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「何がそんなに気に入らないの?」花を力任せに切る不愛想なレジ係。萎縮する私を救い出した、後ろに並ぶご婦人のスカッとする一言

  • 2026.4.12
「何がそんなに気に入らないの?」花を力任せに切る不愛想なレジ係。萎縮する私を救い出した、後ろに並ぶご婦人のスカッとする一言

思いつきの墓参りと、威圧的なレジ係

亡き父の面影がふいに脳裏をよぎった、ある日の午後のことです。

急に父に会いたくなり、私は衝動的に父の眠る墓地へ向かうことにしました。

何も準備せずに家を出てしまったため、肝心のお供え用の花がありません。

私は道すがら立ち寄ったスーパーの園芸コーナーで、色鮮やかな仏花を選び、レジへと向かいました。

会計の順番が回ってきたとき、少し気が引けつつもお願いをしてみました。

「あの、申し訳ないですが、少しだけ茎を切っていただけますか?」

スーパーのレジで頼むには、少し面倒な要求だったのかもしれません。

しかし、店員さんの返した態度は、私の想像をはるかに超えるものでした。

何も言わず、あからさまに苛立った顔つきになる店員さん。

レジの下からハサミを取り出すと、まるで何かに対する鬱憤を晴らすかのような勢いで……。

バチンッ!!

静まり返った店内に、怒りを含んだ鋭い音が鳴り響きました。

無惨に切断された茎が、レジ台の上に転がります。

予想外の行動に、私はすっかり言葉を失ってしまいました。

(何がそんなに気に入らないの?)

私がいけないことを言ってしまったのだろうか。

頭の中が真っ白になり、ただその場に立ち尽くすことしかできません。

張り詰めた空気を切り裂く、見知らぬおばさんの一言

冷や汗をにじませながら、震える手でお釣りを受け取ろうとしたその時です。

私のすぐ背後、レジ待ちの列に並んでいた年配のおばさんが、ぽろりと口にしました。

「いやだ!おっかないわね!」

それは決して大声で怒鳴ったわけではありません。

それでも、店員さんの耳にもはっきりと届く、見事な声量でした。

驚いて振り返ると、おばさんとバッチリ視線が交差しました。

彼女は「信じられない態度ね」と言いたげな顔で、私に向けて小さく肩をすくめてみせます。

その途端、私の胸を覆っていた恐怖心や混乱が、すーっと消えていくのが分かりました。

私は思わずおばさんと目を合わせ、困ったように微笑み合いました。

店員さんはバツが悪そうに視線を落とし、私は逃げるようにスーパーを出ました。

帰り道、購入した仏花を見つめながら思い返します。

どうしてあの店員さんがあそこまで不機嫌だったのか、結局その理由は分かりません。

たまたま機嫌が悪かったのか、私の言い方が癪に障ったのか。

それでも、不思議と暗い気持ちを引きずることはありませんでした。

理不尽な対応に縮こまっていた私の心を救ってくれたのは、あの見知らぬおばさんのストレートすぎる一言だったのです。

「本当に、おっかなかったですよね」

心の中で密かにそう同意しながら、私はすっかり晴れた気分で父の待つお墓へと足を進めました。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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