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「会いたい人に会わせてもらえない」結婚相談所の文句ばかり言う女性に…カウンセラーが放った“正論”

  • 2026.4.12
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

結婚相談所で仲人をしているテイカです。

「そのうち、友人から誰かを紹介してもらえると思っていたんです」

そう言いながら、隣に座っていた友人を何度もチラリと見る女性がいました。

その友人は、好意で当社を紹介してくれた方です。
ただ、女性の視線は、「誰かを連れてきてくれるのでは」という期待の表れにも見えました。

最初に感じた小さな違和感

面談の中での受け答えは明るく、素直な印象の方でした。
特別に癖があるわけでもなく、むしろ話しやすいタイプです。

ただ、会話の流れの中で、何度か友人の反応を確認するような視線がありました。
その様子を見て、少しだけ引っかかるものを感じました。

「自分で動く」というよりも、
「誰かがいい形にしてくれる」ことを待っている感覚でした。

はっきり言葉にできる違和感ではありませんが、
現場ではこうした感覚が、そのまま結果に表れることも少なくありません。

選び方に出ていた前提

活動が始まると、彼女は誰が見ても分かりやすいハイスペックで爽やかな男性にばかり申し込みをしていました。

希望を持つこと自体は自然なことです。
ただ、申し込みの傾向はかなり偏っているように見えます。

一方で、彼女に申し込みをしてくれた男性もいました。
条件的には大きく外れているわけではありません。

「一度お会いしてみませんか?」と何度かお伝えしましたが、
返ってきたのは「気が進まない」という言葉でした。

条件を少し広げてみるよう提案しても、
「広げているつもりなんですけど」と小さくつぶやくだけで、
選び方そのものは変わらないままでした。

「会いたい人に会えない」という感覚

ある時、彼女はこう言いました。

「相談所って、会いたいと思う人に会わせてもらえないんですかね?」

その言葉を聞いたとき、最初の面談で感じた違和感がつながった気がしました。

結婚相談所での出会いは、お相手の意思があって初めて成立するものです。
こちらが一方的にお見合いを組むことはできません。

「もし逆の立場で、自分が同意していない相手とお見合いになったら辛いですよね?」

そうお伝えすると、彼女は少しだけ表情を曇らせました。

「選べば会える」という前提と、
「相手にも選択がある」という現実。
その間にある、明らかなズレを自覚した瞬間だったかもしれません。

静かに止まっていく活動

その後、彼女は自分から申し込みをしなくなりました。
こちらから連絡をしても、返事が来ない状態が続きます。

何度か面談の機会を提案しましたが、
最終的に返ってきたのはこういう言葉でした。

「やっぱり、結婚相談所は自分には合わないみたいです」

活動が止まる流れとしては珍しくありません。
ただ、最初に感じた違和感は、
最後まで残り続けていたように見えました。

自分の力不足を感じる場面でもありましたが、
同時に、最初に見えた前提がそのまま結果に表れたケースでもあったのです。

婚活では、条件やタイミングだけでなく、
どんな前提で動いているかが、そのまま形になることがあります。

その前提は、思っている以上に相手に伝わっているものかもしれません。
ほんの少しの前提の違いでも、
それが積み重なると、結果として大きな差になります。

自分では気づきにくい感覚だからこそ、
立ち止まって見直すタイミングが必要になることもあります。


ライター:テイカ
結婚相談所仲人。日々の面談を通して、婚活の現場で起きているリアルな変化を発信している。


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