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【中尾ミエさん】年齢を重ねたからこそ始めたい趣味!「書道の魅力」厳しい指導の結果は?

  • 2026.2.3

【中尾ミエさん】年齢を重ねたからこそ始めたい趣味!「書道の魅力」厳しい指導の結果は?

20 年以上前の出会いをきっかけに書道を習い始めたミエさん。今回は書道の師・関岡昌子さんをお招きし、久しぶりの書道レッスンを行いました。 「書くときは体幹を整えて」「まっすぐに!」そんな厳しい指導のもと書き上げた1枚は「バッチリ」「素晴らしい♪」と先生も絶賛!

書道の楽しみを教えてくれた先生との出会い

もう20年以上前になります。ある日、私の元に『華』という硬筆雑誌とお手紙が届きました。雑誌の巻頭には、私がテレビでフランス料理を食べている姿を見て、「お手元美人」と称してくださる記事が。さらに「この人が字を書いているところを見たい」とも書かれていました。
その記事を執筆し、送ってくださったのが大阪在住の書道家・関岡昌子先生。お手紙には「ミエさんが大阪へ来ることがあればお会いしたい」と綴られていました。それが関岡先生との出会いです。

その後、私は大阪で舞台に出演することになりました。
第一部が藤田まことさんのお芝居、第二部が伊東ゆかりちゃんと私のショー。出番までの空き時間がもったいないから何かやることはないかなと考えたとき、「そうだ、関岡先生は大阪の方だから、書道を教えていただけないかしら」と思い立ち、連絡してみました。
そうしたら先生は書道の道具一式を持参して、楽屋で教えてくださったんです。約1カ月の公演中、毎日、毎日。その次の公演地の名古屋にも来てくださいました。先生のおかげで有意義な時間が過ごせたと思っています。

書道の先生って、普通は横線がどうの縦線がどうのと、技術的なことから教え始める方が多いと思いますが、関岡先生はそうじゃなくて「まずは住所と名前から勉強しましょう」。すぐ役に立つことを教えてくださいました。
ゆかりちゃんは「写経をやりたい」と言ったけれど、先生は「いいですけど、それはいつ役に立つんですか?」って。私たちは仕事柄、パーティーなどに出席する機会が多いので、たしかに写経よりは住所と名前を上手に書けるようになったほうが助かるわけです。先生のおかげで記帳の際も自信をもって書けるようになりました。

年を重ねた今こそ書道は趣味にぴったり

関岡先生のアドバイスでサインも変えたんですよ。先生にご指導いただいて、誰でも読めるサインにしました。サインペンでシャシャッと書いたのでは味気ないから、なるべく筆ペンで書くようにしています。そこに落款印(らっかんいん)を押すだけで見栄えがよくなるし、字もうまく見えるような気がします。
書道を始めて少したった頃、私の友達が「展覧会をやろう」と言い出しました。でも、私には作品なんてない……。関岡先生に相談すると、「大丈夫、大丈夫。合宿してつくりましょう」って。そこで2日間合宿して、作品をつくり上げました。「書」というのはおこがましいので、「遊筆展」という名の個展を2009年に開催しました。
実はこのところ、書道はちょっとお休みしていたんです。でも、今回の撮影でまた始めようかなという気持ちになりました。年をとると、だんだん漢字が思い出せなくなったりしますよね。そうなったら漢字を調べながら手紙を書くより、仮名を勉強して仮名で手紙が書けたらいいなと思って。昔の女性はみんな仮名で書いていたわけだし、もう漢字で悩まずにすみますからね。

でも、仮名は難しい。ただ書けばいいわけではなくて、空間や行間をどうつくるか、どの文字を大きく・小さくするのか……シンプルな分、芸術的センスが必要です。やればやるほど奥が深い世界なんですよね、書道って。だからこそ、年を重ねてからの趣味にも最適だと思います。
そもそも字がきれいって、やっぱりいいじゃない? これからは「お手元美人」から「筆美人」になりたいなと思っています。

【PROFILE】なかお・みえ●1946年、福岡県生まれ。62年「可愛いベイビー」でデビュー。歌手だけでなく俳優としても映画や舞台などに多数出演し、バラエティ番組でも幅広く活躍。著書に『60 代から女は好き勝手くらいがちょうどいい』(和田秀樹さんとの共著/宝島社)など。

撮影/山田崇博 スタイリング/松田綾子(オフィス・ドゥーエ) ヘア&メイク/杉村 修 取材・文/本木頼子 取材協力/大阪タケザキ

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