1. トップ
  2. 恋愛
  3. 【60代エンタメ】 イ・ビョンホン主演!最後まで展開が読めないサスペンススリラー『しあわせな選択』

【60代エンタメ】 イ・ビョンホン主演!最後まで展開が読めないサスペンススリラー『しあわせな選択』

  • 2026.3.6

イ・ビョンホンとソン・イェジンの韓国2大スターが夫婦役を演じたサスペンススリラー『しあわせな選択』が3月6日(金)より公開です。 突然仕事を失い、幸せな生活を守るために驚くべき方法を取ることに決めた主人公と、その家族の姿を描いています。『オールド・ボーイ』(2003年)など海外の映画祭での評価も高い韓国の巨匠パク・チャヌク監督が、『JSA』(2000年)以来25年ぶりにイ・ビョンホンとタッグを組みました。先が読めないヒリヒリする展開が続く今作の見どころを紹介しつつ、食べ物の登場シーンにも注目したコラムです。

ストーリー

製紙会社に勤めて25年のマンス(イ・ビョンホン)は、広い庭がある郊外のマイホームで美しい妻ミリ(ソン・イェジン)と2人の子ども、2匹の犬と暮らし、「全てを叶えた」と幸せの真っただ中。自宅は自分が子ども時代に住んでいた家を買い戻して修復を重ねたもので愛着があり、温室で植物を育てるのが趣味。しかし、マンスが勤める会社が海外企業に買収されたことにより、リストラされてしまう。 できれば同じ製紙業界に勤めたいと就職活動をするマンスだが、1年経っても再就職先は決まらず、妻ミリはパートに出て節約し、自宅を売りに出すことを提案する。追い詰められたマンスは、ある製紙会社でどうしても働きたいと願い、自分こそがその会社にふさわしいと確信。「ライバルがいなくなれば、仕事は手に入る」という考えから、衝撃的な計画を立てる。

【見どころ1】予想外のラストまで展開が読めない緊張感あふれるサスペンススリラー

休日に広い庭でバーベキューを楽しみ、美しい妻とは仲睦まじく、愛らしい息子とチェロの才能がある娘がおり、大きな犬を2匹飼っている……幸せを絵に描いたような家族の描写から始まる物語は、夫が突然解雇されたことにより、一気に暗転してしまいます。高校卒業後働きながら通信大学で化学を学び、製紙業界の栄誉である「今年のパルプマン賞」を受賞したこともある有能な管理職のマンス。紙づくりに愛着があるため何とかして製紙会社に再就職したいと考えており、自宅も庭も温室も犬も手放したくない彼は“驚くべき選択”をします。そこからは先が読めず、結末もなかなか予想がつかず、マンスもその家族も波乱の人生を送ることに。ハラハラ、ヒリヒリする展開に翻弄される人が続出するはず。

【見どころ2】イ・ビョンホン×ソン・イェジン 韓国の2大スターが夫婦役

主人公を演じるのは、2000年代はじめの韓流ブームのころから活躍し続け、最近では「イカゲーム」(2021~2025)での冷酷な悪役の演技も話題のイ・ビョンホン。家族や植物を愛し、仕事に誇りを持つ良きパパの顔から、衝撃のアイデアを実行しようとする姿、追い詰められて狂気を帯びていく様子までを感情豊かに演じています。

マンスの妻・ミリ役は、『私の頭の中の消しゴム』(2004)や「愛の不時着」(2019~2020)のヒロイン役としても知られるソン・イェジン。今作では夫・マンスや子ども達を支えながら現実に対処し、危機が迫る度に強くなる妻、母としての姿を見せてくれます。

中高年の悲哀をブラックユーモアで包み込む

デジタル化、ペーパーレス化、若い世代の活字離れに出版不況があり、AIに仕事を奪われ、海外に目を向けなければ生き残れない。韓国の製紙業界が直面する状況は日本も同じですが、マンスや就活のライバル達は、リストラの憂き目にあいながらも製紙業界へのこだわりが捨てられません。そんな中高年の悲哀が漂うサスペンスではありますが、ところどころブラックユーモアを感じるので思わずクスっと笑ってしまうシーンも。この緊張感との落差がまた、作品世界への没入感を高めています。

【ここにも注目!】「ウナギ」と「チキン」を食べるわけ

冒頭、マンスが庭のバーベキューセットで焼いているのは「ウナギ」。妻の誕生日に会社から贈られたもので、マンスは会社が自分を大切にしている証だと誇らしげなのですが、結果は…。 また、チキンも何度か登場する印象的な食べ物。劇中に“明洞(ミョンドン)チキン”というセリフが出てきますが、これはおそらく特定のお店の名前ではなく、韓国・ソウルの繁華街ミョンドンに「チキン通り」と呼ばれるチキン専門店の激戦区があるので、そこで買うフライドチキンのことではないでしょうか。 ウナギもチキンも、色々な皮肉を込めた食べ物として登場しますので、こちらにもぜひご注目を。

作品情報

『しあわせな選択』
3 月6日(金) TOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開
 
出演:イ・ビョンホン、ソン・イェジン、パク・ヒスン、イ・ソンミン、ヨム・ヘラン ほか
監督:パク・チャヌク
配給:キノフィルムズ
ⓒ2025 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM ALL RIGHTS RESERVED
<a href="https://nootherchoice.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://nootherchoice.jp/</a>

この記事を書いた人 富田夏子

雑誌ライター歴21年。得意分野はエンタメ、フード、ライフスタイル。映画ライター/映画ごはん研究家として、「映画とごはんをつなぐメディア」をSNSで展開し、映画と食に関連する情報や体験をシェアしている。日本映画ペンクラブ会員。 雑誌やWEBへの映画レビュー連載歴は14年で、俳優や映画監督のインタビューも手がける。料理取材の試食は残さず食べる食いしん坊。

元記事で読む
の記事をもっとみる