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『ウィキッド 永遠の約束』が大ヒットの前作と同等のオープニング成績で初登場!今年も『映画ドラえもん』としのぎを削る?

  • 2026.3.10

3月6日から3月8日までの全国映画動員ランキングが発表。前週、コロナ禍以降の「映画ドラえもん」シリーズで最高のオープニングを叩きだした『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』(公開中)が、引き続き首位をキープしてV2を達成。その成績の詳細は後述するとして、今週は2位に初登場を果たした『ウィキッド 永遠の約束』(公開中)からチェックしていこう。

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『ウィキッド 永遠の約束』が2026年洋画No. 1発進!

世界的人気ミュージカルを映画化した2部作の後編『ウィキッド 永遠の約束』 [c]Universal Studios. All Rights Reserved.
世界的人気ミュージカルを映画化した2部作の後編『ウィキッド 永遠の約束』 [c]Universal Studios. All Rights Reserved.

昨年の同時期に公開され、最終興収35億4000万円を記録した『ウィキッド ふたりの魔女』(24)の続編で、2部作の後編にあたる『ウィキッド 永遠の約束』。初日から3日間の成績は、観客動員が31万5027人で興行収入は5億3096万1340円。これは前作『ふたりの魔女』が初週末3日間で記録した動員32万1000人&興収5億1900万円とほぼ同等の成績といえよう。

その前作は、同日に公開された『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』(25)と約1か月にわたる接戦を繰り広げ、週末動員ランキングと週間ランキングではどちらも4月前半まで5週連続で『のび太の絵世界物語』が1位、『ふたりの魔女』が2位という状態に。とりわけファミリー層が中心となる『のび太の絵世界物語』が週末に大きく数字を伸ばしていたのに対し、平日は概ね(春休み本番に突入するまでは)『ふたりの魔女』が大きくリードしていた。

それぞれの道を歩みはじめたふたりの魔女に降りかかる運命とは… [c]Universal Studios. All Rights Reserved.
それぞれの道を歩みはじめたふたりの魔女に降りかかる運命とは… [c]Universal Studios. All Rights Reserved.

今年の場合は『新・のび太の海底鬼岩城』のほうが一週早く公開を迎えることになったが、それでも“週末のドラえもん”vs“平日のウィキッド”の関係性自体は大きく変わることはないと推測できる。とはいえ今年は、昨年の3月と比較するとほかのラインナップが強力で、2強の独壇場ムードが続くとは少々考えづらい。春休み本番に上昇カーブを描くことがほぼ確実な『新・のび太の海底鬼岩城』に対し、『永遠の約束』には前作以上の持続力が求められることになるだろう。

『ふたりの魔女』の公開時にも触れたように、約20年越しで実現に漕ぎ着けた映画版「ウィキッド」。長年待ちわびてきたファンの期待値の高さと、ミュージカル・音楽映画がヒットしやすい日本市場の相乗効果が前作の大ヒットを後押ししていたことは間違いない。それを踏まえれば今作も同等のヒットが見込めるのだが、必ずしもそううまく運ばないのが“続編映画”の宿命。おそらくカギとなるのは、前作からの期間で新たに作品に触れた観客をどこまで取り込めるか。ちょうど1年という前作からの公開スパン、直前に前作がテレビ放送されたことなどが、結果にどれだけの効果をもたらすのか注目だ。

前作は興収35億4000万円の大ヒット!今年も洋画興行を盛り上げることができるのか [c]Universal Studios. All Rights Reserved.
前作は興収35億4000万円の大ヒット!今年も洋画興行を盛り上げることができるのか [c]Universal Studios. All Rights Reserved.

いずれにせよ、『永遠の約束』のオープニング成績は現時点での2026年公開の洋画作品でNo. 1。昨年も『ふたりの魔女』の公開から数か月間は洋画全体の興行が活発になっていただけに、まだ低迷傾向がつづいている洋画興行を今年も「ウィキッド」が盛り上げてくれることに期待しておきたい。

Snow Man佐久間大介主演の『スペシャルズ』も初登場!

V2達成の『映画ドラえもん のび太の新・海底鬼岩城』は、興収14億円を突破 [c]藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2026
V2達成の『映画ドラえもん のび太の新・海底鬼岩城』は、興収14億円を突破 [c]藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2026

さて、2週連続No. 1を獲得した『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』の週末3日間の成績は、動員が39万4600人、興収が5億1900万円。興収では『ウィキッド 永遠の約束』に逆転される結果となったが、それでも前週比はおよそ3分の2。2週目末までの累計成績は動員111万人&興収14億円と、昨年の『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』と同じぐらいの推移。勢いをキープしたまま春休みに突入できるだろうか。

3位にはSnow Manの佐久間大介が映画単独初主演を飾った『スペシャルズ』(公開中)が初登場。初日から3日間の成績は動員17万2000人、興収2億4500万円。一方、同じSnow Manのメンバーである目黒蓮がダブル主演の一角を担っている『ほどなく、お別れです』(公開中)は、公開5週目でも動員15万2000人、興収2億1100万円を記録する好調ぶりで4位をキープ。すでに累計動員255万人&興収35億円に達している。

【写真を見る】Snow Man佐久間大介が“伝説の元殺し屋役”でキレキレのダンスを披露!? [c]2026『スペシャルズ 』フィルムパートナーズ
【写真を見る】Snow Man佐久間大介が“伝説の元殺し屋役”でキレキレのダンスを披露!? [c]2026『スペシャルズ 』フィルムパートナーズ

公開14週目を迎えた『ズートピア2』(公開中)は、前週からワンランクダウンの8位に。累計成績では動員1139万人&興収155億2000万円を突破し、日本歴代興収ランキングで『崖の上のポニョ』(08)を抜き去り17位に浮上。現在16位の『劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」』(24)と同15位の『アバター』(09)をすでに射程圏内にとらえており、春休み期間中の推移に注目が集まるところ。

また、前週からランキング圏外になっている公開40週目の『国宝』(公開中)は、週末時点の累計成績で動員1439万人&興収203億4000万円に到達。こちらも歴代興収ランキングで『ハリー・ポッターと賢者の石』(01)を上回り、『ONE PIECE FILM RED』(22)と並ぶ8位タイに浮上。3月13日(金)には13部門で17の優秀賞に輝いた第49回日本アカデミー賞の授賞式、日本時間3月16日(月)にはメイキャップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされている第98回アカデミー賞の授賞式が控えており、それらの結果次第でトップ10へ返り咲きを果たすことになるだろう。

日本アカデミー賞&米国アカデミー賞を前に、『国宝』が日本歴代興収8位タイに [c]吉田修一/朝日新聞出版 [c]2025映画「国宝」製作委員会
日本アカデミー賞&米国アカデミー賞を前に、『国宝』が日本歴代興収8位タイに [c]吉田修一/朝日新聞出版 [c]2025映画「国宝」製作委員会

以下は、1~10位までのランキング(3月6日〜3月8日)

1位『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』

2位『ウィキッド 永遠の約束』

3位『スペシャルズ』

4位『ほどなく、お別れです』

5位『映画「教場 Requiem」』

6位『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』

7位『木挽町のあだ討ち』

8位『ズートピア2』

9位『新劇場版 銀魂 −吉原大炎上−』

10位『超かぐや姫!』

次週末は、山崎賢人主演の「ゴールデンカムイ」の実写映画第2弾となる『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』(3月13日公開)、ディズニー&ピクサーの最新作『私がビーバーになる時』(3月13日公開)、第98回アカデミー賞で作品賞など9部門にノミネートされているティモシー・シャラメ主演作『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』(3月13日公開)などが控えている。

※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記

文/久保田 和馬

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