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「そんな大学、行く価値ない」と娘の志望校を笑った俺→後日、そのOBに何度も頭を下げる羽目になった

  • 2026.3.30
ハウコレ

あのとき娘に言った言葉を、今でも時々思い出す。正しいことを言ったつもりだった。でも本当にそうだったのか、今の俺にはもう自信がない。これは、調子に乗った俺が現実に黙らされた話だ。

「そんな大学、行く価値ない」

娘が志望校を告げてきたのは、高校3年の夏でした。聞いた瞬間、鼻で笑ってしまった。「そんな大学、行く価値ないだろ。もっと上を目指せないのか」。大学は偏差値とネームバリューがすべてだと、信じて疑っていませんでした。娘がなぜその大学を選んだのか、理由を聞こうとすらその時は思いもしませんでした。妻は黙って目を伏せていた。娘も何も言い返してこなかったので、その話はそこで終わりました。

娘は志望校を変えなかった

てっきり別の大学を選び直すと思っていましたが、娘は結局その志望していた大学へ進学しました。親への反抗かと思いましたが、入学後の娘は生き生きとしているように見えました。就職も希望の業界へ決まり、「まあ、よかったな」と言うのが精一杯。あの日のことを謝る気にはなれなかったし、この時は自分が間違っているなんて思っていなかったのです。

俺は、頭を下げるしかなかった

数年後、会社の新規事業が行き詰まり、外部のコンサルタントに協力を仰ぐことになりました。先方から紹介されたその専門家と雑談をしていると出身大学が、娘と同じだったのです。「ご指導よろしくお願いいたします」深々と頭を下げましたが。後から調べると、その分野では娘の大学の出身者が業界の中核を担っていることもわかりました。

そして...

娘にその話をしていません。妻に話しましたが、特に何も言われませんでした。ただ先日、久しぶりに帰ってきた娘と二人になったとき、俺はぽつりと言いました。「お前が選んだ道で、よかったんだろうな」と。娘は少し驚いた顔をして、それから笑いました。謝罪の言葉は出てこなかった。でも、あのとき笑ったのは俺の方が間違っていたと今では思っています。

(50代男性・管理職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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