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給食時間中『生徒が校庭にいる』→急いで注意しに行くと…“予想外の光景”に元中学教師が激怒したワケ

  • 2026.3.19
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

こんにちは。

元教員ライターのkntです。

中学校教師にとって、大変なことといえば「生徒指導」。これが間違いなく先生方の心身の負担の多くを占めていると思います。10年間中学校教員をやってきて、特に大変でしたが今となっては笑い話のようなお話しをさせていただきます。

「中学生の行動は奇想天外、摩訶不思議」

私が勤務していた地域は、給食をセントラルキッチンで調理し、各市内の学校に運搬されるといったシステムでした。

隣町はいわゆる、自校給食といって、学校の敷地内に給食調理室があり、そこに配属になった調理師の方々が毎月の献立を考え、調理してくれます。

私は両方を経験しており、やはり自校給食の方が美味しく感じることが多くあります。

もちろん、セントラルキッチンがおいしくないわけではなく、100点か120点かの違いです。
今でもセントラルキッチンの給食を食べたくなるほどで、美味しいのは間違いないです。

しかし、セントラル方式は、市内の小中学生の給食、何千何万人分のを毎日作るのです。

大量生産をするためには、揚げ物や煮物などが多くなるのは致し方ないのです。

そこには私たちが知らない計り知れない労力と苦労、そして予算組みなどの関係からかなりの工夫をしてくれているのだと思います。

中学生は毎日、カレーを食べたいことでしょう。野菜はいらないでしょう。栄養バランスなど気にしないのでしょう。

そんな中学生に、給食の重要性や調理師さんの大変さを理解してもらうためにも「食育」の時間があるのです。

しかし、そこで事件が起きました。

「給食ボイコット」

ある二人の血気盛んな生徒が、献立表を見るなり、大きな声で「今日の給食食いたくねー」と。

まぁまぁよくある光景です。給食を楽しみにしている証拠でもあります。

しかし、いざ給食の時間になってもその二人は現れず。

そんな時職員室から「校庭にいるので教室に戻るよう伝えてほしい」と連絡が。

慌てて、「給食食べるから戻るよー」と声を掛けに行くと、そこには予想外の光景が。

なんと二人で宅配ピザを食べていたのです。

もう怒る気にもならず、呆れるのみでした。

次々と疑問が浮かんできました。

なぜここでピザを食べているのか。どうやって頼んだのか。お金はどうしたのか。

「配達員の方よ、中学生に渡してはだめでしょうよ」と思いつつ配達員の方も、まさか中学生が勝手に頼んだものだとは思わなかったのでしょう。

もちろん、学校ではきちんと給食を食べなさいと伝えました。

文章だけではかなり温厚に話しているように聞こえますが、もちろん大激怒です。

問題行動もSOSのサイン

こういう中学生の行動にもバックボーンや愛情不足、そういったものが見え隠れしていることがあります。

生徒指導は大変ではありますが、問題行動は生徒からのSOSサイン、だと信じて指導に当たっていました。

いつか一緒にお酒をのみ、笑いながらこんな話がしたいなって思える、そんな出来事でした。


ライター:knt

中部の公立中学校で10年、生徒たちと向き合ってきました。離れて気づいた教員の大変さであったり、現場の先生方への尊敬。現状などをみなさんにお届けします。


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