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骨格が引き立つピクシーヘア6選! 顔型&似合う前髪もチェック【2026春夏ヘアトレンド】

  • 2026.3.5
Getty Images

スタイリングへの倦怠感か、あるいは冬の間続いた画一的なトレンドからの脱却か。理由はどうあれ、ピクシーカットはこの春、最も羨望を集めるヘアスタイルへと急浮上している。

今年の英国アカデミー賞(BAFTA)授賞式では、グレイシー・エイブラムスやジェシー・バックリーといった著名なスターたちがピクシーカットのセオリーを実証。新しい季節に向けた移行期において、ショートヘアを取り入れることのパワーを存分に披露した。

グレイシーの場合は、ふわりと流れるサイドパートを加えたソフトピクシーでスタイルを刷新。一方ジェシーは、モダンなスリックバックでエッジを効かせたアシンメトリーなピクシーで、その存在感を強くアピールした。

Variety / Getty Images


今、浮上しているフレッシュなカットには共通項がある。それは、クラシックなガミンカット(サイドは長め/バックは短め)の基盤を踏襲しつつも、フィニッシュははるかにソフトであるという点だ。「最近のピクシーカットは、より柔らかく適応力のあるシェイプへの移行が見られます。長さを残したピクシーなら極端にシャープなシルエットに固執することなく、カラーや質感、スタイリングで遊ぶことができます」と語るのは、「ハーシェソンズ」フィッツロヴィアのスタイリスト、デール・ハーン氏。「モダンピクシーの美点は厳格すぎず、よりパーソナルな表現が可能なため、幅広い顔型にマッチすることです」と、その魅力を話す。

以下より、ロンドンを代表するトップヘアスタイリストたちが、これからの暖かい季節を定義づけるモダンなピクシーカットを徹底解説。柔らかな“トリクシースタイル”から繊細な前髪、そして顔周りを美しく引き立てるコントアカットまで、最旬の6スタイルをチェックしよう。

【STYLE1】柔らかなトリクシーカット

「この自信に満ちた万能なカットは、緻密なカットの構造と柔らかくエアリーな質感との完璧なバランスで、その人の顔立ちを引き立てます」。そう語るのは「トニー&ガイ」のグローバルクリエイティブディレクター、コス・サッカス氏。彼はここ数カ月、このヘアスタイルのオーダーが急増しているのを肌で感じているという。「トリクシーは、アイコニックなピクシーカットをジェントルかつ大人なムードに昇華させたスタイルです」

Valentina Valdinoci / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

【SYTLE2】コントアピクシーカット

コントアピクシーカットの真髄は、自身の顔が持つ自然な輪郭を最大限に活かすことにある。「フェイスラインを美しく引き立て、パーツを際立たせるよう計算されたデザインです。特に頬骨にフォーカスしたディテールによって、どの角度から見ても美しい表情を作ります」とサッカス氏。「非常に万能なカットなので髪質を問わず、常にエフォートレスな動きのある仕上がりを叶えてくれます」

Valentina Valdinoci / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

【STYLE3】 フリンジピクシー

「今季は束感のある薄いウィスピーバングであれ、ソフトに流すスタイルであれ、顔周りを縁取る前髪の要素がカギ。あくまでウェアラブルで日常に取り入れやすい感覚を保つことが重要です」とハーン氏は語る。

Mattia Arioli / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

前髪ありのピクシーは大胆な選択ゆえ、事前のリサーチが不可欠だ。「丸顔、面長、スクエア型など、自分にベストな前髪を知ること。基本は、顔型と逆の形を選ぶことです。丸顔ならスクエアな前髪、スクエア型ならラウンド気味の前髪を。顔の横幅が広いなら幅の狭い前髪、細面ならワイドな前髪が必要です。カーテンバングなら、ほぼすべての顔型にマッチし、魅力を引き出してくれます」とサッカス氏はアドバイスする。

【STYLE4】スリークピクシーカット

直線的でなめらかなスリークピクシーは、春にうってつけのカット。サッカス氏が指摘するように、気温が上がるこれからの季節に最適だ。「春への移行期に合わせて重たいレイヤーを避け、少しソフトな印象に仕上げるのが今の気分です」

Francesca Babbi / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

またハーン氏は、このカットの美点はその二面性にあると語る。耳にかけてタイトにまとめれば洗練されたフィニッシュに、あえて少し崩せばリラックスしたモダンなムードが完成する。

【STYLE5】 Year2000風ピクシー

ジェシー・バックリーやグレイシー・エイブラムスのスタイルにインスパイアされた2000年代風ピクシーがリバイバルの兆しを見せている。「彼女たちのカットは、00年代初頭から中期のピクシースタイルへのオマージュです。わずかなグラデーションと、Aラインのアングルを効かせた強いサイドパートが特徴で、両者とも重めの前髪とミニマルなテクスチャーで仕上げています」と解説するのは「ラリーキング」スタイリスト、ハサン・サヒン氏。

「計算されたレングスと絶妙なアシンメトリーが、レッドカーペット級の洗練を演出します」とハーン氏も付け加える。汎用性の高さも魅力だ。「フロントに少し重さを残すことでスリークに撫で付けたり、耳にかけたりとアレンジが可能になり、よりソフトでグラマラスなヘアラインが生まれます。ショートにする度胸はあるけれど、スタイリングの自由度も手放したくない。そんな人に最適なスタイルです」

【STYLE6】 ウィスピーピクシーカット

「ウィスピーピクシーの真髄は、髪本来の自然な動きを最大限に引き出すこと。鍵となるのはエアドライです。『ハーシェソンズ』の“エア ドライ スプレー”のような、ライトウェイトなテクスチャースプレーを使い、重さを出さずに毛束のセパレーションを際立たせましょう。あるいは、ディフューザーを使って自然なうねりと柔らかさを出し、リラックスしたモダンなフィニッシュに仕上げるのも手です」とハーン氏は解説。

Daniele Venturelli / Getty Images

ここでは、優秀なスタイリングクリームも不可欠だ。「ピクシーカットのスタイリングには、『ラリー キング』の“ソーシャル ライフ クリーム”を私は愛用しています。ポイントは、ピクシーに適度なまとまりを与えつつ、ベタつきや過剰な“つけてる感”が出ないアイテムであることです」

「さらにこなれたなメッシールックを狙うなら、強力なテクスチャースプレーをプラスします。基本的にウィスピーピクシーは、きれいに整えすぎないことが鉄則。あくまでラフに、アンダンとも言える作り込みすぎないなテクスチャー重視で仕上げるべきです」とサヒン氏も同意する。

春に向けて髪をリフレッシュするには

真冬のピークを過ぎた今、暖房による乾燥や厳しい寒気など、過酷な環境がもたらす余波は人それぞれ。けれど、新シーズンへの移行期において枝毛と乾燥は誰もが直面する普遍的な課題だ。「新しい季節の始まりは、枝毛のトリミングからスタートしましょう。理想は8〜10週間おきにメンテナンスを行い、ダメージで重くなった毛先を取り除くことです」とサッカス氏はアドバイス。

さらに彼はこう続ける。「瞬時に輝きを宿したいなら、シャンプーの最後を冷水ですすぐこと。キューティクルが引き締まり、ツヤが底上げされます」

もっと大胆なピクシーカットを検討している人に対してはこう提案する。「まずはインスピレーション源となる画像を保存し、スタイリストと共有することから始めて。そうすれば、あなたのヘアラインや髪質、そしてライフスタイルに寄り添ったカットが実現します。求めているのは洗練されたムードか、それともこなれた雰囲気か。ここを明確に伝えることが重要です。近年のピクシースタイルの真骨頂は、過剰に作り込まず、あくまでエフォートレスに見せることにあるのですから」

サヒン氏はさらに、まだこのカットを試したことがない人へ向けて、ボブとピクシーの中間ともいえるビクシー(bixie)スタイルから始める選択肢も提示している。

「段階を踏んで徐々に慣らしていくのも手です。重要なのは、あなたの顔立ちや骨格を熟知しているスタイリストを見つけること。そして何より、あなたのライフスタイルやキャラクターを理解してくれる相手であること。真のピクシーカットとは顔型以上に、その人自身とリンクするものですから」

Realization : Amelia Bell Translation & Text : Nathalie Lima KONISHI

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