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白湯にはどんな効果がある? 習慣的に飲むべき5つの理由

  • 2026.2.14

白湯を飲むことを習慣にしたい理由

Close-up of glasses of water with back lighting. Minimal concept

TikTokなどのソーシャルメディアで取り上げられる健康のためのヒントの多くは、実は何世紀にもわたってさまざまな文化が日常に取り入れてきたものだったりする。なかでも今、再評価されている習慣のひとつが白湯を飲むことだ。

バンコクにあるウェルネスと医療施設RAKxa Integrative Wellnessのメディカルディレクターで中国伝統医学教育者であるパス・ハリサディによると、白湯を飲むことは中国伝統医学(TCM)では長寿のための習慣とされており、消化器系を助け、エネルギーの流れのバランスを整えてくれるという。白湯は消化の“燃料”であり、体内の栄養素の分解を助けると彼女は説明する。「熱は血管拡張剤の役割を果たします。温かい水を飲むと、胃腸の平滑筋がリラックスし、気(生命エネルギー)と血行が促進されるのです」

「この消化の燃料(である白湯)は、中国伝統医学で消化を司る臓器である胃と脾臓(ひぞう)の比喩と考えることができます。食べ物を適切に分解し、栄養素を吸収し、健康で強い気を全身に循環させるためには、温かいものが必要なのです」と付け加えるのは、Set Your Intention Acupunctureの創始者であり鍼灸師とハーバリストの資格を持つサヘル・フサイニ。「それとは反対に、氷を入れた冷たい水を飲むと、消化が始まる前に胃の内容物を温めようとさらなるエネルギーを消費させ、消化機能を弱めてしまいます。その結果、腹部膨満感、消化不良、食後の疲労感といった症状を引き起こすのです」

西洋医学の観点からは、リチャージ・ヘルス社の共同設立者兼クリニカルディレクターであるズーリア・フロスト医学博士が、白湯を飲むと神経系へ「休息と消化」のシグナルが送られると教えてくれた。また、消化をサポートし、膨満感を抑え、腸の動きを活発にする働きもあるという。白湯が私たちの代謝に及ぼす影響についての研究は限られており、その恩恵はほとんど間接的なものだというが、それでも白湯を飲むことで多くの健康効果を期待できる。最も一般的なメリットは以下の通り:

1. 腸の健康促進

「温かいものは、体内の水分をより効率的に代謝するのに役立ちます。消化不良の原因となる余分な湿気や冷えを体外に排出するのを助ける(そして体内の流れをクリアで軽い状態に保つ)ことができるのです」とハリサディ。フロストは、温かいお湯は胃腸をリラックスさせ、食べ物を消化器官に押し流すほか、よりゆっくりと、より“マインドフルな”飲食ができると付け加える。

2. デトックス

胃のエネルギーは、体内の老廃物を排出するために下へ下へと移動するようになっているとハリサディ。白湯を飲むことで、その働きがより効率的になるという。

3. 腹痛の緩和

ハリサディによれば、白湯は老廃物を排出しやすくするため、生理痛や腹部膨満感をはじめとする腹痛の緩和にも効果がある。

4. 水分補給のサポート

1日に必要な水分を摂るのに苦労しているなら、なおさら白湯を飲むべきかもしれない。フロストの患者の多くは、白湯のほうが水分補給がしやすくなると感じているそうだ。

5. 胃への負担と精神的ストレスの緩和

白湯は副交感神経系(「休息と消化」)を促進するため、フロストによれば、白湯はリラックスを促し、ストレスに関連した消化器系の問題を軽減するのに役立つという。そのほかにも、鼻づまりを楽にしたり、心を落ち着かせる儀式的な効果もあるそうだ。

白湯を飲むことによるデメリットはある?

白湯を飲むことによるデメリットはほとんどないが、注意すべき点がいくつかある。フロストによると、食事以外の時間に熱いお湯を飲むと、胃液が早く分泌される可能性があり、すでに胃腸が敏感な人は消化不良を起こす可能性がある。

中国伝統医学では、熱いお湯を飲むことが体やエネルギーの不調和を引き起こすかどうかを考慮する必要があるとハリサディは言う。例えば、風邪などにより発熱しているときや、体質的に平熱が高いなど、体がすでに「オーバーヒート」している場合、熱いお湯を飲むのは「火に薪をくべる」ようなもので、さらに体が熱くなるという。陰虚(東洋医学において体内の水分が不足している状態)の人は、温かいお湯を飲むと脱水症状が悪化する可能性があり、炎症や湿熱に悩まされている人も同じく注意が必要だ。

白湯の効果的な飲み方

ハリサディによると、白湯を飲むのに最適な時間といったようなものはなく、自分の体に合っていると感じるタイミングでOK。スケジュールを立てたいのであれば、消化器系を活性化しサポートするために食事の前後に飲むようにとフサイニはアドバイスする。中国伝統医学では、胃の気は午前7時から9時の間に最も活発になると言われており、朝いちばんに胃をサポートするのが効果的だと言われている。

また、「仕事が忙しくなると十分な水分を摂るのが難しくなるので、朝は水分補給を増やすのに理想的な時間帯だと思います」とハリサディ。「簡単なことのように思えますが、これが多くの患者の健康に大きな違いをもたらしているのです」

白湯にハーブを混ぜること、さらなる健康効果が期待できることもある。中国伝統医学では、レモンや柑橘類は肝臓の機能を、新鮮な生姜は免疫力を高めると言われており、ほかにもゴジベリー(クコの実)やナツメを加えると、身体に活力を与えることができるそうだ。カモミールや菊の花にリコリスルート(甘草)を足せば、体内にこもった熱を取り除き、エネルギーのバランスを整えることができる。もちろん、普通の白湯でも問題ない。「何も加えていない白湯が最もニュートラルで、広く推奨されています」とハリサディも話す。

フロストも同様に最もシンプルな方法を勧めており、朝か食間に、温かい白湯をゆっくり飲むのが理想的だと言う。消化促進のために、レモンや生姜などを加えてもいい。しかし、胃腸が弱い人はシンプルな白湯がベストだ。「大切なのは一貫性、節度、そして無理に流行を取り入れるのではなく、自分の体の声に耳を傾けること」と彼女は強調する。

Text: Audrey Noble Adaptation: Motoko Fujita

From VOGUE.COM

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