1. トップ
  2. 恋愛
  3. やっぱり「目黒蓮」はすごい! 大ヒット中の『ほどなく、お別れです』で示した俳優としての進化

やっぱり「目黒蓮」はすごい! 大ヒット中の『ほどなく、お別れです』で示した俳優としての進化

  • 2026.2.19

Snow Man・目黒蓮さんの主演映画が高い評価を得ています。目黒さんは、浜辺美波さんと映画『ほどなく、お別れです』で主演を担当。同作は、2月6日に公開されると、週末観客動員ランキングで初週1位(興行通信社調べ)を獲得し、公開から7日間で観客動員86万436人、興行収入11億7646万円を突破しました。現在も数字を伸ばし、大ヒット作品となっています。

SNSでは多くの人が「涙した」と絶賛し、出演者の演技やストーリーでも高評価を得ています。そこで、この記事では映画の見どころを解説しつつ、目黒さんの俳優としての魅力を紹介します。

※若干のネタバレを含みます。映画を見ていない人はご注意ください

“オカルト作品に見えない”丁寧に作られた世界観

現在も絶賛上映中の『ほどなく、お別れです』は、「小学館文庫小説賞」大賞を受賞した長月天音さんの同名ベストセラー小説(小学館)が原作。遺族の希望に沿った葬儀を提案し、段取りや会場設営、式の進行などを執り行う“葬祭プランナー”を題材とした作品です。
 
就職活動で失敗し、葬儀会社「坂東会館」にインターンとして入社した新人葬祭プランナー・清水美空を浜辺さんが担当。美空を会社にスカウトし、厳しくも温かく指導する葬祭プランナー・漆原礼二を目黒さんが演じています。

本作の魅力は、原作を丁寧に映像化しているところです。美空は、亡くなった人の声を聴くことができる特殊能力があり、故人と対話することで“最高の葬儀”を作り上げます。

かなりオカルト的な設定ですが、美空が故人と会話できるようになった経緯を分かりやすく紹介し、違和感を払拭(ふっしょく)。そのうえで演出や撮影方法を工夫して、オカルト作品にならないよう、自然な流れで故人と美空の会話を観客に見せています。原作を読んでいない人でもすぐに理解できる脚本で、子どもが見ても楽しめる作品だといえるでしょう。

心を揺さぶる俳優たちの名演技も

同作の監督は三木孝浩さんで、『ソラニン』『アオハライド』『今夜、世界からこの恋が消えても』など、多くの青春映画やヒューマンドラマを手掛けてきた名監督です。『ほどなく、お別れです』でも、感情の機微を丁寧に見せる演出が光っています。
 
豪華な俳優陣による素晴らしい演技が見られるのも魅力です。さまざまな事情を抱えた遺族や故人の役で、志田未来さん、北村匠海さん、原田泰造さん、元乃木坂46の久保史緒里さんなどが出演。さらに、不慮の事故で命を落とした漆原の妻を新木優子さん、美空の家族を鈴木浩介さん、永作博美さん、夏木マリさんが演じています。

特に志田さん、北村さん、永作さんが見せる迫真の演技には注目。この3人が披露する心を揺さぶる演技だけでも、この映画を見る価値は間違いなくあります。

目黒蓮が示した「俳優としての進化」

実力派俳優たちが多く出演する『ほどなく、お別れです』ですが、主演2人の演技も素晴らしいです。コメディー作品も得意な浜辺さんは、コミカルな演技も見せつつ故人の姿が見えて会話できる難しい役を自然体な演技で披露。ストレスなく、観客を作品の世界に連れて行ってくれます。

そんな浜辺さんとタッグを組んだ目黒さん。演じた「漆原礼二」もハマり役になりました。まず、『ほどなく、お別れです』では、目黒さんの声のよさが光っています。「別れや死」をテーマにした物語の中で、目黒さんの持つ低くて安心感のある声がドハマり。バラエティー番組などで聞く目黒さんの声とは違い、重みがありながらも優しい声を作り上げ、作品全体に深みを与えることに成功しました。漆原というキャラクターをよく理解し、高い表現力で観客を魅了します。

原作ファンも納得の仕上がりに! 目黒蓮の「目の演技」

随所で見せる繊細な演技も注目ポイントです。漆原は葬祭プランナーとして、遺族に寄り添って最高のお別れをしようと提案するキャラクター。そんな漆原を、目黒さんは美しい所作で演じ、信頼が置ける人物だということを表現しました。葬儀に関わる動きの一つひとつに説得力があり、徹底した役作りがうかがえます。本物の葬祭プランナーにしか見えず、原作ファンも納得できるキャラクターを作り上げたといえるでしょう。
 
漆原は、妻を亡くしたトラウマであまり表情を変えないのですが、目黒さんは目で感情をうまく表現し魅力を生み出しています。静かな演技の中でもメリハリをつけ、美空に指導する際には厳しい表情も披露。そして、美空の成長に合わせて徐々に優しい表情になっていく「目の演技」を見せています。派手な演技ができない漆原はかなり難しい役ですが、見事な演技力の高さを見せました。

目黒さんといえば、『silent』(フジテレビ系)で演じた佐倉想や、『海のはじまり』(フジテレビ系)の主人公・月岡夏のように、静かな性格のキャラクターを演じるのが得意な俳優です。その実力が漆原でも発揮され、さらに進化しているといえるでしょう。

2026年も大活躍間違いなし! どこまで飛躍するのか

そんな目黒さんは、今後は2月20日公開の映画『教場 Requiem』、4月29日公開の主演映画『SAKAMOTO DAYS』、そして世界的に大ヒットしたハリウッドドラマ『SHOGUN 将軍』のシーズン2にも参加することが発表されています。
 
間違いなく、2026年も俳優として大活躍する年になるでしょう。『ほどなく、お別れです』でも見せたように、作品への出演を重ねるごとに俳優としての実力を高めています。2026年、どこまで飛躍できるのか注目です。
この記事の執筆者: ゆるま 小林
長年に渡ってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。

文:ゆるま 小林

元記事で読む
の記事をもっとみる