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「重要な兆候です」介護のプロが警告。実は『認知症』の初期症状かも…意外と見落としがちな“3つの特徴”とは?

  • 2026.1.28
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

年齢を重ねれば、誰でも「あれ、なんだっけ?」という瞬間は増えるものです。しかし、「最近、物忘れがひどいな」で済ませているその症状、実は単なる老化現象ではなく、認知症のサインかもしれません。認知症は早期に気づくことで、進行を緩やかにしたり、生活の質を守ったりすることができます。今回は、見逃してはいけない「3つの初期症状」について解説します。

第1の兆候:記憶力の低下は単なる老化ではない?

年齢を重ねると、誰しも少しずつ記憶力は衰えます。

しかし、認知症の初期段階では、記憶の問題はより深刻です。

日常生活で必要なことを忘れてしまう回数が増えたり、特に最近の出来事や会話の内容を覚えていなかったりします。

例えば、お子さんやお孫さんの名前がすぐに思い出せなくなる、財布の置き場所を頻繁に忘れる、日常的に行っていた趣味や活動の手順が分からなくなったりすることがあります。

これらは年齢による普通の物忘れとは異なり、何度も繰り返され日常生活に支障をきたすレベルです。初期段階の記憶力低下に気づくかどうかが、認知症の早期発見の鍵となることがあります。

第2の兆候:計画力や判断力の低下

認知症の影響は記憶だけにとどまりません。

もう一つの重大な兆候は計画力や判断力の低下です。

認知症の初期症状として、自分の行動を計画・整理することが難しくなり、さらに判断する力も衰えていくことがあります。

具体的には、家計の管理が困難になる、買い物の際に必要なものを思い出せない、調理手順を間違えるなどが例として挙げられます。また、そうした判断力の低下は人間関係や対人コミュニケーションにも影響を及ぼし、相手の意図を誤解したりコミュニケーションがぎくしゃくしたりする結果を招くこともあります。

第3の兆候:気分や性格の変化

認知症と聞くと、記憶や思考面の障害に注目しがちかもしれませんが、実は気分や性格の変化も重要な兆候です。

以前は社交的だった人が急に孤立しがちになったり、興味があったことに対して急に興味を失ったりする様子は、認知症の初期段階に見られることがあります。

また、感情の変動が激しくなることも特徴的で、とても短気になったり、逆に無気力になることがあります。これらの変化は周囲の人には気づかれにくいものですが、本人には自覚がないことも多いので注意が必要です。

違和感があれば専門家へ相談を

これら3つの兆候(記憶力・判断力・性格の変化)は、日常の中で少しずつ現れます。

「おかしいな」と思ったら、見て見ぬふりをせず、早めに専門家や医療機関に相談しましょう。早期の対応こそが、ご本人とご家族の安心した生活を守るための第一歩です。


監修者:原田 如庵
主任介護支援専門員(ケアマネジャー)・社会福祉士。
医療福祉の現場で15年以上にわたり、高齢者やそのご家族への相談支援に携わる。地域包括支援センターや在宅介護の現場での経験を活かし、終活やエンディングノート、相続準備など人生のしまい方に関する情報を、現場目線でわかりやすく伝えることを心がけている。