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「寿命を縮める可能性が」ソーセージを毎日食べ続けた人の“末路”…その後、身体に起こる“驚きの異変”【管理栄養士が解説】

  • 2026.2.20
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

忙しい毎日の中で、つい頼りがちな加工食品。「体に良くないって聞くけど、具体的に何がどう健康に影響するの?」そんな疑問を抱えながらも、手軽さから選んでしまう方も多いのではないでしょうか。

しかし、何気なく口にしているその食品が、知らぬ間に健康リスクを高めているとしたら……?

この記事では、専門家である管理栄養士の小池三代子さんに、特に注意すべき加工食品と、それが体に及ぼす影響について詳しく伺いました。さらに、完全にやめるのではなく、無理なく健康的な食習慣を続けるための具体的なヒントもご紹介します。今日から実践できる「最初の一歩」を見つけて、あなたの健康を守りましょう。

WHOが「発がん性あり」と断定! 加工肉の知られざるリスクとは?

---毎日食べがちな加工食品(例:ハム・ソーセージ、カップ麺、菓子パンなど)のうち、特に健康リスクが高いとされる3つと、その具体的な理由を教えていただけますでしょうか?

かきねキッチン 管理栄養士 小池三代子さん:

「毎日何気なく食べている加工食品の中には、習慣化することで健康リスクが高まると指摘されているものがあります。特に健康リスクが高いとされる3つは以下の通りです。

1.加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコン)
これらは塩分が非常に多く、日常的に摂取すると高血圧のリスクが高まります。また、保存性や色味を保つために使用される亜硝酸ナトリウムなどの発色剤は、体内で発がん性が疑われるニトロソアミンに変化する可能性があります。世界保健機関(WHO)の専門機関である国際がん研究機関は、加工肉を「グループ1(ヒトに対して発がん性がある)」に分類しており、大腸がんとの関連が指摘されています。毎日食べる習慣がある場合は特に注意が必要です。

2.カップ麺(インスタントラーメン)
最大の問題は塩分と脂質の多さです。スープまで飲み干すと、1食で1日の推奨塩分量を超えてしまうこともあります。慢性的な塩分過多は高血圧や脳卒中、心疾患のリスクを高めます。また、揚げ麺タイプの場合は飽和脂肪酸も多く、肥満や脂質異常症につながりやすい点も懸念されます。さらに、野菜やたんぱく質が不足しやすく、栄養バランスが偏ることも問題です。

3.菓子パン
菓子パンは精製された小麦粉、砂糖、バターやマーガリンなどを多く含み、糖質と脂質が非常に高い食品です。血糖値を急上昇させやすく、インスリンの過剰分泌を招きます。血糖値の乱高下が繰り返されると、肥満や2型糖尿病のリスクが高まります。また、トランス脂肪酸(製品による)や添加物も含まれる場合があり、長期的な摂取は動脈硬化などの生活習慣病のリスク要因となります。」

「一杯で1日分の塩分超えも…」カップ麺が秘める肥満・病気のリスク

---上記の加工食品を毎日摂取することで寿命が縮まる背景には、具体的にどのような栄養学的要因や体内の生理学的変化が関わっているのでしょうか?

かきねキッチン 管理栄養士 小池三代子さん:

「◎栄養学的要因(栄養バランスの乱れ)
加工食品は一般に、高エネルギー、高塩分、高糖質、高飽和脂肪酸でありながら、ビタミン・ミネラル・食物繊維が不足する低栄養な傾向があります。
食物繊維は腸内環境の維持や食後の血糖値の上昇をゆるやかにするのに役立ちますが、加工の過程で失われやすく、加工食品にはほとんど含まれていません。
過剰摂取を避けたい栄養素を多く含み、積極的に摂取したい栄養素が不足しているため、栄養バランスが崩れ、健康リスクが高まると考えられてます。

◎体内の生理学的変化
加工食品の常用は、以下のような健康状態の低下をもたらすことがあります。
・脂質、糖分、塩分の過剰摂取は、体内で代謝しきれないエネルギーとなり、活性酸素を過剰に発生させ、細胞や組織にダメージを与える可能性があります。

・食品添加物の蓄積や食物繊維の不足は、腸内の善玉菌を減らし、腸内環境(腸内フローラ)のバランスを崩します。腸内環境の悪化は免疫機能の低下や慢性炎症の持続と関連し、全身の健康に悪影響を及ぼすことがあります。
・高糖質・高脂肪の食事はインスリンの効きを悪くし、2型糖尿病やメタボリックシンドロームを引き起こす可能性があります。
・加工肉に含まれる亜硝酸ナトリウムなどは、体内でアミンと反応し、発がん性物質(ニトロソアミン)に変化する可能性があります。
・トランス脂肪酸や過剰な塩分が動脈硬化を促進し、心筋梗塞や脳梗塞の要因となる可能性があります。
・高カロリーな加工食品は栄養価が低いのに食欲を増進させるため、過食に繋がりやすいです。

これらの要素が複合的に絡み合い、長期的には重大な生活習慣病の発症リスクを高めます。その積み重ねが結果として寿命を縮める可能性があるのです。」

菓子パンが血糖値を乱高下!? 栄養不足が引き起こす「体内の異変」

---加工食品を避けたいと思いつつも忙しい毎日で難しいと感じる方が、明日から無理なく実践できる「最初の一歩」を教えていただけますでしょうか。

かきねキッチン 管理栄養士 小池三代子さん:

「忙しい毎日の中で加工食品を完全に避けるのは現実的ではありません。無理なく、明日からできる「最初の一歩」は、「量」と「頻度」を意識することです。

具体的には、
・毎日菓子パンやカップ麺を食べているなら、2日に1回にする
・カップ麺のスープは全部飲まずに残す
・毎日2個菓子パンを食べていたら、1個にしてフルーツやゆで卵に置き換える
・休日だけ加工食品を控える

など、100%加工食品をやめることを目指すのではなく、まずは自分がどれくらい加工食品を摂っているかを把握し、今より少しだけ減らす工夫をすることです。

また、加工食品を単品で食べている場合は、体に良いものを1つ付け加えることもおすすめです。

・カップ麺に乾燥わかめを加える
・菓子パンにゆで卵やヨーグルトを添える
・そのまま食べられるフルーツやトマトを一緒に食べる
・加工肉に冷凍野菜を追加する
など、足すことで栄養バランスを改善することができます。

大切なのは、“頑張ること”ではなく“続けること”です。無理して完璧を目指すと、続けることが難しくなります。
一品足す、常備品を変える、週1回だけ意識する。このような行動が、長い目で見れば体調や体型、さらには将来の健康寿命を大きく左右します。
これならできそう!と思えることから始めてみてください。」

「やめる」より「工夫する」!明日からできる健康習慣の第一歩

日々の生活に欠かせない加工食品ですが、専門家の見解からは、その習慣的な摂取が私たちの健康寿命を縮めるリスクがあることが分かりました。しかし、忙しい中で加工食品を完全に避けるのは現実的ではありません。

大切なのは、「100%やめる」ことを目指すのではなく、「量」と「頻度」を意識して、無理なくできる「最初の一歩」を踏み出すことです。

例えば、毎日食べているなら2日に1回に減らす、スープは全部飲まずに残す、単品で食べるなら野菜やゆで卵など体に良いものを1つ足してみる、といった小さな工夫から始めてみましょう。コンビニで買える乾燥わかめをカップ麺に入れる、冷凍野菜を加工肉と一緒に調理する、菓子パンにヨーグルトを添えるなど、手軽にできることはたくさんあります。

“頑張ること”よりも“続けること”が、長期的な健康維持には不可欠です。今日からできる「これならできそう!」と思える小さな行動が、あなたの体調や体型、そして将来の健康寿命を大きく左右するはずです。まずは自分の食生活を把握し、少しずつ良い変化を取り入れてみてください。


監修者:かきねキッチン 管理栄養士 小池三代子

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。



 

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