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「エアコンは適温なのに暑苦しい…」元住宅営業が実家で目撃し、リビングの“見落としがちな原因”

  • 2026.5.30
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出典:PhotoAC ※画像はイメージです

こんにちは、元注文住宅営業マンのホリカワです。

梅雨に入ると、冷房をつけているのに体がだるい、ベタつきが消えない、といったことがよく起こります。そんなとき、つい設定温度を下げすぎていませんか。

じつはその不快感、室温だけでなく「目に入る色と素材」にも原因があるかもしれません。

リビングを見渡してみてください。冬に使っていた厚手のクッションカバーや、暖色のブランケットがそのまま残っていないでしょうか。

今回は、目に映る色や素材が体感温度に影響するメカニズムと、涼しさを底上げする工夫についてお伝えします。

エアコンは適温なのに、暑苦しかった実家のリビング

以前、実家のリビングで妙な違和感を覚えたことがあります。エアコンの温度は適切なはずなのに、なぜか暑苦しい。

原因は、冬から出しっぱなしだったボルドー色のクッションカバーと、モコモコのブランケットでした。

試しにクッションカバーをライトグレーのリネン素材に替え、ブランケットをしまっただけで、熱気がふっと抜けるような感覚がありました。

室温は変えていません。変わったのは「目に入る情報」だけです。

風鈴の音を涼しく感じるのと同じ仕組み

この現象を説明するのが「クロスモーダル知覚(異なる感覚が互いに影響し合う現象)」という脳の仕組みです。

人間の五感は、じつは互いに強く影響し合っています。

風鈴の音を聞くと涼しく感じるのは、聴覚が触覚の温度感覚に作用しているから。同じように、視覚から入る色や質感の情報も、体感温度を左右します

色彩心理学の分野では、暖色(赤やオレンジなど)は体感温度を上げ、寒色(青や水色など)は下げる効果があるとされています。

つまり冬用のインテリアを夏まで放置するのは、脳に「ここは暖かい場所だ」と誤ったシグナルを送り続けているようなものなのです。

「インテリアの衣替え」3つのコツ

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出典:PhotoAC ※画像はイメージです

ファッションに衣替えがあるように、インテリアにも衣替えが必要です。エアコンの適切な使用はそのままに、視覚からの涼感をプラスしてみましょう。

たとえば、こんなことを試してみると、

  • 冬素材のクッションやブランケットをクローゼットにしまう
  • ラグやクッションカバーなどのアイテムを青系・白系にする
  • 余裕があれば、カーテンをリネンやボイルなど軽やかな素材に替える

視覚と触覚の両方から涼感が加わるため、「もっと冷房を効かせなきゃ」という感覚がやわらぎます。

設定温度を下げすぎていた方なら、適正温度に戻しても快適に過ごせるかもしれません。

おしゃれだけじゃない、インテリア衣替えの「実利」

季節に合わせたインテリアの交換は、見た目を整えるだけの行為ではありません。

体感温度をコントロールし、暮らしの快適さと電気代の適正化を両立させる立派な実利があります。

ただし、これはあくまで冷房の補助的な工夫です。近年の猛暑では、エアコンによる適切な室温管理が最優先。そのうえで、視覚の力を味方につけてみてください。

今日、まずリビングのクッションを眺めてみてください。まだ冬の顔をしたものが残っていたら、夏物に入れ替えてみませんか。いつものリビングの空気が変わるはずです。


ライター:ホリカワ ダット
注文住宅の建築会社に営業職として従事したあと、SEOライターとして独立。500組以上の家づくり相談に携わった経験をもとに、「マイホーム取得を少しでもラクに」をテーマに、住宅ジャンルの記事を幅広く執筆中。インテリアコーディネーター/1級カラーコーディネーター(商品色彩)資格保有。


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