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愛するパートナーのために。獣医師が説く「実はおすすめしない」ペットグッズ10選

  • 2026.2.12
Hearst Owned

ペットを飼い始めたばかりの初心者でも、10年ペットを飼っている人でも、必ずやりたくなることがあります。それは、ペットが健康で幸せに過ごせるよう、ありとあらゆるものを買ってあげること。理論的には、最新で人気のあるおもちゃや食べ物を買うことはいいことのように聞こえるかもしれませんが、必ずしもそうすべきだということではありません。むしろ、購入は慎重にすべきで、リサーチをしていない場合はなおさらです。

「マーケティングは薬と同じではありません」と語るのは、獣医師でカリフォルニア州アナハイム・ヒルズにある動物病院「VEG ER for Pets」のメディカル・ディレクター、ヴェロニカ・ヴィラヌエヴァ医師。「ペット用品はしばしば、動物の健康のためではなく、人間にアピールするよう考案されています。食事やサプリメント、薬の類いは、ペットに与える前にすべてかかりつけの獣医師に相談しましょう」

では、個別の相談をする前に、獣医師たちが「今すぐペットに買い与えるのをやめた方がいい」というペット用品をご紹介します。

Jena Ardell / Getty Images

動物の皮でできた犬用のガム

ヴィラヌエヴァ医師によると、動物の皮を使ったガムは化学的に処理し、乾燥させたものなので、ペットに買い与えるのは避けた方がよさそう。

「犬はこうしたガムをうまく消化できませんし、大きな塊が胃や腸で膨張して、窒息したり、詰まったして、緊急外科手術で取り除かなくてはいけなくなることもあります」「歯が折れたり、細菌に汚染されるリスクもあります」とのこと。

ヴィラヌエヴァ医師は、皮でできたガムのかわりに、デンタルケア用のおやつやゴム製のおもちゃをおすすめしています。

Jena Ardell / Getty Images

伸縮リード

今やどこにでもある伸縮リードですが、愛犬にとってはメリットよりデメリットの方が多いかも。「犬が引っ張るときにゆとりがあるので、リードトレーニングの目的と逆になってしまいます」と語るのは、獣医師でペットのための天然サプリメントを扱う「Pet Honesty」の獣医アドバイザー、ヴィクトリア・カーメラ医師。「また、伸縮リードについているロックが故障することもあるし、リードが伸びきった時の突然の衝撃で飼い主と犬の両方がケガをする可能性もあります」

安全で効果的なリードマナーのためには、4〜6フィート(約120〜180cm)のスタンダードなリードに、マーチンゲールカラー(引っ張った時に、完全に首輪が締まらないような構造になった首輪)をつけるのが、カーメラ医師のおすすめ。

Anastasiia Voloshko / Getty Images

市販薬

ペットの具合が悪そうだと、市販薬をあげたくなるかもしれません。でも、ペット保険「Embrace Pet Insurance」の獣医師、リザ・カーン医師は、イブプロフェン、ナプロキセン、アセトアミノフェンなどの人間用の鎮痛剤は決してペットに使用してはいけない、と言います。

「多くの市販の鎮痛剤は、特にネコには危険で、深刻な害を及ぼす可能性があります」とカーン医師。「ペットショップで、『犬用アスピリン』として販売されているものでも獣医はおすすめしません。こうした製品は著しい副作用を引き起こすだけでなく、獣医師が処方できる薬の種類を制限することにもなるからです。」ペットの体調が悪い場合は、獣医師の診察を受け、適切な診断と治療を受けるのが最も安全です。

Elizabeth Fernandez / Getty Images

小さすぎるトイレ

狭い家には小さなトイレが便利かもしれませんが、ネコにとってはいい選択とは言えません。「ネコが不適切な排尿をする一因は、トイレが小さすぎることです」とカーン医師。「多くのトイレはとにかく小さすぎるのです。特に成猫にとっては。」

カーメラ医師によると、トイレのサイズは少なくともネコの体長の1.5倍、そして、原則として一匹につきトイレ1つ+1だそう。

Lourdes Balduque / Getty Images

犬用シャンプー

ペット保険「Healthy Paws Pet Insurance」の獣医師コンサルタント、ザック・ピロソフ医師によると、犬のためのシャンプーと銘打って販売しているからといって、犬の皮膚に安全な設計になっているとは限らないのだとか。

「多くの製品が薬(有効成分)と添加物(不活性成分[AK1] )のすべてを開示しておらず、時間とともに害を及ぼす可能性のある、きつい化学薬品を含んでいる場合があります」とピロソフ医師。「ノミやダニの駆除など、効果を証明することを求められないまま、証拠のない謳い文句を掲げているものもあります。」

ピロソフ医師によると、成分をすべて表示していて、主に天然成分で作られたものがおすすめだそうです。

Kosamtu / Getty Images

犬用マルチビタミン

広告を見ていると、自分のペットにもマルチビタミンが必要な気がしてきますが、そんなことはあまりありません。「新鮮なものであれ、伝統的なものであれ、きちんと配合された食事を与えられている犬なら、基本的にマルチビタミンの必要はありません」とピロソフ医師。「こうした食事はペットに必要なビタミンやミネラルを満たすよう、すでに設計されているからです。」

もし愛犬にビタミンが足りていないのではないかと心配なら、かかりつけの獣医師に相談して、適切なアドバイスをもらうのがおすすめです。

Sally Anscombe / Getty Images

穀物不使用のペットフード

穀物不使用のペットフードはヘルシーを売り物にしていますが、多くのペットにとって何もメリットはありません、とヴィラヌエヴァ医師。「一部の配合は、食事に関わる心疾患や拡張型心筋症と関連づけられています。」でも、「真性の穀物アレルギー(まれですが)のために処方されたものでないかぎり、こうした食事はリスクを伴う可能性があります。」

獣医師に相談し、ペットに必要な栄養に応じた食事をすすめてもらうのが一番良さそうです。

Maryna Terletska / Getty Images

ノミ・ダニ予防薬

獣医師で、獣医療サービス会社「Small Door Veterinary」のメディカル・ディレクターを務めるアシュリー・スミス医師によると、ホメオパシーのハーブやエッセンシャルオイルをベースにしたノミ・ダニ・フィラリア予防薬は、より安全で自然な代替品として売られていることが多いですが、その効果は実証されていません。

「特にフィラリア症は命に関わる病気で、ペットが感染すると、治療費がかかり、リスクが高く、時には治療が不可能になることもあります」とスミス医師。「天然素材でできた製品は一時的に虫を遠ざけるかもしれませんが、確実に寄生虫を殺し、感染を予防することはできないし、飼い主は偽りの安心感を持ってしまう可能性があります。」

スミス医師によれば、愛犬家が使うべきなのは獣医師が推奨するノミ・ダニ・フィラリア予防薬で、これらはFDA(米国食品医薬品局)かEPA(環境保護庁)の承認を受け、正しく使えば安全で効果があることが実証されています。

M-Production / Getty Images

レーザーポインターのおもちゃ(ネコ用)

飼いネコを楽しませてあげたいなら、レーザーポインターはおすすめできません。「レーザーポインターはネコの狩猟本能を刺激しますが、決して獲物をとらえることはできないため、フラストレーションや不安、強迫行動を引き起こす可能性があります」「繰り返し使用することにより、ストレスによる攻撃的行動、過剰なグルーミング、あるいは、不適切な尿マーキングなどにつながることもあります」

レーザーポインターのかわりにスミス医師がおすすめするのは、ネコが物理的につかまえられる猫じゃらしや、おやつ探しパズル、または小さな獲物型のぬいぐるみなどの、相互作用のある玩具。

Catherine Falls Commercial / Getty Images

粗悪な玩具

飼い猫や飼い犬が夢中になれるおもちゃを探している飼い主さんは、質の悪いおもちゃに手を出してはいけません。

「こうしたおもちゃは壊れやすく、破片を飲み込んだ場合には窒息したり、腸閉塞を起こしたりするリスクがあります」とスミス医師。「粗末なおもちゃは、ごく短期間でペットに飽きられ、すぐに壊れてしまう傾向があるため、退屈やフラストレーションを増大させる可能性もあります」

スミス医師が飼い主におすすめするのは、噛んだり、脳に刺激を与えたりするために設計された、長持ちするおもちゃに投資すること。丈夫なゴムのおもちゃや、おやつ探しパズルなどは、より安全で、より長く楽しむことができます。

From: Good Housekeeping US

Translation: Mayuko Akimoto

※この記事は、2026年2月12日時点の内容です。

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