1. トップ
  2. レシピ
  3. 読めますか?珍しい名字「中陳」“なかちん”とは読みません

読めますか?珍しい名字「中陳」“なかちん”とは読みません

  • 2026.3.19

珍しい名字を知る

読めますか?珍しい名字「中陳」“なかちん”とは読みません
読めますか?珍しい名字「中陳」“なかちん”とは読みません

富山県、北海道、神奈川県などで見られる大変珍しい名字のひとつ。「陳」は通常「ちん」と読む漢字であり、「なかじん」という読みからは、本来「中陣」と書くのが自然だと感じる方も少なくありません。

そのような名字の成り立ちを理解するうえで欠かせないのが、明治初期の戸籍制度。現在のように活字やデジタルで管理される以前、戸籍の原本は毛筆による手書きで作成されていました。そのため、「陣」と「陳」のように形が似た漢字は書き誤られることも多く、点の位置や画の省略によって、本来とは異なる字がそのまま正式な名字として定着した例が各地に残っているようです。

軍陣や屋敷の配置に由来する「陣」は、中世から近世にかけて人名や地名に広く用いられてきた漢字のひとつ。その過程で、戸籍作成時の書き写しによって「陳」の字が用いられ、そのまま家名として固定されたとみられています。現代の感覚では誤記に思えるものが、制度と時代の制約の中で、ひとつの名字として正統性を持つに至ったと考えられます。

富山県、北海道、神奈川県などに点在しており、特定の一地域に集中するというより、限られた家系が静かに受け継いできた名字といえそうです。

中陳 = なかじん

 

 

「中陳」は、なかじんと読む名字です。富山県・北海道・奈良県などに分布しており、全国でおよそ500人前後が名乗るとされています。

「珍しい名字を知る」とは
日本の名字は、読み方の違いまで含めれば30万ほど存在すると言われています。中でも珍しい名字、その読み方や由来、現在でも多く存在するエリアも合わせてご紹介していきます。

 

 

参考図書:難読苗字辞典 新藤正則著 湘南社、47都道府県・名字百科 森岡浩著 丸善出版

元記事で読む
の記事をもっとみる