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この春、ジーンズの代わりに選びたいのはデニムミニスカート

  • 2026.3.15

デニムミニスカートの復権なるか?

クリスチャン・ディオールが1947年に生み出したニュールック。その象徴でもある裾広がりのロングスカートは、ウィリアム・J・ウッドワード夫人の反感を買った。戦後の配給制度の逆をいく潤沢な素材使いを批判し、「Little-Below-the-Knee-Club(ひざ下丈クラブ)」という組織まで結成したのだ。US版『VOGUE』のエディター、Laird Borrelli-Perssonは「スカートに25~40ヤード(約23~37m)もの生地を使用するという発想は、見方によっては、戦時から続く物資不足に直面している最中では度を超えている、あるいは豪華で贅沢な空想だった」と指摘している。

そこから時は流れ、ジョナサン・アンダーソンによるディオールでのウィメンズのデビューコレクションにおいて、ニュールックに敬意を示しつつも、大胆なほど高いヘムラインを探究した。

ディオール 2026年春夏コレクション
ディオール 2026年春夏コレクション
ディオール 2026年春夏コレクション
ディオール 2026年春夏コレクション

かくして、デニムミニスカートが新生ディオールを印象づけるピースのひとつとして浮上した。レギュラーカットとほつれた裾であえて普通に見せているが、バックペプラムタキシードや帽子デザイナーのスティーブン・ジョーンズによるトリコーンハットと合わさることで、どことなく幻想的なものへと変貌している。ウォッシュ加工や軽やかなピンク、カーキ、グレーといったカラーが続き、コレクションをフレッシュに引き締めた。

デニムミニを穿くサラ・コックス(2003)
private View Of 'Turf War' By Graffiti Artist banksyデニムミニを穿くサラ・コックス(2003)

そのウエストバンドの内側にはディオールのラベルが付いており、紛れもなくハイファッションの文脈に置かれている。そして、そのデザインやバランスは、デニムミニの着こなしに新鮮な視点をもたらしているのだ。ラジオDJ のサラ・コックスは、デニムミニの愛好家であることを公言している一人。今年初めにUK版『VOGUE』に寄稿した記事でその偏愛歴を語っているが、このランウェイからもインスピレーションを受けたという。「私自身ここしばらくはデニムミニスカートを履いていませんでした。だけど、ジョナサン·アンダーソンが復活させたのを見て、もしかしたら、一周まわってもいい頃なんじゃないかと思ったんです」

アンダーソンのコレクションは非常にインパクトがあり、その提案は、ファッション市場に広がるデニムミニの気分とも響き合っている。実際、デザイナーズからハイストリートまで、あらゆるシルエットや色、ウォッシュ加工のものが出そろっている。白Tシャツタンクトップ、少しボタンを外したシャツをさりげなくタックインしてみたり、ディオールの世界観に傾倒しているならトリコーンハットをかぶってみたりするのもいい。彼が証明したようにデニムミニスカートの可能性はほぼ無限大だ。それに脚長効果を狙えるのも嬉しいポイント。この春はフルレングスのデニムに代わって取り入れてみては?

旬なデニムミニスカートをチェック

Text: Alice Cary Adaptation: Ryo Todoriki From VOGUE.UK

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