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なぜ街は「タコス」と「ケバブ」だらけ? 似ているようで真逆な“包み系グルメ”の正体を徹底比較

  • 2026.3.28

何かよく目にするなっていうものがありませんか?最近だと、やたら大谷翔平選手やKAWAII LAB.(カワイイラボ)に在籍するアイドルグループを街中やSNSで見かけることが増えたなと感じています。

しかし、そんな彼らを差し置いて私をワクワクさせてくれる、やたら最近見かけるものがあります。それは、「タコス」と「ケバブ」です。

渋谷を歩いていても、中目黒をふらついていても、赤坂でランチをしようとしても、なんだかこの2つが目に入る機会が増えた気がする。しかもお店もフードも見た目がどことなく似ています。「肉を何かで包んで食べる系」という括りで言えば、ほぼ同じです。日本でメジャーなもので言えば、餃子に近い気もします。でも全然違う食べ物なのはわかっています。

じゃあ、何が違うの?どっちがうまいの?初心者トレーニーとして、ちゃんと食べ比べてみることにしました。そもそも、例の2つは何でこんなに増えている??

ケバブ編

ケバブが日本で見られるようになったのは2000年代前半ごろ。秋葉原や新宿、渋谷といった繁華街で屋台が増え始め、「350円でこのボリューム」という圧倒的なコスパで口コミが広がっていきました。

もともとはトルコ系の移民が経営する店が多かったのですが、最近はバングラデシュやイランなど、さまざまな国籍の人たちが参入しています。フランチャイズ的な仕組みで展開しやすいビジネスモデルが確立されており、「看板のデザインは似てるのに、店名はバラバラ」という不思議な現象もそこから来ています。ビジネスモデルとしては、俗に言うインドカレー屋さんに近い雰囲気があります。

さらに追い風になったのが、外食の値上がり。マクドナルドのセットが1,000円を超え、牛丼も500円以上が当たり前になった今、「350円でお腹いっぱいになれるケバブ」の相対的な安さが際立ちます。ぐるなびの調査でも、Z世代を中心に「コスパ重視の軽食」として注目されていることが示されています。

タコス編

タコスの場合はケパブとは少し違う文脈で広がっていきました。2020年にロサンゼルスの人気店「GUISADOS」が日本に上陸したあたりから、「本場さながらのガチタコス」を求める動きが加速。2024年にはクックパッドが「タコスパーティー」を食トレンド大賞に選出し、2025年には「飲めるタコス」という新業態まで登場しました。

人気の理由はシンプルで、SNS映え×カスタマイズ性の高さ。カラフルなトルティーヤ、溢れそうな具材、選べるソースの組み合わせは、TikTokやInstagramとの相性が抜群。「自分好みにアレンジできる」という感覚が、Z世代の「コト消費」志向にぴったりはまっています。

SHIBUYA109 lab.が発表した「Z世代が選ぶ2026年注目トレンド」でも、タコスは「食材で自分なりのカスタムを楽しめる食」として名前が挙がっています。

これだけ調べてみたはいいもの、食べた経験も少ないです。早速食べる以外にないと思うので、有名とされる2店舗に足を運んでみました。

実際に食べてみた感想は

タコス:中目黒「TACO FANATICO(タコ ファナティコ)」

HP: https://tacofanatico.jp/

中目黒から徒歩2分、目黒川沿いに本格的なタコス専門店があります。グローバルダイニングが手がけるお店で、カウンター22席のこぢんまりとした空間に、壁一面に並ぶ約100種類のテキーラが圧巻です。

自家製トルティーヤは、すべてグルテンフリー。トレーニーにとって“グルテンフリー”という言葉はうれしいこと限りないです。ほんのり香ばしくて、もちっとした食感が本場の雰囲気を醸し出してくれます(本場でタコスは食べたことはありませんが)。

値段は一つ350円~となり、比較的安かったので一旦全種類を頼んでみました。名物の「アルパストールポーク」は、スパイスが効いた豚肉がぎっしり。パクチーとオニオンのシャキシャキ感、サルサの酸味が重なって、一口食べた瞬間に「あ、これ本物だ」と思わされました。

ひとつ正直に言うと、食べているとほぼ確実にこぼれます。タコスって、こぼれるのです(笑)。具が多すぎて、食べながら「あ、落ちた」を繰り返す……でもそれも含めて楽しいのです。食べに行く際に白シャツはおすすめしません。黒シャツで行きましょう。

お酒はテキーラもたくさんありましたが、やけにコロナビールに惹かれたのもあり、コロナビールを頼んだのですが、体感でいつもの5倍はコロナビールが美味しくなります。

あと天ぷらタコスというものがあり、これが個人的には一番おすすめしたいものでした。

これがまたタコスの天ぷらになっていて非常に美味しいのです。衣のサクサク感は残したまま、味はサルサソースなどがマッチして、見事なくらいタコスになっているので一番おすすめをしたいです。

タコスだけではなく、チップスにアボカドのソースを付けて食べる「ワカモレ&チップス」も非常に美味しいです。

夜は26時まで営業しているので、仕事終わりにテキーラと一緒に、というのが中目黒っぽい使い方かもしれません。雰囲気もとてもいいので、デートにもピッタリなお店でした。

TACO FANATICO 中目黒
東京都目黒区上目黒1-5-10 中目黒マンション1F
中目黒駅徒歩2分 / 毎日26時まで営業

カロリー
約200〜250kcal
タンパク質(P)
約12〜15g
脂質(F)
約10〜13g
炭水化物(C)
約20〜25g
※一個のみの計算です。

ケバブ:赤坂「SARAY(サライ)」

赤坂駅から徒歩1分、「サライ」とはトルコ語で「宮殿」を意味します。オスマン帝国の宮殿「トプカプ宮殿」から名前を取ったという由来からして、ただのケバブ屋ではありません。世界三大料理のひとつに数えられるトルコ料理を、本場シェフが手がける本格レストランです。

個室完備で、ランチはコース2,950円〜。ケバブ単品も充実していて、4種のケバブが一度に楽しめる「カルシュック・ケバブ(3,980円)」や、ナスのペーストとアダナケバブを合わせた「アリ・ナジック(1,980円)」など、屋台のケバブとは一線を画すラインナップが揃っています。

お店の評価も高く、「都内でおすすめのケバブ」と調べるとだいたい出てくるくらいです。豆知識としては、予約が10名を超えるとベリーダンスのショーも見られるそうです。今回はテイクアウトで、ビーフのケバブラップを注文してみました。

ノーマルのケバブとなるとチキンなどを想像しますが、今回はビーフに惹かれたのでビーフで注文しました。中にはお米とキャベツが入っているだけでなく、スパイスの聞いたソースがこれでもかとかかっておりました。

ケバブの方が、皮がしっかりいるため食べ応えもしっかりあったので、一つだけでも十分な満足感でした。個人的にはトレーニング後の補給として炭水化物をしっかりと摂取できるだけでなく、肉などからもエネルギーを取れるので、足トレ後にはまさに最適だと思いました。

サライ赤坂店
東京都港区赤坂2-13-23 MYビル赤坂B1F
赤坂駅徒歩4分、赤坂見附駅徒歩3分/11:00~23:00

カロリー
約500〜550kcal |
タンパク質(P)
約25〜30g
脂質(F)
約22〜25g
炭水化物(C)
約45〜55g

で、結局どっちがうまいの?

正直に言います。どっちもうまいです。でも、全然違う食べ物でした。

タコスは「体験として食べる」感じ。具材の組み合わせを選ぶ楽しさ、目の前で焼かれる生地の香り、こぼしながら食べる感覚、全部込みでエンタメ感が強い印象でした。一つだけでなく、多くの種類を食べて満足するまさに“パーティー”に適してる料理だと思います。

一方ケバブは「ご飯として食べる」感じです。余計なことを考えずに、ただうまいものをさっと食べたいときに最適です。主食としてのクオリティやバランスは高く、一つだけで一食分の満足感を得ることができます。

一緒に見えるとか言ってごめんなさい

「見た目似てる」と思っていましたが、食べてみたら全然違うものでした。タコスはパリピ系、ケバブはコスパ系。どちらも「肉を何かで包む」という構造は同じなのに、目指しているものが違ったのです。

最近これだけ増えているのも、それぞれが違うニーズを満たしているからなのだろうな、と食べながら思いました。

タコスは積極的にデートで活用し、ケバブはトレーニング後に食べようと思います。

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