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シグネチャーレストランがオープンへ。「カペラ京都」が春の開業を前にデザインコンセプトを発表

  • 2026.3.3
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カペラホテルズ&リゾーツの日本初進出となる「カペラ京都」が、2026年春の開業を前にデザインコンセプトを公開。Kengo Kuma and Associates(隈研吾建築都市設計事務所)とBrewin Design Office(ブリューイン デザイン オフィス)により、文化の継承やクラフトマンシップ、そして現代的な美意識を融合させた空間が生み出されました。またホテル開業と同時に、シグネチャーレストラン「SoNoMa by SingleThread(想乃間 by SingleThread)」もオープン。京都とカリフォルニア州ソノマの食文化を融合させたコースメニューが提供されます。

“現代の町家”を体現する「カペラ京都」のデザインコンセプトとは

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古都京都ならではの伝統が現代に息づく宮川町に開業する「カペラ京都」。同ホテルの建築は、建築家の隈研吾さんが率いる隈研吾建築都市設計事務所、インテリアデザインはシンガポールを拠点とするブリューイン デザイン オフィスが手掛けました。かつて地域に親しまれてきた旧小学校校舎の記憶を継承しながら、「知と文化の探訪の場」として新たな息吹が吹き込まれています。

全89室の客室は、町家特有の奥行きや「坪庭」の精神性を取り込みながら、これまで育まれてきた京都の暮らしや文化を現代的に表現。空間が重なり合う建築的なレイヤーを生む「しきい」の構造によって、移動そのものが体験となるようなデザインになっているそうです。

隈研吾建築都市設計事務所による建築

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京都特有の細い路地が生み出すリズムを尊重し、周囲の町並みに調和する低層の構成を実現した建築デザイン。ホテル中央には寺院の門や城郭といった格式ある建築に用いられてきた意匠である唐破風屋根を備えた中庭が配置され、空間全体を静かに引き締めています。

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建築家の隈さんは、「宮川町は京都市の中心にありながら、建仁寺を核として静けさと落ち着きを色濃く残す貴重な場所です。この『静けさ』こそが最も重要であり、ホテルでも大切に受け継ぐべきものだと考えました」とコメント。「地域に根差し、街の人々に親しまれてきた小学校の跡地であるこの場所に『異物』を置くことは相応しくないと考え、中庭という開かれた空間を設けることで、地域との繋がりを受け継ぎました。坪庭は小さな空間で自然を楽しむ京都独特の文化です。水という要素を通じて、それをゲストと共有したいと考えました」

京都らしい空間構造が建築の核となっているのも特徴のひとつ。ホテルのアプローチは、祇園を思わせる細い路地や障子越しの光、水音などを織り込み、敢えて動線に「緩急」を持たせることで、まるで京都の街を歩くかのように発見が少しずつ現れるといった設計になっているそうです。

ブリューイン デザイン オフィスのインテリアデザイン

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インテリアは、漆や和紙、陶器、木材といった伝統素材がモダンに再解釈され、質感や触感を重視したデザインに。町家の風景を現代的な視点で捉え、光と素材が織りなす静謐な世界観を通して、京都という街が持つ多層的な魅力を映し出します。館内の至るところに、地域の檜や杉、竹、錦織といった京都ゆかりの素材が用いられ、光の移ろいを計算した客室や、深い石風呂から坪庭を眺めるバスルームなど、五感に寄り添う空間が演出されています。

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「伝統の継承と進化の両立を目指した」というブリューイン デザイン オフィスの創業者ロバート・チェンさんは、「京都の美は『余白の美』にあります。私たちは煌びやかに飾り付けるのではなく、静けさやリズム、素材の知性といった『目に見えない質』をデザインで表現したかったのです」と語っています。

ミシュラン3つ星レストラン「シングルスレッド」日本初進出となる「SoNoMa by SingleThread」がオープン

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「カペラ京都」は、カリフォルニア州ソノマを拠点とするミシュラン3つ星レストラン「SingleThread(シングルスレッド)」とのパートナーシップを締結。「シングルスレッド」初の海外プロジェクトとなる「SoNoMa by SingleThread」が、ホテルの開業と同時にシグネチャーレストランとしてオープンします。12席のカウンター席とラウンジ、そしてペストリーショップから構成され、京都の地域農業や伝統に根ざした食文化と「シングルスレッド」らしい革新的なアプローチを融合させた唯一無二のダイニング体験が提供されます。

日本との深い関係を持つ「シングルスレッド」のオーナー夫妻

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かつて日本で生活した経験を持ち、日本文化や食への理解を深めてきたという、「シングルスレッド」オーナーシェフのカイル・コノートンさんとオーナー兼ヘッドファーマーを務めるカティナ・コノートンさん夫妻。カリフォルニア州ソノマへ拠点を戻してからも一流日本料理店での研修を通じて日本各地と深い結びつきを育み、「シングルスレッド」開業以降も日本のシェフや職人たちとさまざまな形でコラボレーションを重ね、京都をはじめとする日本各地のつくり手との関係性をより強固にしてきたそうです。

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オーナーシェフのカイル・コノートンさんは、「『SoNoMa by SingleThread』という名前には、私たちの故郷ソノマの気風や感性と、京都の風土を繋ぐ存在であるという思いが込められています。京都の食材や文化を私たちなりに表現しながら、お客様に両地域の魅力を感じていただける場にしたいと考えています」とコメント。

京都とソノマ、それぞれの地域の特性を生かした特別コースを提供

「SoNoMa by SingleThread」を率いるのは、カリフォルニア州ソノマ出身の富永敬太シェフ。富永さんは、日本料理「てのしま」がミシュランを獲得した時期に店主の林亮平さんのもとで研鑽を積み、その後ソノマの「シングルスレッド」で経験を重ねてきたといいます。同レストランでは、京都や関西の生産者と連携し、代々受け継がれてきた京野菜や花々を使いながら、地域生産者と協力して北カリフォルニア特有のエアルームトマトや夏かぼちゃ、ペッパー、ハイビスカスなども厳選し、季節や農の営みを丁寧に表現していくそう。カリフォルニア産のオリーブオイルやアーモンド、チーズなども取り入れ、双方の地域の農業文化を讃えるアプローチでメニューが展開される予定です。オープンキッチンを望むカウンター席では、料理人やスタッフとの対話も含めたその日限りの特別なコースを楽しめます。

ラウンジバー&ペストリーショップ

ラウンジバーのメニューは、日中は紅茶やコーヒー、ノンアルコールドリンク、季節のカクテルと共に軽食やスイーツを、午後はハイティーのようなスタイルで軽めのランチやシェアできるメニューを中心に展開されます。夕方以降は、ディナー前のひと時を優雅に過ごせるアペリティフが登場。アルコールメニューには、旧世界の貴重な生産者のワインに加え、カリフォルニアや日本のワイン、そして京都や関西の銘柄も含めた日本酒も幅広く揃います。

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併設するペストリーショップは、パティシエのエマ・ホロウィッツさんとミシュラン3つ星レストラン「L’Effervescence(レフェルヴェソンス)」出身の森田実生さんが共同監修。宮川町らしさを取り入れた独創的なアプローチで、季節のスイーツや軽食が店内およびテイクアウトで楽しめます。

グランドオープンを目前に控えた「カペラ京都」。カペラならではのパーソナルなホスピタリティと京都が持つ豊かな歴史を結びつける新たなホテル滞在に、ぜひご注目ください。

問い合わせ先
カペラ京都
所在地/京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町130番
TEL/075-541-8877

URL/capellahotels.com/jp/capella-kyoto

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