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「30万超も」新築マイホームの隠れた高額費用…住まいのプロが伝授、食器棚で20万円削減する節約術

  • 2026.4.17
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出典:PhotoAC ※画像はイメージです

皆さま、こんにちは。二級建築士・インテリアコーディネーターの桐野由衣です。

リビング・ダイニング・キッチンがひとつの空間であるLDKは、キッチンで調理作業をしていても、リビングやダイニングにいる家族や来客と会話を楽しめるとして人気の間取りです。

一方で、キッチンをオープンな形にするほど、リビングやダイニングから食器棚が見えやすくなるため、色やデザインにもこだわりたいですね。

機能性にもデザイン性にもこだわるとなると意外に高コストとなる食器棚。コストカットのコツを紹介します。

食器棚の価格の相場は?

食器棚の奥行きは、オーダー品でも既製品でも40~50cmが一般的です。

しかし、横幅と高さはさまざまなサイズがあるため、ライフスタイルや家族の人数などの収納量に合ったサイズを選ぶことが大切です。

4人家族の場合、新築住宅に設置する食器棚(キッチン家電を置くカウンターを含む)の幅は150~180cm、高さは180~200cmが主流です。

既製品かオーダー品か、どのような仕様にするかなどの条件にもよりますが、このサイズだと標準グレードで15~25万円前後、高機能タイプになると30万円を超えることもあります。

食器棚のコストカットのコツ1:家具店などの市販品も検討する

キッチンメーカーの食器棚を選ぶ最大のメリットは、キッチンと扉や取っ手を揃えて統一感を出せることです。

開放感のあるLDKでオープン型キッチンを採用する場合、食器棚が視界に入りやすいですから統一感は重視したいですね。

ただし、ほぼ同じサイズ・仕様の食器棚だと、家具店などで購入する市販品のほうがキッチンメーカー品より10~20万円ほど安いため、市販品を選ぶだけで十分コストカット可能です。

キッチンと近い色の扉やカウンターの商品を選ぶなど、統一感を失わないよう選びましょう。

食器棚のコストカットのコツ2:既存品を生かして必要なサイズだけ注文する

例えばお気に入りのキッチンカウンターやキッチンワゴンを引き続き使うなら、それらを置いて余ったスペースに入るサイズの食器棚を購入するという方法も検討しましょう。

必要なサイズだけを追加するため、本体価格が抑えられます。

食器棚のコストカットのコツ3:標準グレードを選ぶ

同じサイズの食器棚でもさまざまな価格帯の商品がありますが、その価格の差は扉の機構や内部の仕上げといった細かな仕様の違いによる積み上げです。

「扉の開閉がより軽くスムーズ」「キャビネット内を集成材仕上げにして高級感を出す」といった違いによって価格差が発生しているのですが、使い勝手はほとんど変わりません。

標準グレードでも一般的な使い方をするなら何ら支障はありませんから、コストカットが優先なら標準グレードを選びましょう。

食器棚のコストカットのコツ4:キャビネットからオープンシェルフに変更する

食器棚に限らず、家具全般に当てはまることですが、キャビネットタイプよりも棚タイプの方が総じて安価です。

必要な部材が少なく、施工も早いためです。

キャビネットタイプは収納物を隠せる、ほこりがつかない、見た目がすっきりするといったメリットがあります。

しかしキッチンは調理作業の場所ですから、使う時に必要なアクションが少なく、使いやすいようアレンジできるシンプルな仕様の方が調理作業の効率は上がります。

お気に入りのカップや調理器具を並べたり、後付けのスポットライトの光を当てたりしてカフェのような雰囲気に演出するのも楽しいですよ。

ここだけはコストカットしないで!食器棚を安全に使うために

ここまでコストカットの方法をご紹介しましたが、逆に予算を割いてしっかり検討していただきたいポイントもあります。

それは「安全性」です。

食器棚は大量の食器を収納するため、地震の揺れによって扉が開くと、中の食器がかなりのスピードで飛び出すため非常に危険です。

また、本体が倒れると大けがをする可能性も考えられます。

万が一の時に大切な家族を守るためにも、「扉を耐震仕様にする」「開き戸ではなく引き戸にする」「天井面と本体を耐震部材でしっかり固定する」といった安全性の確保は妥協せず実践してください。


ライター:桐野由衣
住宅設備メーカーや住宅コンサルタント会社、大手リノベーション設計会社にて新築分譲マンションの設計変更、戸建住宅・オフィス・医療施設等の設計およびインテリアコーディネートに携わる。
建築関連分野の記事執筆・校正校閲・監修業務、企業研修講師、インテリアコーディネーター資格対策テキスト監修、工務店の施工事例集ディレクションなどの実績も多数。


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