1. トップ
  2. 恋愛
  3. 英語で道を聞かれ、慌てて『地図アプリ』を開くも“フリーズ” → 父の【意外な対応】にハッとした

英語で道を聞かれ、慌てて『地図アプリ』を開くも“フリーズ” → 父の【意外な対応】にハッとした

  • 2026.3.1

外国人旅行客などから英語で話しかけられて、戸惑った経験はありませんか? 言葉が通じない不安やプレッシャーから、思うように受け答えができなくなることもありますよね。今回は、筆者が“父の対応”を間近で見て感じた出来事をご紹介します。

画像: 英語で道を聞かれ、慌てて『地図アプリ』を開くも“フリーズ” → 父の【意外な対応】にハッとした

突然の英語

両親とランチに行った帰り道のことです。大きなリュックを背負った外国人旅行客から、英語で道を聞かれました。手には地図。とてもゆっくり、丁寧に話してくれます。

それでも正直、ほとんど聞き取れませんでした。
行きたい場所の名前を何度聞いても分からず、頭の中が真っ白になります。

英語が分からない、というよりも
「間違えたらどうしよう」
「変なことを言ってしまったら困らせるかもしれない」
そんな思いが先に立ち、言葉が出てきませんでした。

地図アプリ

ただ、地図に書かれていたアルファベットの地名だけは目に入りました。
スペルをそのまま地図アプリに入力すると、目的地が表示されます。相手も分かったようで、表情が和らぎました。

どうにか場所は特定できたものの、問題はその先です。
道順を英語で説明する自信がありません。
私はスマホを差し出し、画面を見せながら、相手の反応をうかがうことしかできませんでした。

父の登場

そのとき、少し遅れて歩いていた父が合流しました。
状況を見てすぐに理解した父は、私のスマホと相手の顔を交互に見ながら、簡単な英語で道順を説明し始めました。

英語は決して流暢ではありません。文として整っているとも言えない。
それでも、身ぶり手ぶりを交えながら、必要なことだけを伝えていきます。

相手は理解したようで、何度も「サンキュー」と言い、安心した表情でその場を離れていきました。

思ったこと

私は横で見ていて、少し不思議な気持ちになりました。
英語の勉強をしてきたのは、どちらかといえば私のほうです。
それなのに、動けなかったのは私でした。

父は、正しい英語を話そうとしていませんでした。
通じるかどうか。それだけを基準に、言葉を発していたように見えました。

一方の私は、「間違わないように」「失礼があってはいけない」と考えすぎて、身動きが取れなくなっていたのだと思います。

あの日の道案内は、語学力の差というより、向き合い方が違っていたのでしょう。

完璧でなくても、伝えようとすること。
その一歩が、相手を助けることもある。

父の背中を見ながら、そんなことを考えました。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。

元記事で読む
の記事をもっとみる