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「何かを狙おうということは一切なくて」TVアニメ『呪術廻戦』髙羽史彦役・鶴岡 聡が演じる上で意識したポイントは?

  • 2026.3.26
【写真・画像】「何かを狙おうということは一切なくて」TVアニメ『呪術廻戦』髙羽史彦役・鶴岡 聡が演じる上で意識したポイントは? 1枚目
ABEMA TIMES

『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」が現在放送中。呪術を持つ者たちによる殺し合い「死滅回游」に身を投じる主人公・虎杖悠仁らの姿が、重厚な映像表現で描かれており、新たな術師が多数登場するのも見どころだ。そんな術師たちのなかでも、ひときわ異彩を放っているのが、「死滅回游」で新たに術師として覚醒した髙羽史彦の存在だ。

【映像】明らかにヤバい爆発→元気に登場の髙羽(16分39秒ごろ~)

覚醒前は売れない35歳のお笑い芸人だった髙羽は、「死滅回游」にてインパクト十分の参戦を果たした。本記事では髙羽史彦役の鶴岡 聡にインタビューを実施。個性の塊とも言える髙羽を演じる上で意識していたことは、非常にシンプルなことだった。

——髙羽役はオーディションを経ての決定だったのでしょうか?

鶴岡:そうです。この役で(受けてほしい)というご指名をいただいて。

——35歳の売れないお笑い芸人という髙羽の第一印象はいかがでしたか?

鶴岡:さっそく深い話になってしまうのですが、ステージに上がって見向きもされないようなスベっている状況って、芸人としては負けもいいところだと思うんですよね。自分も舞台俳優をやっていたことがあって、ステージが終わったあとに目立つことができなくて、自分は何ができたんだろうと思いながら帰るということをしていたんですよ。ですから、彼がしょんぼりとしている姿とかを見て、共感しかなくて。

ただ、僕の場合はステージのあとに声をかけてくれる先輩がいなかったので、自分で模索するしかなかったんです。先輩たちも同じような状況で声をかける余裕がなかったのかもしれないですが、だからこそ声をかけてくれたケンさんの言葉が僕にもあったらいいなって、髙羽のことを羨ましく思いました(笑)。

——ケンさんが髙羽にかけていた言葉が、自分のこととしても刺さったのでしょうか?

鶴岡:はい、すごく刺さりました。髙羽も人を笑わせたいという気持ちから始まっているとは思うのですが、人前で何かをやることってすごく勇気がいることじゃないですか。僕もある程度の覚悟は持っていましたけれど、なかなかうまくいく世界でもなくて。だからこそ髙羽のあのうなだれている姿は、20代前半くらいの自分そのままで、愛おしく感じました。

——そんな髙羽ですが、いざ「死滅回游」の戦いの場に出てくると、非常にインパクトがあるキャラクターです。髙羽を演じる上で意識されたのはどのような点でしょうか。

鶴岡:僕は特に何かを狙おうということは一切なくて、台本に書かれていること、原作に描かれていることがすべてで、とにかく元気いっぱい!

一同:(笑)

——髙羽らしいですね(笑)。ちなみに、髙羽って某お笑い番組のコントキャラクターの影響を受けているじゃないですか。そのエッセンスもお芝居に取り入れているのでしょうか?

鶴岡:いや、一切なかったですね。そもそもオーディション台本がものすごくテンションが高いシーンを抜粋したものだったんです。だからどこまで(テンションを)振り切れるのかを知りたいのだろうなと思っていました(笑)。なので、元気いっぱい演じようというコンセプトは持っていましたね。

——テンションの振れ幅としては、さまざまなキャラクターを演じてこられた鶴岡さんの中でも上位に入るのでしょうか?

鶴岡:トップクラスでしたね。そうじゃないと髙羽が活きないと思っていたので。思い切りやらないと通じないですし、最終的な音量の調整はエンジニアの方がやってくださるので、自分で天井を決めないでアクセル全開で踏み切ったほうがいいなと思っていました。

——『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」は、第2期までと比べても一層映像のトーンも重くなっていますよね。そんななかに現れる髙羽は、かなり特異な存在だと感じています。

鶴岡:ものすごく重い話であることはよくわかっていましたし、髙羽がそこに何か一滴もたらせる存在なのだとすると、あまりにも自分が足しすぎてしまうと面白くなくなってしまう気がしていて。やっぱりああいう世界観のなかにいきなり現れて、いろいろやらかしていくというのがちょうどいいなと思っています。

笑かしてやろうとか、意表を突いたことをやろうとは一切思わず、むしろ髙羽に対して周りが何かを投げかけることで、髙羽という存在を浮き彫りにしてもらえるのだろうなって。なので、意識したのは本当に元気いっぱいでハツラツにやろうということくらいです。

——最後に髙羽の活躍を楽しみにしているファンに向けて、メッセージをお願いします。

鶴岡:髙羽はスタイリッシュで重いトーンの中に突然現れた異分子のような存在なのですが、周りがそうであるからこそ跳ねることができる役なのかなと思っています。

これまで『呪術廻戦』という作品をご覧になってきた方にはどのように映るのかが非常に楽しみですし、これからご覧になるという方にも、こんなちょっとしたスパイスがあるのだということを感じながら、このあとの展開をご覧いただければと。そのご期待に応えられるように、髙羽史彦として精一杯生きていきたいなと思っております。

【写真・画像】「何かを狙おうということは一切なくて」TVアニメ『呪術廻戦』髙羽史彦役・鶴岡 聡が演じる上で意識したポイントは? 2枚目
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髙羽史彦という存在が、『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」でどう描かれているのか。ぜひ自身の目で確かめてみてほしい。

取材・テキスト/kato
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

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