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高橋愛「ふだん通りに歌えず困りました」 モーニング娘。時代、生理中の不思議な現象

  • 2026.2.17

ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、「私とフェムケアの話」。モーニング娘。時代から布ナプキンを使っていた高橋愛さん。揺れるメンタルとの向き合い方を伺いました。

生理のことを話せる人がいると安心できます

高橋愛さん「生理のことを話せる人がいると安心できます」

好奇心旺盛でいち早く布ナプキンにトライ

2001年から約10年間、モーニング娘。のメンバーとして活躍していた高橋愛さん。早くから布ナプキンを使い始めていたそう。

「いつからだったか、はっきりとは覚えていなんですけど、取り換えて持ち帰るための袋を持ち歩いていた記憶があるので、グループ在籍中であることは確かです。今は、量が多い日はオーガニックの紙ナプキン、少なくなってきたら布ナプキンや吸水ショーツと使い分けています。日本人って真面目だから、0か100かで考えがちですよね。一気に布ナプキンに変えずとも、量が少ない日に試して、慣れてきたら使う機会を増やしていく。無理そうならやめる。それでいいと思います」

使い始めるきっかけは、ファッションのフェスに出展していた布ナプキンの会社のブースに立ち寄ったことだった。

「環境や女性の体にいいと聞き、そういうものがあるんだとワクワクしました。知らなかったことを知れるのが楽しいんです。最近、アルジタルというところのデリケートソープを愛用しているんですが、作った方に歯磨き粉から始まったブランドだと伺って、面白いなって。フェムケアに限らずアイテムにまつわる物語や作り手の想いを聞いたほうが、使い続けられる気がします」

モーニング娘。時代、生理中に不思議な現象が起きていたそう。

「いつもと音が違って聞こえるんです。聞き取れるはずの音が聞こえない感覚があって、ふだん通りに歌えず困りました。でも、私はマシなほうで、立ち上がれないほど生理痛が重い子もいました。極端なダイエットや薄着の影響もあったのかな。体を温めたほうがいい、という知識も当時はなかったですし…。でも、安倍(なつみ)さんは食事や、今でいう温活の意識が当時から高かったと思います。“オーガニック”という言葉は安倍さんから教わりましたから」

生理前はイライラする自覚がある。そうでなくともSNSで心ない言葉をぶつけられることもある職業。「読んで傷つくこともありますよ~!」と笑う。そのおおらかさは、ポジティブオーラ全開だったアイドル時代を彷彿させる。

「人の数だけ考え方があるし、私が傷ついたということは、自分もそこを気にしていたんだろうと。気づかせてくれてありがとうという気持ち! もはやイラッとしている自分を面白がってさえいます(笑)。でも、モーニング娘。時代も実際はポジティブではなくて。先輩方が卒業した後、プレッシャーや責任を感じていましたし、“モーニング娘。はこうじゃなきゃいけない”と決めつけて、自分で自分を縛っていました」

心境の変化には、2014年に結婚したお笑い芸人のあべこうじさんの存在も大きかった。

「あべさんには『生理だからイライラしている、ごめん』って伝えます。話しづらくて一人で抱え込んでしまう方もいると思うんですけど、自分の状態をわかってくれている人がいるだけで安心できます。相手も、知ったら、そうなんだと理解できますよね。あべさんは資格取得のために産後ケアについて勉強をしていたのでちょっと特殊ですけど、『女性にとってホルモンの影響がどれほど大きいか、男性は知っておくべき』と言っていました。そうした理解のある人と一緒にいられて幸せです」

お話を伺った方

高橋 愛

たかはし・あい 1986年9月14日生まれ、福井県出身。2001年、オーディションに合格し、モーニング娘。5期メンバーとしてデビュー。2011年、グループを卒業しソロ活動をスタートさせる。俳優、バラエティなど幅広く活動中。

写真・内山めぐみ ヘア&メイク・鈴木海希子 取材、文・小泉咲子

anan 2483号(2026年2月10日発売)より

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