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元教員が告白「実は99%バレてます」→生徒がこっそり行う“秘密の行動”…あえて指摘しなかったワケ

  • 2026.4.16
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは。
元教員ライターのkntです。

中学校の教員をやっていると、いわゆる「青春」に直面することも多くあります。
教員をやっていてよかったなと思う場面でもあるし、パワーをもらえる瞬間でもあります。
そんな青春を少しお話しさせていただければと思います。

コソコソは99%お見通し

中学生になると、教師の目を盗んでコソコソとなにかをしてその場を楽しんだり、その年代でしか味わえないスリルやドキドキを感じたりしています。そんなことは私も含め、多くの教師は理解をしていますし、それを私は「青春」と理解をしていました。

なにをコソコソしているのか。

別教科の宿題を授業中にやっている

昼休みに好きな人との手紙のやり取りをしている

気になる子にイタズラしてみたり、ちょっかいを出そうとしたりする

そんな風に、私たちも中学生の頃はなにかコソコソとやることに面白みを感じていました。

そしてそれは、気づかずに見逃しているわけではなく、あえて見過ごしているのです。

そしてなぜ見過ごしているのかそんなお話しもさせてください。

学校はなんのためにあるの?

学校は勉学に勤しむ場所である、という認識を持っている人がほとんどですが、私は少し違う解釈を持っていて、それを生徒にも共有していました。

学校は社会を学ぶ場であり、勉強はその一部である、ということです。

社会を学ぶとは、

大きな組織の中で自分という存在の役割を見つけること、様々な特性の生徒とコミュニケーションをとること、自分中心ではない世界があると知ること、他者を理解しなくてはならない瞬間があること、苦手なことややりたくないこともやらなくてはならないこと。そして一番は、「自己選択」と「自己決定」をなすことである。

と、このように伝えてきました。

こんな綺麗事も言ってきましたが、生徒には青春を味わってもらいたい、思い出に残る3年間にしてもらいたい、という思いが一番です。

そしてなにが一番思い出に残るかと言ったら、授業や登下校よりも、仲間となにかをした、怒られた、といったことが頭に残りますし、みなさんもそうではないでしょうか。

そういった事象を少しでも体験してもらいたく、少なくとも私は可能な範囲で見過ごしているのです。

しかしこれが大きなトラブルになることもあります。

どこまで見過ごすかについては、教員の経験や情報共有、勘の良さなどが必要になってきます。

例えば、隠れてスマホを触っている、お化粧をしているなどといった、周りに迷惑のかかる行為に関しては間違いなく注意をします。

そのほかにも、他の生徒への悪口を手紙で回したり、いじめの初動となりえる行為に関しては間違いなく指導をします。

禁止が多いご時世

今の生徒は「禁止」を強要されることが多い世代でもありました。

「黙食」「外出禁止」「マスク着用義務」など、時代背景もありましたが、なにかと大人から制限をされてきた世代です。

そんな子たちに、自己判断や自己決定、そして責任を伴った自由な行動をしてほしいというのが、教師からの一種の願いでもあります。


ライター:knt
中部の公立中学校で10年、生徒たちと向き合ってきました。
離れて気づいた教員の大変さであったり、現場の先生方への尊敬。現状などをみなさんにお届けします。


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