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薬剤師「倉庫にドンペリ余ってたら、持ってきて」調剤薬局の『常識』に困惑 →「まさかあるわけ、、」

  • 2026.4.11

どんな仕事にも、業界特有の専門用語があります。用語になじみがないと、思いがけない勘違いをして慌ててしまうことも……。今回は調剤薬局で働く私の、クスッと笑える勘違いエピソードを紹介します。

完全未経験からのスタート

調剤薬局事務員として働き始めたころの体験談です。完全未経験から仕事を始めた私は、保険の違いすらよく分かっていませんでした。もちろん「お薬に関する知識」も、ほとんど無い状態からのスタートです。

ドンペリ持ってきて

調剤室(お薬を準備するための場所)で作業をしていた時のことです。少し離れた場所にいた、薬剤師の飯田さん(仮名・20代女性)に声をかけられ、雑用の指示を受けました。「倉庫にドンペリ余ってたら、ちょっと持ってきて!」

ドンペリ。その言葉を聞いて思い浮かべたのは、高級シャンパンです。あくまでイメージですが、高級クラブやホストクラブでセレブが嗜んでいる姿を想像しました。(薬局にドンペリ……? 売ってるの? 薬に使うの?? もしかして飲んでるの?? )

一瞬で、私の脳内はクエスチョンマークのオンパレードになってしまいました。聞き返そうにも、飯田さんは業務が忙しそうで声をかけられる雰囲気ではありません。とりあえず倉庫に入り、そのままドンペリを探すことにしました。

薬局のドンペリとは

「ドンペリ」の正体は、先輩スタッフのおかげですぐに判明しました。それは「ドンペリドン」という医薬品の略称。吐き気の症状などに使われるお薬です。

倉庫からドンペリドンを運びだし、飯田さんに渡して任務完了。わたしの中でドンペリの概念が「お酒」から「お薬」に代わった瞬間でした。

若いころの勘違い

あれから10年以上が経過して、今では逆に「お酒」のドンペリを見ると、自然と「お薬」を連想してしまいます。雑用の指示を受けたときも、「まさかあるわけないよねえ……?」と思いつつ、ひっそりシロップ在庫の棚から探し始めた自分も、今となっては笑い話です。

同業者に話すのはちょっぴり恥ずかしい、私の勘違いエピソードでした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:S.Takechi
調剤薬局に10年以上勤務。また小売業での接客職も経験。それらを通じて、多くの人の喜怒哀楽に触れ、そのコラム執筆からライター活動をスタート。現在は、様々な市井の人にインタビューし、情報を収集。リアルな実体験をもとにしたコラムを執筆中。

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