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これどうやって計算するか覚えてる?「153÷0.3+12」→正しく計算できる?

  • 2026.3.29
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小学校で習う計算、実は案外難しいものも含まれています。

特に小数や分数は、大人になってから自分で計算する機会があまりないため、どうしても計算ルールを忘れてしまいがちです。

今回の問題で、軽くルールを復習してみませんか?

問題

次の計算をしなさい。
153÷0.3+12

解答

正解は、「522」です。

スムーズに計算できたでしょうか?

「計算が途中でストップしてしまった」「誤答してしまった」という人は、ぜひ、次の「ポイント」で、計算過程を確認してみてください。

ポイント

この問題のポイントは、「小数で割る計算」です。

まず、今回の問題は153÷0.3の割り算から計算しなければなりません。

では、小学校で習う「小数で割るときの計算ルール」を復習してみましょう。

<小数の割り算(割る数が小数の場合)の計算ルール>
ステップ1:割る数が整数になるまで小数点を右に移動する。
ステップ2:ステップ1と同じ桁数分、割られる数の小数点も右に移動する。
ステップ3:割り算をする。

今回、割る数は0.3なので、小数点を右に一桁分移動すれば3という整数になりますね。

次に、割られる数の153の小数点も右に一桁分移動します。153に小数点はないように見えますが、153=153.0だと考えればOKです(以下画像参照)

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すると、次のように、式を整数の割り算と足し算にすることができます。

153÷0.3+12
=1530÷3+12

これなら、整数の計算ルールで答えが出せますね。

1530÷3+12
=510+12
=522

【おまけ】小数で割る割り算の計算ルールが成り立つ理由

小数で割る割り算では、割られる数と割る数の小数点を同じ桁数分移動して計算をします。

しかし、153÷0.3と1530÷3では、式の形はかなり異なります。本当にイコール関係になるのか、不安な人もいるかもしれません。

そんな人のために、小数で割る割り算の計算ルールが成り立つ理由について少し考えてみましょう。

153÷0.3を1530÷3にするということは、割られる数と割る数それぞれに10を掛けているのと同じことです。

ここで、割り算a÷bはa/bという分数で表せることに注目します。つまり、153÷0.3=153/0.3です。分数は分子と分母に同じ数を掛けても大きさが変わらないので、

153/0.3
=(153×10)/(0.3×10)
=1530/3

が成り立ちます。これを割り算に直すと1530÷3ですから、153÷0.3と1530÷3がイコール関係になることが分かりますね。

まとめ

今回の問題では、小数で割る計算をどのようにするかがポイントになりました。

小学校では、割る数が整数になるように小数点を右に移動する、そして同じ桁数分だけ割られる数の小数点も右に移動するというルールを習ったのではないでしょうか。このルールに従うと、整数で割る形に式を変形できるので、計算がしやすくなるのです。

割り算を分数にしてみれば、この計算ルールが成り立つ理由も理解できるでしょう。

引き続き、他の小数問題にもチャレンジしてみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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