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歯科医「なるべく控えてください」→実は『歯の黄ばみ』を悪化させてる…日常的にやりがちな“3つのNG習慣”とは?

  • 2026.1.31
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「最近、鏡を見るたびに歯の黄ばみが気になる」「写真に写る自分の笑顔に自信が持てない」……そんな悩みを感じたことはありませんか? 歯の白さは、清潔感や若々しさを象徴する大切なパーツ。実際、白い歯は表情を明るく見せる一方で、黄ばみは実年齢以上に老けた印象を与えてしまうこともあります。

多くの人が「加齢だから仕方ない」と諦めがちですが、実は、歯を白くしようと頑張っている「毎日の習慣」こそが、黄ばみを悪化させている原因かもしれません。今回は歯科医の視点から、意外と知られていないNG習慣と、白さを守るための正しい向き合い方を解説します。

歯が黄ばむ原因は?加齢だけではない2つのタイプ

歯の黄ばみは、大きく分けて「外因性の着色(ステイン)」と「内因性の変色」の2種類に分けられます。

■ 外因性の着色(ステイン)

コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、チョコレートなど、色の濃い飲食物に含まれる色素が、歯の表面の「ペリクル」というたんぱく質の膜に沈着することによって起こります。
また、喫煙によるタールの付着も代表的な外因性着色の原因です。

■ 内因性の変色

加齢や遺伝、薬剤(抗生物質など)によって、歯の内側(象牙質)の色が変化することで起こる変色です。
加齢とともにエナメル質(歯の表面)が薄くなると、内側の象牙質の黄色っぽい色が透けて見えるようになります。

これらに加えて、実は「やってしまいがちな生活習慣」や「間違ったケア」も、歯の黄ばみを助長する原因になることがあるのです。

歯の黄ばみを悪化させる“やりがちなNG習慣”とは?

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

以下は、歯科医が指摘する「歯の黄ばみを進行させてしまう代表的なNG習慣」です。
気づかずに続けているものがないか、チェックしてみましょう。

1. ゴシゴシ強く歯を磨いている

「黄ばみが気になるから」といって力強くブラッシングをしてしまうと、エナメル質を傷つけて削り取ってしまうことがあるので、なるべく控えてください。
これにより歯の表面が荒れ、着色しやすくなるだけでなく、象牙質の色が透けやすくなって黄ばみが目立つようになります。力を入れずに、小刻みに優しく磨くのが基本。毛先の柔らかい歯ブラシを使い、1回3分以上かけて丁寧に磨きましょう。

2. 口の中が乾燥している(唾液の減少)

唾液には自浄作用があり、食べ物の色素や汚れを洗い流す役割があります。
しかし、水分摂取が少なかったり、口呼吸の癖があると口の中が乾きやすくなり、色素が沈着しやすい環境ができてしまいます。

水をこまめに飲む、口を閉じて鼻で呼吸する、ガムを噛むなど、唾液の分泌を促す習慣を取り入れましょう。

3. ホワイトニング効果をうたう研磨剤入りの歯磨き粉を長期間使用

「歯を白くしたいから」と研磨剤入りの歯磨き粉を選んでいる人も多いですが、毎日使うとエナメル質を削りすぎる可能性があります。
また、研磨により表面が荒れると、かえってステインがつきやすくなることも。週に数回の使用にとどめ、普段は低研磨・フッ素配合の歯磨き粉を選ぶと安心です。

未来の笑顔を守るのは「削るケア」より「守るケア」

歯の黄ばみ対策で最も大切なのは、今ある白さを「削らない・乾燥させない」という守りの姿勢です。 毎日の何気ない行動を見直すことが、数年後のあなたの印象を大きく左右します。

今日から意識したいホワイトニング習慣:

  • 磨く力は「優しく」: 歯ブラシは毛先の柔らかいものを。
  • 飲食後の「うがい」: 着色しやすいものを摂った後は、水で流すだけでも効果的。
  • 唾液を出す工夫: 鼻呼吸を意識し、お口の自浄作用を最大化する。
  • 賢いアイテム選び: 研磨剤の有無を確認し、目的に合わせたケアを。

「一生懸命ケアしているのに結果が出ない」と感じたら、一度その方法が自分に合っているか立ち止まって考えてみてください。正しい知識に基づいた「守るケア」こそが、自信に満ちた白い歯への一番の近道です。


監修者:まつむら⻭科クリニック 院⻑ 松村賢(まつむら・けん)

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「いつまでもおいしく食べる」をモットーに、2015(平成27)年に地元である宮城県大崎市に「まつむら歯科クリニック」を開院。歯周病治療などの予防歯科を中心とし、保険診療・審美歯科・ホワイトニング・インプラント・義歯(入れ歯)・摂食嚥下リハビリテーション・訪問診療など、幅広い診療を行っている。
<経歴>
奥羽大学歯学部卒業(医師免許取得)
東北大学大学院歯学研究科博士課程修了(⻭学博士)
仙台市内歯科クリニック 分院⻑
まつむら歯科クリニック開院