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【47歳SEの悲哀】納期は絶対なのに評価は最低→根性論を押し付けるブラックIT企業に見切りをつけた男の逆襲【作者に聞く】

  • 2026.2.26
「100日後に退職する47歳」1日目 画像提供:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)
「100日後に退職する47歳」1日目 画像提供:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)

睡眠時間を削ってバグと格闘し、休日を返上してまで死守した納期。しかし、限界まで身を粉にして働いた見返りは、「評価基準に満たないため、今期のボーナス支給は見送る」という会社からの残酷な通告だった――。

理不尽な根性論がまかり通る職場に見切りをつけ、退職するまでの軌跡を描いた元アプリ開発者・TOMEさん(@tome_ura)のコミックエッセイが、大きな注目を集めている。

「100日後に退職する47歳」2日目 画像提供:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)
「100日後に退職する47歳」2日目 画像提供:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)
「100日後に退職する47歳」3日目 画像提供:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)
「100日後に退職する47歳」3日目 画像提供:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)
「100日後に退職する47歳」4日目 画像提供:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)
「100日後に退職する47歳」4日目 画像提供:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)

軽い気持ちで始めた連載が現実を変える

当時47歳のシステムエンジニアだったTOMEさんは、体育会系で「気合で問題を解決する」ような社風のネットサービス企業で酷使されていた。多忙な本業の鬱憤を晴らすため、彼はSNS上で『100日後に退職する47歳』というエッセイ漫画の投稿を開始する。当初は「条件の良い転職先が見つかれば辞めようかな」程度の軽い気持ちだったが、予想に反して作品は瞬く間に拡散。たった400人だったフォロワーは、最終的に6万人へと膨れ上がった。

さらに驚くべきことに、物語を描き進めるうちにTOMEさんの心境にも決定的な変化が訪れる。「だんだんと本当に退職する方向に気持ちが傾き、本格的に転職活動を始めてしまいました。漫画を描いているうちに会社への罪悪感も生まれ、結果的に100日を待たず、70日目付近で本当に辞表を提出してしまったんです(笑)」

理不尽な環境から脱出した先の「奇跡」

同業者から「トラウマが蘇る」「共感しかない」と悲鳴に似た声が殺到した本作は、その後、予想外の奇跡を起こす。なんと連載最終日に映像化のオファーが舞い込み、約2年の歳月を経て、いしだ壱成主演でAmazonプライムの独占配信ドラマとして実写化されたのだ。

無事に別企業への転職を果たした現在、TOMEさんは「前職の気まずい人間関係から解放されたのは大きなメリット。待遇面も『ボーナスゼロ』だった前職に比べれば確実に良くなりました」と率直な本音を明かす。目まぐるしく進化するIT業界で生き残るため、今はAI関連技術の習得など自己研鑽に励む日々だ。

「人生、嫌なこともあれば良いこともあるなぁと感じています」と感慨深く語るTOMEさん。理不尽な環境で心をすり減らしている現代人は、自らの手で人生の歯車を回した彼の痛快な逆転劇から、確かな勇気をもらえるはずだ。

取材協力:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)

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