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「こんなこと書かないと…」網走市で観光客が…目撃された危険行為に「外国語でも周知した方が」「迷惑極まりない」

  • 2026.2.27
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

そんな中、2026年2月20日、北海道小清水町の海岸で流氷の上に乗って遊んでいた男子大学生2人が沖へ流され、消防隊員が泳いで救助に向かい、約1時間半後に救出される事故が起きました。大学生たちは意識はあり病院に搬送されたとのことですが、一歩間違えれば大きな事故につながっていたことでしょう。

これを受け、網走市がSNSで「流氷の上に乗らないでください」と注意を呼びかけています。今回は、その注意喚起の内容と、安全に流氷を楽しむ方法についてご紹介します。

「命の危険にさらされます」網走市が強く注意喚起

今回の事故を受け、網走市は2026年2月20日、すぐに公式X(旧Twitter)で以下のような注意喚起を行いました。

投稿には「流氷の上に乗ることは大変危険な行為です」と黄色の警告マークつきで書かれているだけでなく、「命の危険にさらされます」という強い言葉も見られます。網走市がいかに緊張感を持って呼びかけを行っているかわかりますね。

流氷は「氷の地面」ではなく、海に浮かぶ「氷の塊」。乗った瞬間から、沖へ流される危険と隣り合わせなのです。

また、網走市観光協会も同日、公式サイトで「流氷の上に乗るのは本当にお止めください」と呼びかけています。観光協会によると、流氷が海岸まで流れ着くと海と浜の境界線が見えにくくなるため、気づかないうちに流氷の上へ足を踏み入れてしまうことがあるといいます。「ちょっとくらい大丈夫だろう」と遊んでいて、気づいたら沖へ流されていた…という事態になりかねないため、流氷の可能性がある場所には近づかないことが大切です。

水温0度以下の海に落ちたら…生存時間はわずか15分~45分!

では、万が一流氷から海へ転落してしまったら、どうなるのでしょうか?

国土交通省が公開している資料によると、水温10℃未満の場合、落水直後に意識不明に陥る可能性が高く、救助の状況にかかわらず短時間で死亡する可能性が高いと記されています。

さらにアメリカ沿岸警備隊のデータでは、水温が0度以下の場合、意識不明になるまでの時間は15分以内、生存予想時間はわずか15分~45分とされています。

気象庁の過去5年のデータによると、2月下旬の網走の海水温は氷点下。つまり、転落からわずか15分以内に意識を失う可能性があるということです。

前述の事故では、大学生2人が約1時間半にわたって沖に取り残されていました。流氷の上にいたからこそ助かった命でしたが、もし海に転落していたら…と考えると、ゾッとしますね。

「ちょっと乗るだけ」のつもりでも、バランスを崩して海へ落ちてしまう可能性はゼロではありません。冬の海は、想像をはるかに超える危険な場所なのです。

流氷を安全に楽しむ方法はたくさんある!

「流氷に近づくのは危険。では流氷は遠くから眺めることしかできないの?」と思った方、そんなことはありません。安全に、思いっきり流氷を楽しめる方法がたくさんあります。ここでは、網走市観光協会おすすめの体験をご紹介します。

流氷観光砕氷船おーろら
船に乗って、間近で流氷を感じられる約60分のクルーズです。船内は暖かいので寒さが苦手な方も安心。タイミングが合えば、野生動物との思わぬ出会いが待っているかもしれません。

JR観光列車流氷物語号
冬の期間だけ走る特別な観光列車で、車窓に広がる雪と氷の景色を楽しめます。のんびり座ったまま絶景を堪能できるので、体への負担が少ないのも魅力です。

流氷ファットバイク
雪道でも走れる幅広タイヤの自転車で、冬の海岸線をめぐるツアーです。ガイドさんがそばについてくれるので、自転車に慣れていない方でも気軽に参加できます。

流氷カヤック
氷の合間を縫いながら、冬のオホーツク海をカヤックで進むツアーです。事前に装備を準備しなくても参加できるので、手ぶらで気軽に申し込めます。

流氷ウォーク
特別な装備を身につけ、ガイドとともに流氷の世界に足を踏み入れる体験です。実際に足で踏みしめる流氷の感触は、写真や動画では伝わらないものがあります。

いずれも安全性に十分配慮されているので、「流氷を近くで見てみたい!」という方はぜひ検討してみてください。自分の目で見て、肌で感じる流氷の迫力は、きっと忘れられない思い出になるはずです。

流氷の美しさと危険性、両方を知っておこう

今回の事故や注意喚起に対し、SNS上ではさまざまな声が上がっています。

「流氷の危険性を知らず、危険な目にあったことがある」という声がある一方、「北海道に住んでいたから、小さな頃から流氷の危険性を知っていた」という地元出身者からのコメントも。地域によって、流氷に対する知識や感覚にはかなり差があるようです。

また、「当たり前のことだと思う」「注意しなくてもわかるのでは」「迷惑極まりない」「こんなこと書かないとわからないのか」という厳しい意見も寄せられていました。さらに「外国語でも周知した方がいいかも」という声もあり、国内外を問わず広く注意を呼びかける必要性を感じている方もいるようです。

流氷は、美しい自然現象です。しかしその一方で、マイナスの水温の海に浮かぶ「氷の塊」であることを忘れてはいけません。「ちょっと乗るだけ」が、命取りになる可能性があるのです。せっかくの流氷観光を楽しい思い出にするためにも、安全な方法で流氷と向き合ってくださいね。


参考:
北海道_網走市公式X(@abashirisi)2026年2月20日投稿
流氷の上に乗るのは大変危険です、絶対にお止めください。(一般社団法人 網走市観光協会)
流氷に乗って遊んでいた大学生2人、沖へ流される…消防隊員が泳いで救出「危険なので遊ばないで」(読売新聞オンライン)
第2回 水温検討第三者委員会 資料(国土交通省)
沿岸域の海面水温情報 網走地方沿岸(気象庁 沿岸域の海面水温情報 網走地方沿岸)
知床流氷ウォーク(知床斜里町観光協会)


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