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新生フェンディの幕開け。マリア・グラツィア・キウリによる2026-27年秋冬コレクション

  • 2026.3.12
FENDI

フェンディは、2026年2月25日、イタリア・ミラノにて2026-27年秋冬コレクションを発表。昨年10月にチーフ クリエイティブ オフィサーに就任したマリア・グラツィア・キウリによる、メゾンでの初のコレクションとなりました。

ランウェイの中央に配された「Less I, more us」の文字 Hearst Owned

デビューコレクションのテーマは「Less I, more us(“私”よりも“私たち”)」。この言葉は、キウリの仕事に対する姿勢を表すモットーであると同時に、フェンディ家の5人姉妹が築き上げてきたクリエイティブな結束力とブランドの豊かな歴史を象徴するものです。共に働くことの価値や共通の目的、そして他者や世界を理解し受け入れることの重要性が込められています。今回のコレクションでは、そんなメッセージを体現するルック80体が披露されました。

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オープニングを飾ったのは、テーラードジャケットをまとったオールブラックのルック。その後も、黒を基調としたミニマルで洗練されたスタイルが続々と登場。その佇まいはどこかユニフォームのような規律や連帯を想起させます。

〈左〉1985年/フェンディ家5姉妹 〈右〉フェンディ2026-27秋冬コレクション ©Cristina Ghergo-Archivio Ghergo.jpg, FENDI

さらに、ネックレスのように身につけたホワイトの襟も繰り返し登場し、ランウェイで存在感を放ちました。これは、フェンディ家の姉妹のスタイルに着想を得たディテールであり、彼女たちへのオマージュです。

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また今回は、ナポリ出身のアーティスト、サグ・ナポリとのコラボレーションも実現。ランウェイにはフットボールスカーフやTシャツなど、「所属意識」や「チームワーク」に対する彼女のメッセージを配したアイテムが登場しました。「Rooted but not stuck(根ざしているが、とらわれていない)」や「Loyal but not obedient(忠実だが、盲従ではない)」といった言葉が掲げられ、集団の中にいながらも個人の意思を保つことの重要性を示す、新しい“シスターフッド”のあり方が表現されています。

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ほかにも、繊細な刺繍が施されたレースドレスからライダースジャケットやデニムまで、多彩なルックが登場。個人の経験や思い出、感情や願いが詰まった、まるでひとりひとりの人生を映し出すかのように、さまざまな人物像が描き出されました。

さらにランウェイでは男女のモデルが共に歩き、メンズとウィメンズという従来の境界を越えたワードローブを提案。フェミニンとマスキュリンという概念も、対立するものではなく共有される資質として再解釈されています。

「多様性は個性を消すものではなく、ビジョンを実現するためのプロセスである。」——そんな価値観がコレクション全体を貫きました。

ショー会場には、メゾンのアンバサダーを務めるStray Kidsのバンチャンをはじめ、俳優の清原果耶やHANAのメンバー YURIなど、豪華セレブが来場! それぞれの個性が際立つルックに身を包み、会場を魅了しました。

メゾンの歴史への敬意と、フェンディというチームの一員として共に歩むという強い意志。そして現代を生きる“私たち”への連帯のメッセージ。今回のコレクションは、そのすべてを感じさせる、キウリによる新たなメゾンの幕開けとなりました。彼女が描く新生フェンディから、今後も目が離せません。


お問い合わせ先/フェンディ ジャパン tel.0120-001-829

※この記事は2026年3月12日時点のものです。

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