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「追い出されたエゾモモンガ…何があった?」おだやかな性格が、ガラリと変わる理由とは/北海道のかわいい動物たち・後編

  • 2026.3.24

今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2026年3月16日〜20日ピックアップ分)
前編・後編のうち、この記事は後編です。

今週は前編に引き続き、年に1度(初夏にもある場合も)の繁殖期を迎えたエゾモモンガの様子をお届けしています。

「ふたりの会話」 聞こえる? 聞こえない!?

Sitakke
撮影:mittyo2106 さん

恋の季節を迎えたエゾモモンガ。
繁殖行動のあと、2匹が木の枝に並んでまったりしている姿を見かけることがあります。

繁殖期を迎えたモモンガは、よく鳴きます。
声は「キーキー、キーキーキー」という、かなり高い音。(ウィキペディアには「ジィージィー」とありますが、私にはどうしても「キーキー」と聞こえた記憶があります)

この声、いわゆるモスキート音のように周波数が高くて、若い人にしか聞こえません。
残念ながら中高年の私には、もうずいぶん前から聞こえなくなりました。

皆さまはいかがでしょう? SitakkeのYouTubeでは「エゾモモンガの鳴き声」をご紹介しているので、ぜひお試しください。

ちなみにある朝、家族がまだ寝ている時間に、その動画を見ていて「いつ鳴くんだろう?」と思っていたら、画面にもう鳴いていますという字幕…。
しかもボリュームは、最大にしてあるのですが。

すると娘が起きてきて、しかめっ面でひと言、「朝から何?その変な音…」
エゾモモンガたちにとっては、繁殖期の愛のささやきなのですが、人間の家庭では、ちょっとした騒音事件になることもあるようです。

追い出されたエゾモモンガ…何があった?

Sitakke
撮影:mitsuhiro_pnt8718 さん

このお写真のキャプションに「殺気立った穴モモさんに追い払われ、バック飛びするチャレンジモモさん」とありました。

厳しい冬には、仲間が集まって身を寄せあい、くっつきあってカラダを温め、寒さをしのぐエゾモモンガ。
きわめて平和的で、おだやかな性格なのですが、繁殖期だけは、そのおだやかさがガラリと変わります。

1匹のメスをめぐって、激しい争いをしたために、強いオスに鼻をかじられたり、手や足にかみつかれたりして、血を流してしょぼくれている、争いに負けたオスを見かけることもあるほど。

「きょうの1枚」はどんな状況なのでしょう?
お気に入りのメスを見つけてアタックしたのだけれども、ライバルのオスもいないのに、メスから「あんたじゃイヤよ!」と、巣穴をのぞき込んだ顔を、ピシピシと叩かれることもあります。

また、もうすでにカップル成立している巣穴をのぞきこんだせいで、メスのガードをしていたオスに、ひどい目にあわされることも。

動物たちの恋のスタイルはさまざまなのですが、優れた遺伝子を未来につなげる、という本能は、共通して備わっているようです。

◆「北海道3大かわいい動物」プロジェクト
インスタグラムやSitakkeの記事で発信中

◆文:「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
1987年からカメラマンとして北海道の自然や野生生物の撮影を始める。アメリカのイエローストーン国立公園やカトマイ国立公園、デナリ国立公園で野生生物、マレーシア・ボルネオ島でオランウータン、アオウミガメの取材も経験。2020年から「北海道3大かわいい動物」プロジェクトを主催。

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