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「特に避けるべき」医師が警告。実は“お茶”もダメだった…水分補給には適さない『NGな飲み物』とは?

  • 2026.2.22
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出典元:phootAC(※画像はイメージです)

「喉が渇いたから、冷たいお茶やジュースで水分補給をしよう」……ちょっと待ってください。その一杯、実は逆効果かもしれません。 こまめな水分摂取は健康維持に不可欠ですが、実は私たちが日常的に口にする飲み物の中には、「水分を補給するどころか、逆に体の水分を奪ってしまう」ものがあるのです。 今回は、医師の視点から、水分補給として選んではいけない「NGな飲み物」の正体と、その意外な理由について分かりやすく解説します。

なぜ水分補給で飲み物の種類が重要なのか?

水分補給は体の調子を整えるうえで重要ですが、実は『何を飲むか』がカギとなります。一般的には水やお茶、スポーツドリンク、ジュースなどさまざまな選択肢がありますが、その中には水分補給の役割を果たしにくいものがあります。

なぜなら、コーヒーやお茶に含まれるカフェインや、ジュースや炭酸飲料の糖分は利尿作用を促し、結果的に排尿量が増えてしまうため、水分が体に留まりにくいのです。

特に高齢者や運動時、熱中症の予防のための水分補給では、飲み物の選び方が間違っていた場合、その後の健康にも直結しすることも。そのため、飲み物ならなんでもOKという認識ではなく正しい知識を知っておくことが大切です。

お茶もダメ?避けるべき『NG飲み物』とは

では、具体的にどんな飲み物が水分補給に適さないのでしょうか。

まず、注目したいのはごく一般的に飲まれている「緑茶や紅茶などのお茶類」です。お茶にはカフェインが含まれていて、その働きにより利尿効果が生まれます。適量を楽しむのは問題ありませんが、長時間大量に飲むと体の水分が外に出てしまい、脱水を起こしやすくなるので注意が必要です。特に高齢者や子どもはカフェインの影響を受けやすいため、水分補給の際は純粋な水をメインにするのが望ましいでしょう。(ノンカフェインは除く)

次に、スポーツドリンクやジュースも見逃せません。糖分が多すぎる飲み物は、体内の水分バランスを崩しやすく、逆に喉の渇きを促進してしまう場合があります。また、炭酸飲料も同様に糖分が多く、さらに胃腸に負担をかけることもあるため、熱中症対策としては不向きです。一方で、無糖の麦茶のようにカフェインが含まれないものは体に優しく、水分補給に適しています。

さらに、アルコール飲料も水分補給には大敵。アルコールは強い利尿作用があり、摂取するとかえって体内の水分が失われてしまうため、喉が渇く感覚があっても水分補給としては効果的ではありません。熱中症予防の場面では特に避けるべきです。

このように、一般的に「飲み物=水分補給」と思っていても種類によっては逆効果になる可能性があるため、正しい知識を持つことが重要です。

水分補給は「何を飲むか」が健康のカギ

「飲み物さえ飲んでいれば脱水は防げる」という思い込みは、時に健康を損なうリスクに繋がります。カフェインや糖分、アルコールなどが体にどう影響するかを知ることは、自分や家族の身を守るための第一歩です。 特に暑い時期や体力を消耗する場面では、「何を飲むか」が運命の分かれ道。純粋な水やノンカフェインの麦茶など、体に負担をかけない選択を心がけましょう。 正しい知識に基づいた水分補給を習慣にして、一年中、健やかで乾かない体づくりを目指していきたいですね。


監修者:浅草橋西口クリニックMo 頴川 博芸

静岡県沼津市出身。日本大学医学部中退、東海大学医学部卒業、順天堂大学大学院医学研究科修了。順天堂大学医学部附属静岡病院で初期臨床研修修了後、順天堂大学医学部附属順天堂医院、越谷市立病院、順天堂大学医学部附属練馬病院などを経て現在は浅草橋西口クリニックMo院長、順天堂大学医学部附属順天堂医院食道・胃外科非常勤助手。資格は日本専門医機構外科専門医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本医師会認定産業医など。趣味は旅行。