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人生初の中古車を「115万円」で納車した25歳女性→数週間後に届いた“1通の封筒”…中身を見て言葉を失ったワケ

  • 2026.5.11
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出典元:PIXTA(画像はイメージです)

車検を機に、予算を抑えつつ長く乗れる車を探していた北海道在住の25歳の女性。彼女が選んだのは、実用的な装備が充実した中古の日産・デイズでした。価格や車の状態には十分に満足していたものの、購入後に販売店との間で次々とトラブルに見舞われることになります。

車選び自体は成功だったはずなのに、なぜ彼女は深い後悔を抱えることになったのでしょうか。中古車購入において本当に大切なポイントに迫る、リアルな体験談をご紹介します。

理想の条件で出会えた、初めての中古車選び

車検のタイミングが近づいてくると、今の車に乗り続けるべきか、それとも新しい車に買い替えるべきかと悩む方も多いのではないでしょうか。なるべく費用を抑えつつも、せっかくなら長く安心して乗れる車を選びたいと考えるのは、とても自然なことです。今回お話を伺った25歳の女性も、まさにそのような現実的な視点から、初めての中古車探しをスタートさせました。

彼女が通勤や日常の買い物といった生活の足として求めていたのは、決して華美なスポーツカーや高級車ではありません。毎日の暮らしに寄り添ってくれる、扱いやすく経済的な車でした。そうして様々な候補を比較検討する中で彼女が出会ったのが、令和元年式、115万円の日産・デイズです。

この車両はもともとレンタカーとして使われていたものでした。そのため、寒冷地である北海道ならではのレンタカーのメリットとして、乗車前にあらかじめ車内を温めたりすることができるエンジンスターターなどの実用的な装備がしっかりと付いていたそうです。走行距離や燃費の面でも特に大きな不安を感じる要素はなく、まさに彼女が思い描いていた、費用を抑えつつ長く乗れるという条件に合致する一台でした。

もちろん、レンタカー仕様であったがゆえに、内装などに少し気になるところはあったといいます。しかし、価格と装備のバランスを考えれば、十分に納得できる範囲だと彼女は感じていました。この時はまだ、安価で条件に合う良い車に出会えたという充実感に包まれていたそうです。

納車日に感じた違和感…消えたエンジンスターターの鍵

ところが、その期待に満ちた喜びは、納車当日から少しずつ陰りを見せ始めることになります。待ちに待った引き渡しの日、彼女は車とともに受け取るはずの備品を確認していました。しかし、事前に付いていると説明を受けていたエンジンスターターの鍵が、何度確認しても見当たらなかったのです。

不思議に思い、彼女はすぐに担当の店員に状況を尋ねました。すると、担当者は確かに渡したはずだと言い張ったそうです。納得がいかず、別の店員にも確認をお願いしたところ、今度はその車には最初から付いていなかったのではないかという、ひどく曖昧な回答が返ってきました。

自分たちが販売している車両の装備すら、店舗の中で正確に把握されていない状況。しかも、店員によって言うことが全く違うという対応に、彼女は困惑を隠せませんでした。せっかくの納車日だというのに、明確な説明が得られない状況を目の当たりにし、彼女の胸の奥に小さな違和感が芽生え始めます。もしかすると、このお店での購入は間違っていたのかもしれないという、静かな不安の始まりでした。

数週間後に届いた封筒。中身を見て言葉を失った理由

そして、その納車日に感じた違和感は、決して気のせいではありませんでした。エンジンスターターの鍵について、再度確認をお願いしてから数週間。ようやく販売店から連絡があったかと思うと、確認したところやはり渡していなかったと、これまでの説明を覆す事実があっさりと告げられました。

時間がかかった上に二転三転する説明に疲れ果てていた彼女ですが、後日鍵を郵送するという言葉を聞き、これでようやく一件落着するだろうと少しだけ安堵したといいます。しかし、数日後に自宅のポストに届いた封筒を開けた瞬間、彼女は思わず言葉を失ってしまいました。

なんと、精密機械でもあるエンジンスターターの鍵が、緩衝材で包まれることもなく、ビニール袋にも入れられないまま、茶封筒の中にむき出しでポンと入っていたのです。しかも、遅れたことへの謝罪の言葉や、手紙の一枚すら添えられていませんでした。

ただ鍵が手元に届けばそれでいいという問題ではありません。配送中の衝撃や水濡れに対する配慮が全く感じられない扱い方に、彼女は深いショックを受けました。お客様のものを大切に扱うという基本的な姿勢が欠けている様子を見て、彼女の中にあった小さな違和感は、拭い去ることのできない明確な不信感へと変わっていったのです。

「間違いありません」の一点張り。修理対応で決定的な事態に

販売店への不信感が募る中であっても、安全に車に乗り続けるためには、定期的なメンテナンスや修理を避けて通ることはできません。しばらくして車の調子が悪くなり、彼女は迷いながらも同じ販売店に修理を依頼することにしました。しかし、そこで起きた出来事が、彼女の心に決定的な疲労感をもたらすことになります。

修理が完了したとの連絡を受けて車を受け取った際、彼女はどうしても違和感を拭えませんでした。素人目に見ても直ったはずの箇所に不自然な点があったため、気になった部分を具体的に店側に伝えてみたそうです。しかし担当者は、その箇所を改めて確認しようともせず、「間違いなく修理をしているので大丈夫です」と繰り返すばかりでした。

それでも納得がいかなかった彼女は、後日改めて車を店舗へ直接持ち込み、再度確認を強く求めました。すると、やはり彼女の指摘通り、修理箇所にミスがあったことが発覚したのです。何度おかしいと伝えても対応してもらえず、持ち込んでようやくミスを認めるという対応に、彼女の落胆は計り知れませんでした。

さらに彼女を悩ませたのは、その後の費用請求のやり取りです。販売店側のミスによる再修理であったにもかかわらず、なぜか代車のガソリン代や修理代を請求されるなど、全く腑に落ちない結果となりました。また、契約時にしっかりと加入していた保証内容を店側が把握しておらず、本来であれば不要な請求をされそうになったこともあったそうです。こちらから一つひとつ問いただし、指摘をしなければ物事が正しく進まないという日々に、彼女は深く疲弊していきました。

失敗したのは車選びではなく店選びだった

これらの度重なるトラブルと納得のいかない対応を経て、彼女は自分の中で一つの結論に至ります。それは、この販売店とは最低限の付き合いにとどめるという決断でした。現在、彼女はその店舗を、契約時に無料で保証されているオイル交換のタイミングでしか利用しなくなりました。強い怒りをぶつけて縁を切ったというよりも、何度も期待を裏切られた結果として、静かに距離を置くようになったのです。

ここで重要なのは、彼女が購入した日産・デイズという車自体には、今でも十分に満足しているという事実です。燃費も良く、毎日の生活を支えてくれる大切なパートナーとして活躍しています。安価で問題なく乗れる車に出会えたこと自体は、彼女にとって決して間違った選択ではありませんでした。

しかし、車に満足しているからこそ、購入した場所への静かな後悔がいつまでも胸の奥に残り続けています。中古車を選ぶ際、私たちはつい車両の価格や年式、装備といった目に見える条件ばかりに気を取られてしまいがちです。ですが、車は買って終わりではなく、その後の車検やメンテナンスを含め、販売店と長く付き合っていくことになります。

この体験談は、中古車購入において本当に大切なのは、何を買うかと同じくらい、どこで買うかという販売店の質や信頼性であるということを教えてくれます。これから車の購入を検討される方は、目の前の車だけでなく、そこから始まる長い付き合いを安心して任せられるお店かどうかを、ぜひ慎重に見極めてみてください。



ライター:Masaki.N
自動車メーカーで車体開発エンジニアとして設計・先行開発に携わった後、マーケティング/市場リサーチ領域で商品導入・訴求設計にも従事。さらに自動車サブスク系ITベンチャーでマーケティングを担当し、ユーザー視点のコミュニケーション設計を経験。現在は自動車ライターとして、新車情報、技術解説、モデル比較、中古車相場、維持費、業界動向まで幅広く執筆。SEO記事・コラム・インタビューなど媒体横断で制作し、専門知識を生活者の言葉に翻訳して「買う/持つ」の判断を支援します。加えて、カスタムを含む実車取材・体験を通じて得た一次情報を記事に落とし込み、机上の知識にとどまらない“現場感”のある解説を強みとしています。


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