1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「今から帰る」と嘘をついた夜…彼女の「楽しそうだね」というメッセージで、自分のしたことの重さを知った

「今から帰る」と嘘をついた夜…彼女の「楽しそうだね」というメッセージで、自分のしたことの重さを知った

  • 2026.3.29
ハウコレ

あの夜、私は彼女に嘘をつきました。小さな嘘のつもりでした。でも朝になって、それがどれほど大切な人を傷つけていたか、ようやく気づいたのです。

「帰る」と送った、その場所で

飲み会が長引いて、気づけば終電を逃していました。同僚が「うちに泊まっていけばいい」と言い、酔いもあって、そのまま流れてしまったのです。

彼女には正直に言えばよかった。でもそのとき頭にあったのは「心配させたくない」という気持ちより、「面倒なことになりたくない」という逃げでした。何も考えず、指が動いていました。

「今から帰るね」と送信した瞬間、少しだけ胸がざわつきました。それでも、そのまま目を閉じました。

既読にして、黙った

しばらくして、スマホが震えました。

「今どこにいるの?地図、全然違う方向なんだけど」と来た瞬間、位置情報を共有していたことを、すっかり忘れていました。

何と返せばいいかわからず、時間だけが過ぎていきました。

そしてもう一通。「楽しそうだね」

責める言葉ひとつない、たったそれだけのメッセージでした。でもその短さが、どんな怒声よりも刺さりました。返せないまま、朝を迎えました。

朝、すべてを話した

目が覚めたとき、もう隠し続けることはできないとわかっていました。言い訳を並べても、何も変わらない。まず自分から連絡しようと決め、メッセージを送りました。「嘘ついてごめん。酔った勢いで同僚の家に行ってしまった」

直接会って話したとき、彼女は怒鳴りませんでした。ただ、「何があったかより、嘘をついたことが一番つらかった」と言いました。その言葉が、胸に深く残りました。言い訳をしなかった自分を褒める気にはなれない。ただ、正直に話してよかったと、心から思いました。

そして...

それから私は、遅くなるときは必ず事前に連絡を入れるようにしました。

「今日飲み会になった。終電で帰る」たったそれだけのことが、なぜあの夜できなかったのか。今でも少し情けなくなります。

でも彼女は、そのひとことを受け取るたびに「ありがとう」と返してくれます。信頼を取り戻すのに近道はないけれど、毎日の小さな誠実さを積み重ねていくことが、今の私にできる唯一のことだと思っています。

(20代男性・営業職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる