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仕事を押しつけてバックヤードでお菓子を食べていた私→同僚に見つかった翌日、店長に呼び出され…

  • 2026.4.8
ハウコレ

バックヤードで彼女と目が合ったあの瞬間のことが、今も頭から離れません。怒られたわけでも、責められたわけでもない。それなのに、ただ黙って私を見ていた彼女のあの表情が、怒鳴られるどんな言葉よりも一番刺さりました。

逃げるようになった理由

私がバックヤードに逃げるようになったのは、あるクレーム対応がきっかけでした。言葉が出なくて、うまく謝れなくて、その後もずっと手が震えていました。あれ以来、レジに立つたびに同じことが起きそうで怖くなってしまったのです。「在庫確認してきます」と言えば誰も止めない。少し息をつけばまた動ける気がする。そう言い聞かせながら、気づけば「少し」がどんどん長くなっていきました。自分の代わりに彼女が動いてくれているのはわかっていました。悪いとも、申し訳ないとも思っていました。それでも、足が動かせなかったのです。

見つかった瞬間

そして、いつものようにバックヤードにいると、彼女が扉を開けたのです。その時、言い訳が何も出てきませんでした。スナック菓子を手に、スマホを眺めながらくつろいでいる自分が、どれほど醜く見えるか。彼女の顔を見た瞬間、全部わかってしまいました。「あ、えっと…」と口を開きましたが、彼女は何も言わずに必要なものだけ取って出ていきました。

扉が閉まる音が、やけに大きく響きました。

呼ばれた翌日

翌日、店長に「ちょっといい?」と呼ばれました。「以前から気になっていた」という言葉に、全てが崩れていく感覚がしました。昨日だけでなく、ずっと前から見られていたのです。シフトを減らすと告げられたとき、反論できる言葉はひとつもありませんでした。当然だと思いました。自分でも、そうなるしかないとわかっていたのかもしれません。帰りの更衣室で、ようやく涙が出てきました。

そして…

あの日から、自分が怖かったのはクレームだけではなかったと気づきました。「できない自分を見られること」が、本当は一番怖かったのだと思います。でも結局、もっとひどい形で見られてしまいました。逃げた先で、見つかっていた。それが答えだったのかもしれません。彼女への申し訳なさは、言葉にならないままです。次は逃げずにいたい。そう思いながら、まだ今も自分に言い聞かせています。

(50代女性・パート)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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