることを察知しています。

ところが、約束通りに現れないと、子どもの不安感は一気にピークに達します。大人にとってはたった15分でも、子どもが不安な気持ちで過ごす15分は1時間くらい長く感じられます。

さらに、保育士がうっかり、「ママ、遅いね」なんて口にしてしまうと、「もしかして永遠に迎えに来てくれないのかも」とすら思ってしまいます。こうなると翌朝の別れ際、いつもより不安がいっぱいになり、もっと泣くことになります。

そうならないためにも、お迎えの時間が遅れる場合は、必ず園に電話して、子どもにも伝えてもらいましょう。

泣く時間は必ず短くなっていく

それでも4月中は親との別れがつらくて泣いている子どもも多いです。でも必ず毎日、数分ずつ泣いている時間は確実に減っていきます。最初は30分も泣いていた子どもも翌日は25分、翌々日は20分、そうして4月末には別れ際に一瞬だけ「ワーッ」となったりします。

また、夕方、早めにお迎えに来た他の保護者の姿を見ると「ママに早く会いたいな」と思い出してしまい、また泣く子どももいます。すると、自分の親が迎えに来た途端、大泣きします。そんな姿を見て「朝、預けるときも泣いていた、迎えにきても泣いている。ひょっとして1日中泣いていたのではないか…」と勘違いしてしまいますが、そんなことはありませんよ。最初と終わりだけ泣いているのです。

それから週明けの月曜日の朝は、他の曜日より泣きます。5月の連休明けも結構泣きます。お盆休み明けも泣きます。このことも頭の片隅に入れておいてくださいね。

泣くのは家庭がオアシスだから

集団生活の保育園ではおもちゃも自分の思い通りには使えず、口に合わないおやつや給食が出されることもあり、先生を独り占めすることもできません。子どもは何かと我慢を強いられます。だから「おうち大好き」となり、預けるときに泣くのです。

反対に家庭で怒られてばかりいてくつろげないと感じ、「保育園の方が天国!」と喜んでいる子の方がむしろ心配になります。実際、ママの前では緊張して“借りてきた猫”のように縮こまっているけれども、保育園では家庭でのストレスを放つように、友達に意地悪したり、暴れたりしている子どもがいました。

保育園ではいい子なのに家ではわがまま放題の子、こちらの方がむしろ健全な家庭に育っているかもしれませんね。安心できる家庭で自己主張できているのですから、心配はいりませんよ。

もし、6月以降も1日中泣いていて保育園に行くことをひどく嫌がっている場合、友達からいじめられていたり、先生の対応の悪さが原因だったりするケースもあります。その際は一度面談を申し込んでみるとよいでしょう。

朝、保育園ではわが子と上手なお別れをしましょう。

子育て本著者・講演家 立石美津子

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