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「なぜ行けると思った」国交省が“画像付き”で晒した危険行為に批判殺到「迷惑でしかない」「理解に苦しむ」

  • 2026.2.5
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出典:PhotoAC ※画像はイメージです

冬本番を迎え、全国各地で大雪の予報が出ています。「雪が降る前にスタッドレスタイヤに変えたほうがいいかな?」「大雪に備えて、タイヤチェーンの準備をしておこうか…」と迷っているドライバーの方も多いのではないでしょうか?

そんな中、国土交通省 福井河川国道事務所の公式X(旧Twitter)アカウントが投稿した注意喚起が話題となっています。

投稿によると、2026年1月29日15時頃、福井県美浜町の国道27号で、ノーマルタイヤの車両がスタックを起こしてしまったとのこと。スタックとは、雪にタイヤがはまってしまい動けなくなる現象を指します。

国土交通省 福井河川国道事務所はこの件について「ノーマルタイヤはNG!」と注意喚起し、「一歩間違えれば、大規模な滞留に繋がります。命を守るため、ご協力お願いします」と強く呼びかけました。

そこで、今回は国土交通省が「雪の際に心がけてほしいこと」として注意喚起している内容について詳しく掘り下げます。

雪道でノーマルタイヤは危険!国土交通省の警告

国土交通省は、「雪道でのノーマルタイヤ走行の危険性」について継続的に注意喚起しています。ここでは、国土交通省の発表している警告例について具体的に取り上げます。

スタックが発生しやすくなっている場所と事故の詳細をSNSで共有

1つ目は、雪道で起こった事故の詳細をSNSで共有する取り組みです。事故が起こった日時と場所、事故の原因を写真付きでSNSに載せ、「冬用タイヤを装着してください」「チェーンを装着してください」といった呼びかけを毎回しています。

中には、「スタック車両を掘り出している事務所職員たちの写真」を掲載することも。「スタックが起こった場所」と「スタックが起こるとどうなるか」を具体的に発信することで、同じ場所を通るドライバーに注意喚起を行っています。

ノーマルタイヤでの積雪路走行は法令違反であることを周知

また、国土交通省や関連部署は、「大雪予想時は外出を控えて!」をはじめとする注意喚起ポスターも多数作成し、貼り出しています。ポスターには、下記の内容がはっきりと記載されています。

  • ノーマルタイヤは積雪路を走る想定で作られていないこと
  • 積雪・凍結道路ですべり止めの措置をとらない運転は法令違反になること

「スタッドレスタイヤに変えたり、チェーンを装着したりするかどうかは任意でしょう?」「ノーマルタイヤで事故なく走行できれば問題ないのでは?」と軽く考えているドライバーが少なくないため、地域によっては法令違反になることを繰り返し周知しているようです。

最近では、ポスター以外にも動画やラジオでも同様の内容を発信し、ドライバーに呼びかけています。

「ノーマルタイヤはNG」はマナーではなく"ルール"

前章でも触れた通り、雪道をノーマルタイヤで走行することは「マナーやモラルの問題」ではありません。地域によっては法令違反になることもある大切な「ルール」なのです。

違反したら最大7千円の反則金あり!

たとえば、国土交通省のポスターには、次のような記載があります。

ノーマルタイヤでの積雪・凍結道路走行は 法令違反!

都道府県道路交通法施行細則または道路交通規則にて積雪または凍結した路面での冬用タイヤの装着等いわゆる防滑措置の義務が規定されています。(沖縄県を除く) 違反行為は、反則金の適用となります。
出典:雪への備え(国土交通省近畿地方整備局福井河川国道事務所)

沖縄県を除き、さまざまな規則で「防滑措置の義務」が定められています。

ルールですから、もちろん違反した場合には「反則金」もとられます。反則金は、普通車で約6千円、大型車等で7千円程度が科されます。決して軽い金額ではありませんね。「知らなかった」「うっかりしていた」では済まされないのです。

スタッドレスタイヤでも通行できない場合がある!?チェーン規制とは

さらに注意したいのが「チェーン規制」です。「ノーマルタイヤで雪道を走れないことはわかった!じゃあ、冬用タイヤに変えておけば大丈夫だな」と思っている方も多いかもしれませんが、実は、大雪時に路面状況や標識で「チェーン規制」が出される区間では、スタッドレスタイヤを装着していてもチェーン装着が必須です。

チェーン規制は、特別警報が出されるくらい降雪量が多いときに実施されます。過去に大規模なスタックや事故が発生した地域を中心に「4WDであっても、冬用タイヤであっても、タイヤチェーンを装着してもらう」ことで、危険を回避する取り組みです。

もちろん、これもマナーではなく「ルール」です。チェーン規制の行われている場所では、タイヤチェーンを装着していなければどんなに運転が上手でも通してもらうことはできません。

ルールを守って雪道を安全にドライブしよう!

SNS上では、国土交通省の注意喚起に対して「なぜ行けると思ったのか、理解に苦しむ」「どのくらい危険で迷惑か、知らないのか」「取り締まりを強化してほしいな」「雪道をノーマルタイヤで走らないのは当然のことだと思う。厳しく対処してほしい」「迷惑でしかない」といった声が寄せられています。多くの方が、雪道でのノーマルタイヤ走行の危険性を深刻に受け止めていることがわかります。

今回は、国土交通省が呼びかけている「雪道でのノーマルタイヤNG」について、その詳細と具体的なルールをご紹介しました。

雪道をノーマルタイヤで走行することは、多くの地域で法令違反にあたります。そして、もし1台の車が動けなくなれば何百台もの車が巻き込まれる大規模な渋滞や事故が発生するおそれもあります。どんなに運転が上手な方でも、油断してはいけません。

雪の予報が出ている地域にお住まいの方、これから雪の降る地域へ出かける予定のある方は、冬用タイヤへの交換やタイヤチェーンの準備を忘れずに。ルールを守って、この冬を無事に乗り切りましょう!


参考:
国土交通省 福井河川国道事務所(@mlit_fukui)公式Xアカウント2026年1月29日投稿
国土交通省 福井河川国道事務所(@mlit_fukui)公式Xアカウント2026年1月24日投稿
国土交通省 福井河川国道事務所(@mlit_fukui)公式Xアカウント2026年1月11日投稿
今冬の大雪時の道路交通確保について(国土交通省)
雪への備え(国土交通省近畿地方整備局福井河川国道事務所)
チェーン規制Q&A(国土交通省)


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