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管理栄養士「今日からやめてほしい」→何気なく使っている『みりん』…調理する時に注意すべき“NG使用法”とは?

  • 2026.2.13
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出典元:phootAC(※画像はイメージです)

煮物や照り焼きなど、和食の「味の決め手」となるみりん。 甘みとコクをプラスしてくれる心強い味方ですが、実はそのポテンシャルを最大限に引き出せている人は意外と少ないかもしれません。

「とりあえず最後に入れておけばいい?」「保存はどこでも大丈夫?」 そんな何気ない習慣が、実は料理の仕上がりを邪魔していることも……。今回は管理栄養士の視点から、「今日からやめてほしい」NGな使い方を徹底解説。「本みりん」と「みりん風調味料」の使い分けから、プロ推奨の保存術まで、いつもの料理がワンランクアップする秘訣をお届けします。

みりんって何?知っておくべき基本情報

まずはみりんの基本から押さえましょう。みりんは日本の伝統的な調味料で、もち米、米麹、焼酎(アルコール)から作られています。甘味が強く、料理に照りやコクを与えるのが特徴です。

みりんのアルコールも、煮物に奥行きを出したり、生臭さや嫌な香りを飛ばす効果があります。

しかし、みりんには「本みりん」と「みりん風調味料」があり、商品によって成分やアルコール含有量が異なります。特に市販の「みりん風調味料」はアルコールが少なく、糖類や調味料が多めに添加されていることが多い点に注意が必要です。

みりんのNGポイントを深掘り!

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

みりんをより長持ちさせる保存方法や、調理の際に気をつけたいことを深堀りしていきましょう。

<NGな保存方法>

冷暗所以外で保存する

未開封のみりんは直射日光を避け、温度変化の少ない場所に置くだけでOK。ですが開封後は特に空気と温度管理が重要になります。「本みりん」は常温でも保存可能ですが、冷暗所でしっかりとキャップを締め、直射日光の当たらない戸棚やパントリーの奥などで保管しましょう。「みりん風調味料」は防腐力となるアルコールが少ないため、雑菌が繁殖しやすい傾向があります。そのため開封後は必ず冷蔵庫で保存し、早めに使い切りましょう。

<NGな調理方法>

みりんを使用する時の順番

本みりんにはアルコールが含まれています。調理の最初に使うことにより、アルコールの働きが最大限に活用されて、生臭さを軽減させる・荷崩れを防ぐ・味を染み込みやすくさせるなどの効果を発揮します。一方、照り焼きなどで「てり・つや」をつけたい場合は調理の最後にいれるとよいでしょう。

加熱しないで使用する

アルコールを含む「本みりん」は、加熱しないで使うとアルコール分が残ります。特に、子ども、妊娠中の方、アルコールに弱い方が食べる料理には、加熱によってアルコールをしっかり飛ばすことが大切です。

「正しく選んで、正しく使う」が理想の味への近道

みりんは、種類ごとの特性を理解して使い分けることで、料理の腕を一気に引き上げてくれる魔法の調味料です。最後に、今日から意識したい「みりんを使いこなす3つの約束」を振り返りましょう。

  • 「本みりん」と「みりん風」で保存場所を変える アルコール度数の高い「本みりん」は冷暗所へ、アルコールが少なく傷みやすい「みりん風調味料」は必ず冷蔵庫で保管しましょう。
  • 「先入れ」で旨みを染み込ませ、「後入れ」でツヤを出す 煮崩れを防ぎたい時は調理の最初に、照りを出したい時は仕上げにと、タイミングの使い分けがプロの技です。
  • アルコールを飛ばす「ひと手間」を忘れずに 特にお子様やアルコールに弱い方が食べる場合は、加熱不十分にならないよう要注意。煮切ることで旨みだけを凝縮させることができます。

もしこれまでの習慣に「NGポイント」があっても大丈夫。保存場所や入れる順番を少し変えるだけで、今日からの食卓はもっと美味しく、健康的なものに変わります。調味料を味方につけて、毎日の料理をもっと楽しみましょう!


監修者:西島 理衣(管理栄養士)
千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡日帰り手術クリニック健診プラザ所属の管理栄養士。子どもから大人までの食育と栄養指導に携わり、「薬だけに頼らない健康づくり」をサポート。日常生活で実践しやすい食事アドバイスを得意としています。食事から始める健康づくりを、千葉柏駅前健診プラザでお手伝いします。


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