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【ファンティック XEF125 / XEF250 Trail】イタリアン高級志向のトレールバイク

  • 2026.3.18

XEF125|FANTIC自社エンジンがもたらす強み

今回試乗したFANTIC XEF125には、オプション設定となるレーシングマフラーが装着されている。これにより、標準仕様との違いをより明確に体感できる点が特徴だ。搭載されるミナレリ製エンジンは、ベータやシェルコといった他メーカーにも供給されているユニットだが、ファンティックは自社ブランドとしてこのエンジンを使い込み、独自のチューニングを施している。

実際に乗り比べると、その“味付け”の違いははっきりと感じられる。これは単に同じエンジンを載せているという話ではなく、自社で扱っているからこそ細かな調整や楽しみ方の提案が可能になっている点が、他社との差別化ポイントだと言えるだろう。ユーザーに対して、より手厚く「乗る楽しさ」を提供できている点は、ファンティックならではの魅力だ。

XEF125|FANTIC
XEF125|FANTIC

レーシングマフラーには専用マップが付属し、エンジン特性が最適化される。劇的に最高出力が跳ね上がるわけではないが、フィーリングの違いが分かりやすく表れる。低中速域のつながりやレスポンスの変化が体感でき、全体として扱いやすさが向上する印象だ。

一方、250モデルは標準仕様のままで、その完成度を評価した。現在装着されているデカールは、厳密には本来の正規ラインアップには存在しない仕様となる。2026年モデルではデザインが再び変更される予定のため、このデカールが恒常的なものになるわけではない点は補足しておきたい。

【XEF250 Trail】

¥1,150,000(税込)

内部ウェイト構造の進化でクラッチ操作感が格段に向上!

クラッチレバー操作を不要とするオートクラッチ「リクルス」。長年取り扱ってきたスターズトレーディングが、最新機種を搭載したBETAを展示した。この第4世代のリクルスは構造が大きく進化している。第3世代まではテフロンパッドが面で当たりながら滑る構造のため、坂道発進などで「ググググッ」とつながる独特の感触があり、つながり方が一定ではないという印象もあった。

一方、第4世代では内部ウェイトがローラー構造へと変更。これにより「滑り」ではなく「転がり」によって作動するようになり、クラッチのつながりは非常にスムーズになった。発進時の違和感が減り、必要なときにはスパッとつながり、切るときもスパッと切れる。クラッチ操作時の「切れ感」は、これまでとは明確に違うレベルに仕上がっている。

【BEAT RR2T250】「かつてHonda CRF250XでJNCCに参戦していた時に愛用していたリクルス。独特の切れ感は慣れると扱いやすかったが、最新バージョンはクセもなくスパッと切れる。繋がり方も安定していて、もはや装着していることを忘れるほど。難所の多い箇所では不用意に前に進んでしまうこともあり得るので、基本的にはクロスカントリー向けと言えるでしょう」
【BEAT RR2T250】「かつてHonda CRF250XでJNCCに参戦していた時に愛用していたリクルス。独特の切れ感は慣れると扱いやすかったが、最新バージョンはクセもなくスパッと切れる。繋がり方も安定していて、もはや装着していることを忘れるほど。難所の多い箇所では不用意に前に進んでしまうこともあり得るので、基本的にはクロスカントリー向けと言えるでしょう」

基本的にはクラッチレバーを使わなくても走れるが、必要な場面では普通に使うこともできる。「使う・使わない」をライダーが選べるのが、今のリクルスの特徴と言える。特にJNCCなどのクロスカントリー系との相性は非常に良好。さらに意外なところでは、ジムカーナでの使用率が非常に高いという。かつて時折現れていた唐突なつながりがなく、操作が安定しているからこそ、低速域での精密なコントロールが求められるシーンでも評価されているのだそうだ。

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