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医師「効果が期待できない」→かえって『白髪』を進行させる…実は見直すべき“3つのNGアイテム”とは?

  • 2026.1.31
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「最近白髪が増えてきた…」と、慌ててケア用品を買いに走る方は少なくありません。しかし、良かれと思って毎日使っているそのアイテムが、実は白髪対策としては的外れだったり、場合によっては頭皮環境を悪化させていたりすることをご存知でしょうか。

「白髪に良い」というイメージだけで製品を選んでしまうと、根本的な解決から遠ざかってしまう可能性があります。今回は、医師の視点から「白髪対策と誤解されがちな3つのアイテム」をピックアップ。なぜそれらが不十分なのか、そして本当に未来の黒髪を守るために必要な「根本ケア」とは何かを詳しく解説します。

白髪は「色素が作られないこと」によって起こる現象

白髪は、髪の毛の色を決める「メラノサイト」という色素細胞の働きが低下し、メラニン色素が生成されなくなることで起こります。

このメラノサイトの機能は、加齢・ストレス・栄養不足・血流低下などの要因によって衰えることがわかっています。
つまり、白髪を予防・改善するためには、頭皮の環境を整え、メラノサイトが活発に働ける状態を保つことが重要なのです。

ところが、「白髪に良さそう」というイメージだけで選んでしまうと、メラノサイトには直接効果がないアイテムを使い続けることにもなりかねません。

白髪に“効果ナシ”!?実は見直したい3つのアイテム

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

次に、白髪には効果が期待できない“よくある3つのアイテム”を紹介します。

1. カラートリートメント(表面だけ染まるタイプ)

カラートリートメントは「白髪が目立たなくなるから使っている」という人が多いアイテムのひとつです。
確かに一時的には髪色を整えることができますが、これは“白髪を染めているだけ”であり、白髪の進行を止めたり、改善したりするものではありません。

また、製品によっては髪の表面をコーティングしてしまい、栄養や水分が内部に届きにくくなることで、乾燥やダメージの原因になることもあります。

白髪そのものを減らすことは難しいものの、頭皮環境を整える成分(ビタミン・アミノ酸・ミネラル)を配合した頭皮美容液や育毛ローションの方が根本ケアにつながります。

2. スカルプシャンプー(洗浄力が強すぎるタイプ)

「頭皮環境を整えるために」とスカルプシャンプーを選んでいる人も少なくありません。
しかし、洗浄力が強すぎるタイプのスカルプシャンプーは、頭皮の皮脂を取りすぎて乾燥を招き、かえって血行不良や炎症を引き起こすことがあります。

特に「メントール配合」や「さっぱり系」と書かれた製品には、白髪予防の観点からは注意が必要なケースも。アミノ酸系など低刺激で保湿力のある洗浄成分を使ったシャンプーを選ぶことで、頭皮を守りながら健やかな環境を保つことができます。

3. 髪の表面だけをケアするトリートメント

白髪が気になるからと「しっとり系のトリートメント」を選んでいる人もいますが、毛髪の表面に作用するだけのケアでは、白髪の根本的な予防や改善にはつながりません。

特にシリコーン系成分(ジメチコンなど)により髪の表面を覆ってしまうと、頭皮に残留しやすくなり、毛穴の詰まりや頭皮トラブルにつながる可能性があります。

トリートメントは毛先にだけつけるようにし、頭皮にはつかないよう注意しましょう。
あわせて、頭皮用の美容液やエッセンスを取り入れて、毛根に必要な栄養を届けるケアをプラスするのがおすすめです。

「隠すケア」から、未来を守る「育むケア」への転換を

「白髪に良さそう」という流行やキャッチコピーに惑わされないために、私たちが意識すべきなのは「そのケアが毛根のメラノサイトに届いているか」という視点です。

白髪を隠すためのケアと、白髪を予防するためのケアは、似ているようで全くの別物。今日から以下の4つのポイントを意識して、日々のルーティンを見直してみましょう。

  • カラートリートメント頼みを卒業し、頭皮の土壌を整えるケアを導入する
  • シャンプーは「洗浄力」よりも「低刺激と保湿」で選ぶ
  • トリートメントは毛先のみ。頭皮には専用の美容液で栄養を与える
  • 食事・睡眠・ストレスケアなど、体の中からメラノサイトをサポートする

髪の印象が変わるまでには時間がかかります。しかし、今日から「根本ケア」に切り替えることが、数年後のあなたの髪の美しさを決める大きな一歩になるはずです。


監修者:浅草橋西口クリニックMo 頴川 博芸

静岡県沼津市出身。日本大学医学部中退、東海大学医学部卒業、順天堂大学大学院医学研究科修了。順天堂大学医学部附属静岡病院で初期臨床研修修了後、順天堂大学医学部附属順天堂医院、越谷市立病院、順天堂大学医学部附属練馬病院などを経て現在は浅草橋西口クリニックMo院長、順天堂大学医学部附属順天堂医院食道・胃外科非常勤助手。資格は日本専門医機構外科専門医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本医師会認定産業医など。趣味は旅行。