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スター選手でも逃れられない…プレミアリーグで降格を経験した5人の名手たち

  • 2026.3.11

イングランド・プレミアリーグで、これほどまでのクオリティを備えた選手たちが降格の危機に瀕しているシーズンがかつてあっただろうか。モーガン・ギブス=ホワイト、ドミニク・カルヴァート=ルーウィン、ミッキー・ファン・デ・フェン、クリスティアン・ロメロ、ジャロッド・ボーウェン…。

過去を振り返れば、多くのビッグネームたちがプレミアリーグからの降格という苦い経験を味わってきた。今回は『Planet Football』から「不名誉な降格を刻むことになってしまった名手たち」をご紹介する。

ジョーダン・ピックフォード

2016-17シーズンのサンダーランドにとって、明るい話題はほとんどなかった。最下位に沈み、残留圏内とは勝点16差という惨敗を喫したが、その中で唯一の光となったのが生え抜きのジョーダン・ピックフォードの台頭だった。

当初はヴィト・マンノーネの控えだったが、同僚の負傷をきっかけに守護神の座を掴むと、そのままゴールマウスを譲ることはなかった。

その年のPFA年間最優秀若手選手賞にノミネートされるほどの活躍を見せ、愛するクラブを救うことはできなかったものの、シーズン終了後には当時GKとして史上3位の移籍金2500万ポンドでエヴァートンへと引き抜かれた。

アンディ・ロバートソン

降格の憂き目からチャンピオンズリーグ覇者へ…。そんなシンデレラストーリーを歩む選手は稀だが、アンディ・ロバートソンは2017年の夏にその飛躍を遂げた。

ハル・シティでプレーしていた彼は、2014-15シーズンに降格を経験。しかし2部でレギュラーを確保すると、1部昇格、そしてプレミアリーグでの活躍、さらにリヴァプールへの移籍とステップを軽々と進めていった。

当時のリヴァプールはモハメド・サラーやドミニク・ソランケを獲得しており、彼の加入は地味な補強と見られていた。しかし、彼はユルゲン・クロップ率いるチームの不可欠なピースとなり、プレミアリーグ史上最高とも言えるサイドバックコンビの一翼を担うことになる。1000万ポンドという移籍金は、今思えば「破格」の一言だ。

ナタン・アケ

現在はマンチェスター・シティという「勝利の機械」の一部となっているアケだが、彼がプレミアリーグクラスのディフェンダーとして地位を確立したのはボーンマス時代だった。

チェルシーのユースで育った彼はレディング、ワトフォード、ボーンマスへのローン移籍を経て、2017年にボーンマスへと完全移籍した。しかし2019-20シーズンにはコロナ禍の中で苦戦を続け、18いで2部降格を喫する。

しかしそれでもアケの評価が下がることはなく、2020年の夏にシティが4100万ポンドもの資金を投じて彼をトップリーグへと連れ戻した。

ロイ・キーン

フォレストが降格した時、キーンはまだ21歳だった。しかし、当時からスタッツは突出しており、トップクラスに上り詰める運命にあるのは明らかだった。

チームを率いていた名将ブライアン・クラフ監督とは度々衝突したが、キーンは後に彼を「これまでプレーした中で最高の監督」と評している。プレミアリーグ創設初年度、多くの名門クラブが彼を狙っていた。

抜け目ないキーンは、その関心を自身の交渉材料にした。フォレストが降格の危機に瀕する中、彼は契約に降格した際に退団できるという条項を盛り込ませ、クラフ監督から「強欲な子供」と揶揄された。

ただ結果として、それは賢明な判断となった。フォレストは降格し、キーンは当時の英国記録となる375万ポンドでマンチェスター・ユナイテッドへと加入した。

ジェイミー・ヴァーディ

画像: (C)Getty Images
(C)Getty Images

彼がレスター・シティの歴史上最高のストライカーの一人であることは疑いようがないが、2022-23シーズンのヴァーディはわずか3ゴールに終わり、それがタレント揃いのチームが降格した一因となってしまった。

プレミアリーグでこれほどの得点実績を持ちながら降格を経験した選手は、おそらくマイケル・オーウェンを除いて他にいないだろう。

しかしながら、2部に降格したチームに残留することを決断すると、1年でのプレミアリーグ復帰に大きく貢献。さらに2024-25シーズンに38歳で9ゴールを決めて有終の美を飾ると、今季はイタリア・セリエAのクレモネーゼへと移籍していった。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

筆者:石井彰(編集部)

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