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運転手「車内マイクでお願いしても…」バスで目撃された“乗客の行動”に「緊張感が不足している」「座りたくても…」

  • 2026.3.1
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

路線バスに乗ったとき、空席があるにもかかわらず立ったままでいる乗客を見かけたことはないでしょうか。SNSでは、こうした状況に戸惑う現役バス運転手の声がたびたび投稿され、改めて関心を集めています。

「空いている席があるのに座らず立っているお客さんがいて困る」「車内事故防止のためにも、できるだけ座ってほしい」。

中には、車内マイクで着席をお願いしても応じてもらえなかったケースもあるといい、運転手たちの切実な思いが伝わってきます。

では、空席があるときに座ることは、なぜそれほど重要なのでしょうか。

やむを得ない急ブレーキで転倒…バス車内の危険を知ろう

国土交通省東北運輸局によれば、バス事業者は発車時の着座確認や完全停止後の扉開閉など、安全運転に努めています。しかしながら、やむを得ず急ブレーキや急ハンドルを使用しなければならない場面があり、乗客がバランスを崩して転倒・負傷するケースが起きています。

バス車内での転倒事故の主な原因として、以下のようなケースが挙げられています。

  • バスの発進・加速時に手すりをしっかり握っていなかった
  • 次のバス停で降りるために、走行中から出口に向かって移動していた

神姫バスをはじめ多くのバス事業者では、「席が空いていればお座りください。お客様の着席を待ってから発車します」と案内しており、乗客の着席は安全運転の大前提となっています。満席の場合は、必ずつり革や手すりにしっかりつかまることが求められています。

高齢者・子どもは特に気をつけて

千葉県我孫子市が公表している啓発情報では、転倒のリスクについて次のようにまとめられています。

  • 着席できる場合は、走行中は必ず着席する
  • 立っている場合は、手すりやつり革にしっかりつかまる
  • 高齢者は転倒しやすく、骨折から寝たきりになるリスクが特に高い
  • 周囲の人は、高齢者に席やつかまりやすい場所を譲るよう心がける

また、降車する際は、バスが完全に停止してから席を立ちましょう。「もうすぐ降りるから」と走行中に立ち上がることが、転倒事故の大きな原因のひとつとなっています。

子どもの場合も同様です。車内を歩き回ったり立って移動したりすることは非常に危険であり、乗車中は座席に座って過ごすことが基本となります。

バスに乗るときは、空いている席に座ろう

SNS上では、「時速40キロで走っているのに、つり革だけを頼りにすることへの緊張感が不足している」といった共感の声が上がっています。また、「座っていなければ発車しない仕組みにしてほしい」という意見も見られます。

一方で、「座りたくても、周囲の状況や様々な事情から立ち続けざるを得ないこともある」という声もあり、一概に乗客の意識の問題とは言い切れない側面もあるようです。

それでも、空席があるときに着席することは、自分自身を守るだけでなく、運転手が安全に運転できる環境を整えることにもつながります。短い距離でも、ぜひ空いている席に座ってバスを利用してみてください。


参考:
乗合バスの車内事故防止について(国土交通省 東北運輸局)
なくそう!バス車内での転倒(我孫子市)
ご利用方法・乗車券のルール(神姫バス)


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