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「あなたには無理よ」お局様に全否定された私のプレゼン→思い切って原案のまま発表したら...

  • 2026.3.2
ハウコレ

入社2年目の春、初めて大きなプレゼンを任されました。嬉しさと同時に、胸の奥にはひんやりとした緊張が広がっていた。自分なりに精一杯の資料を作り上げたものの、それが通用するのかどうか、まるで見当もつかなかったのです。

赤ペンだらけの資料を、黙って受け取った

完成した資料を、まずは先輩に見てもらおうと思いました。部署の中でも厳しいことで知られている方でしたが、経験豊富な人に意見をもらうのは大事なこと。そう考えて、「レビューをお願いできませんか」と声をかけたのです。しかし翌朝、返ってきた資料を見て言葉を失いました。ほぼすべてのページに赤ペンが入り、余白には「ここダメ」「やり直し」の文字がびっしり。最後のページには「あなたには無理よ」と一言だけ添えられていた。手が少し震えたのを、今でもはっきりと覚えています。

同期の一言が、背中を押してくれた

昼休み、思い切って同期にそのことを打ち明けました。赤ペンだらけの資料を見せると、同期はしばらく黙ってページをめくり、ぽつりと言ったのです。「これ、修正の指摘、全部見当違いだよ」。驚いて聞き返すと、同期は冷静に一つひとつの赤字を読み上げながら、どこがずれているのかを丁寧に説明してくれました。最後に「原案のほうがずっといい。自信持って出しなよ」と、まっすぐな目で背中を押してくれました。その言葉がなければ、きっと私は指摘通りに書き直していたと思います。

震える声で立った、あの日のプレゼン

発表当日、壇上に立つ足は正直震えていました。頭の中で響く「あなたには無理よ」という先輩の声。それでも、同期の「自信持って」という言葉を思い出しながら、原案のまま最後まで話し切ったのです。プレゼンが終わった瞬間、会場は静まり返り、数秒の沈黙のあとに拍手が広がりました。その場では何も感じられないほど緊張していて、自分の発表がどう受け止められたのか、実感が湧いたのはずっと後のことでした。

そして...

数日後、社長賞を受賞することになりました。嬉しいというよりも、ほっとした気持ちの方が大きかったのを覚えています。

あのとき自分の言葉を信じて壇上に立ったこと。それを支えてくれた同期がいたこと。その二つだけは、これから先もずっと忘れないだろうと思います。まだまだ未熟な私だけれど、自分の声で語ることを、もう怖がらなくていい。そんなふうに思えた春のことでした。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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