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給料明細が届かない! 上司「絶対送った、そっちのミスだ」数週間後、かかってきた電話の内容に「耳を疑った」

  • 2026.3.1

筆者の話です。給料日に会社からの給料明細が届きませんでした。上司は「確実に送った」と主張し、私に何度も探すよう指示します。さらには休暇中の同期まで呼び出される事態に。しかし数週間後、意外な場所から給料明細が見つかります。その、意外な場所とは?

画像: 給料明細が届かない! 上司「絶対送った、そっちのミスだ」数週間後、かかってきた電話の内容に「耳を疑った」

届かない給料明細

私が管理栄養士として採用されたある企業で、ドラッグストアの訪問業務や商品の営業のパート仕事をしていた時の話です。

毎月、販売促進に使う景品やPOP(店頭広告)等と一緒に、給料明細も宅配便で送られてきます。

ところが、景品やPOPは届いたのに給料明細だけがどこを探しても見つかりませんでした。

「おかしいなあ?」

何度も段ボールの中を確認しましたが、やはり給料明細は入っていません。

私は上司である所長に電話で確認しました。

「すみません、今月の給料明細が入っていなかったのですが?」

私への疑い

すると、所長は「私は間違いなく送りました! もう一度よく探してください!」と言いました。

私は再度、段ボールの中を隅々まで確認しましたが、やはり見つかりません。

「やっぱりないんですが……」と言っても

「いや、私は絶対送ってます! そちらで紛失したんじゃないですか?」

所長の言い方に、理不尽さを感じて胸がざわつきました。しかし、もしかしたら本当に私が見落としているのかもしれないと思い直して、送られてきたものをひとつひとつ確認しながら探しました。

何度探しても見つからないので、私は再度、所長に連絡すると

「困りましたね。じゃあ、事務所で確認してみます」

所長はそう言って電話を切りました。

同期の休日出勤

その日の夕方、事務所で働いている同期のIさんから、LINEが入りました。

「今日、私は休みの日なんだけど、あなたの給料明細を送ったのは私だから、出社して探すように所長に言われたの」

Iさんは退職を控えていて、残っていた有給休暇を消化している期間のはずです。

「休みの日なのに? 私のせいでごめんね」

「大丈夫だよ。所長に言われたから仕方ないけど、ちょっと納得いかないよね」

Iさんは優しく返信してくれましたが、私は自分の報告が発端で大切な同期の休日を壊してしまったことに、申し訳なさと強い憤りを感じていました。

Iさんは事務所中の机や引き出しを探してくれましたが、私の給料明細はどこからも見つからなかった様です。

「やっぱりなかった。所長、本当に送ったのかな?」

Iさんからそんなメッセージが届きました。

明らかになった真実

それから数週間が経ったある日、所長から電話がありました。

「本当にごめんなさい!」

所長は小さな声で話し始めました。

「私の机の引き出しから、あなたの給料明細が出てきました。私の確認ミスで、ご迷惑をかけてしまって、申し訳なかったです」と所長は私に謝罪してきました。

その声は、明らかに反省している様でした。

「……分かりました」と私は答えました。

謝罪を受けたものの、私の中には複雑な感情が渦巻いていました。

所長が最初から「もしかしたら自分のミスかもしれない」と柔軟に確認してくれていれば、Iさんの貴重な休日を奪うこともなかったでしょう。

何度も探しても見つからないから報告したのに。

一方的に「そちらで紛失したのでは」と疑われたことが、私にとってはとても悲しく感じられました。

この出来事で、上に立つ人間は自分のミスを認める勇気と、部下の言葉を信じる姿勢が大切ではないかと感じました。

そして、理不尽な状況でも真摯に対応してくれたIさんの優しさを、今も忘れません。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢佑菜
管理栄養士の資格を持つ、2人の自閉症男子のママ。自身の育児環境の変化をきっかけに、ライター活動をスタート。食と健康を軸に、ライフスタイル全般のコラムを得意とし、実体験に基づいたリアルな記事を執筆中。専門的な情報を「わかりやすく、すぐに日常に取り入れられる形」で伝えることが信条。読者の「知りたい」に寄り添い、暮らしを整えるヒントを発信しつづけている。

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