1. トップ
  2. 真剣交際中に起きた突然の破局…男性が“両親から刷り込まれた前提発言”に30代女性「無理でした」

真剣交際中に起きた突然の破局…男性が“両親から刷り込まれた前提発言”に30代女性「無理でした」

  • 2026.3.19
undefined
出典:photoAC ※画像はイメージです。

子どもを望んでいるという点では同じだった二人。それでも交際が終わったのは、「いつ」と「誰が決めるのか」という感覚のズレでした。真剣交際で起きた静かなすれ違いのケースです。

結婚相談所で仲人をしているテイカです。

婚活では、価値観の違いで交際が終わると思われがちですが、実際には少し違うケースもあります。
将来の方向性は同じなのに、話し合うたびに違和感が積み重なっていく。そんなケースです。

今回は、私の女性会員が真剣交際の中で感じた「若いうちに」という言葉の違和感についてお話しします。

同じ未来を見ていた二人

私の会員は30代前半の女性でした。
仕事が軌道に乗り始め、忙しくても充実している時期でした。

お相手はアラフォーの男性。穏やかで誠実な人で、結婚への意思もあり、交際は順調に進んでいるように見えました。

二人とも子どもが好きで、将来的には子どもを望んでいます。
そこに大きなズレはありませんでした。

ただ彼女には一つ考えていることがありました。

産休や育休のあとも働き続けることを考えると、もう少し仕事の基盤を整えてから家庭を持ちたい。
結婚もしたいし子どもも望んでいる。けれどタイミングだけは、自分の中で丁寧に考えたい。

彼女は、その思いを率直に伝えていました。

「早いほうがいい」という前提

一方で男性は、少しでも早く結婚を決めたいと考えていました。

背景には、ご両親から繰り返し言われてきた言葉があったそうです。

「子どもを育てるなら、少しでも若いうちがいい」

その言葉は、いつの間にか彼の中で自然な前提になっていました。

将来の話になると、彼はこう言ったそうです。

「子どもは授かりものとは言うけれど、年齢的にも早いほうがいいよね」
「自分ももう若くないし、周りも早いほうがいいって言うんだよね」

責めるような言い方ではありません。
彼なりに現実的な話をしているつもりだったのだと思います。

けれど彼女は、将来の話をするたびに少しずつ疲れていったそうです。

引っかかったのはタイミングだった

彼女が違和感を覚えたのは、子どもを望むかどうかではありませんでした。

将来の方向性は同じ。
でも会話を重ねるたびに、「早いほうがいい」という前提に戻っていく。

理解は示してくれる。
でも最終的には、出産のタイミングが先に決まっているように感じる。

そのたびに彼女は、自分の意向よりも出産の時期のほうが優先されているように思えたそうです。

将来像は同じでも、そこに向かう速度が違っていました。
そしてもう一つ、「誰がそのタイミングを決めるのか」という感覚も違っていたのです。

「産むのは私なのに」

二人は何度も話し合いを重ねました。
それでも温度差はなかなか埋まりませんでした。

最終的に、彼女から交際終了を申し出ることになりました。

そのとき彼女は静かにこう話してくれました。

「年上の彼の焦りは分かるんです。でも……産むのは私なのに、最初からそれありきで話が進んでいく感じが無理でした」

男性が間違っていたわけではありません。
年齢を考えれば、早いほうがいいと考えるのも自然です。

彼女も家庭を望んでいなかったわけではありません。
ただ、自分の人生の進め方を、自分の感覚で決めていきたかった。

同じ未来を見ていても、進め方の感覚が違うと、関係は少しずつ苦しくなる。
そんなことを改めて感じたケースでした。


ライター:テイカ
結婚相談所仲人。日々の面談を通して、婚活の現場で起きているリアルな変化を発信している。


【エピソード募集】日常のちょっとした体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名】