1. トップ
  2. 「定年後に旅行しようと…」50万円分の旅行券が10年前に期限切れ 絶望の淵で見せたチェリストの〝粋な神対応〟が話題

「定年後に旅行しようと…」50万円分の旅行券が10年前に期限切れ 絶望の淵で見せたチェリストの〝粋な神対応〟が話題

  • 2026.3.4
image

人生には、時に目を疑うような「まさか」の瞬間が訪れます。

チェリストであり、今年1月末まで約40年にわたり九州交響楽団(九響)の団員として活躍した鈴木淳さん(@SuzukiVc)が投稿した、ある「悲劇」と、その後に続いた「粋すぎる対応」が話題です。

「定年後の夢」が詰まった50万円の重み

鈴木さんが投稿したのは、長年寄り添ってきた奥さまとの、大切な約束の結末でした。

「定年退職したら夫婦で海外旅行でもしよう」と旅行積立というのをしていて、満期で受け取った旅行券ウン十万円分が10年前に有効期限切れしていた事に今日家内が気付いた😇 pic.twitter.com/fWbWVXtogE

— SUZUKI Atsushi (@SuzukiVc) March 3, 2026

このポストを目にして、思わず目を疑った人も多いのではないでしょうか。定年後の楽しみとして、夫婦で大切に温めてきた旅行券。しかし、奥さまが気づいたとき、有効期限が過ぎていたというのです。

その金額、なんと50万円分

この投稿には、「絶望しかない」「自分なら一週間は寝込む」と、鈴木さん夫妻の喪失感に寄り添う声が殺到。そんな中、事態は思わぬ方向へ動き出します。

「私への施しは不要」元職場への思い

鈴木さんの知人がSNS上で、「こうなったらクラウドファンディングを立ち上げて、ハワイへ行っていただきましょう!」と書き込みました。ところがこの投稿に、鈴木さんはすかさず…

鈴木さんのXより:「私個人はそんなクラファン要らんから、もし施しをする気がある方は九響(元職場)に寄付をお願い致します」

と投稿したのです。素晴らしいと思いませんか…!

50万円分の旅行券は、もう戻ってきません。 しかし、それをユーモアに変えて発信した鈴木さんの明るさと、自分よりも音楽の世界の未来を想うその姿勢は、私たちの心に深く、静かに響き続けています。

ライターコメント

40年にわたり、オーケストラの一員として音を紡いできた鈴木さん。その「粋」な振る舞いに触れ、どんな音色を奏でる方なのだろうとSNSを覗くと、そこにはお孫さんの誕生を喜ぶ「おじいちゃん」の顔をした鈴木さんの演奏動画がありました。幸せを噛み締めるような優しい旋律と笑顔に、こちらまで胸がいっぱいになります。失われた旅行券以上に価値のある、かけがえのない時間を鈴木さんはもう手にされているのかもしれません。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

ゆんちの最新記事

元記事で読む
の記事をもっとみる